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どれだけ日本がなめられているのか?を自覚するということ【前編】

沖縄の尖閣諸島付近の日本領海で中国漁船が再三の警告を
無視したうえ、船体を海上保安庁の巡視船にぶつけてくる
という暴挙に対し、違法操業の疑いという事で、その中国
漁船の船長を逮捕した事件・・。
この時点で、中国の漁船という立場でどれだけ日本をなめて
いるのか?が良くわかる事件である。そう・・日本は

【中国に対し、絶対にぶっ放さない!】

という中国には確証がある。
日米同盟があって沖縄にアメリカ軍がいても、アメリカと
いうのは、領土問題や隣国問題に関しては当事国同士で
決着をつけさせるというのがアメリカの基本方針である。
それをきちんと知っている中国は日本にいるアメリカなど
問題ではないのだ。

よって、日本に対して強硬姿勢・・事件後、中国は

○不当逮捕と主張
○5回に及ぶ日本大使の呼び出し
○ガス田交渉の延期通告
○日本の海洋調査の妨害

という事を行っているが、そこの事件に対し、日本は
国内法に基づいて粛々と対応・・国際法上で日本の領土
での事件なのでと当然だ。

さて、常に問題視されている【尖閣諸島】だが、沖縄県
石垣市にある魚釣島、大正島、久場島、北小島、南小島の
【5つの島】と、沖の北岩、沖の南岩、飛瀬の【3つの岩礁】
のよって構成されている・・。
大正島だけ【国有】で米軍の射爆場になっているのを
除けば、実は残りの4つの島は個人所有の島だったりする。
例えば、魚釣島などは年間4000万円で国にレンタルされて
いる・・(笑)
1895年、当時中国は清王朝、日本は明治政府に時代。
その当時【尖閣諸島】は無人島で、明治政府が1885年から
10年をかけて領有状況を調査、無人島である事、他国の
支配下でない事、特に一番近い【清】の支配下ではない事
をきちんと確認を取って、日本では【尖閣諸島】を日本の
領土にするという事を1895年1月に閣議決定し、沖縄県に
編入し、 国際的にも日本の領土と認められ、日本人の
入植も行われ日本の領土となる。
その後、アホウドリの羽毛の採取や海鳥の剥製の製作
だとか、鰹節工場などの産業を中心に最大約200人もの
人たちがきちんと居住していたのは有名な話・・。
その後、鰹節工場の閉鎖と第二次世界大戦が開戦とが
重なり、1940年には引き上げが起こり、尖閣諸島は再び
無人島になる・・。
で、御存知の通り日本が負け、1945年には【尖閣諸島】
は沖縄と共にアメリカに

【サンフランシスコ平和条約・第3条(南西諸島や
 小笠原諸島を合衆国の信託統治に置くことの承認)】

に基づいて、それぞれ緯度、経度で示されて統治される。
この時点でも、中国側が尖閣諸島を自国の領土と考えて
おらず、なんらの異議を唱えていない・・。
そして、1972年に沖縄返還、それと同時に【尖閣諸島】
も返還される・・が、その間の1968年・・ここで大きな
転機が訪れる事になる・・。
この1968年に国連が東シナ海の海底調査を行う・・。
すると、東シナ海の海底には埋蔵量が豊富な【油田】が
存在する可能性があると発表される。
その後、翌年の1969年には、その量が【イラクの埋蔵量】
に匹敵する量で【推定1095億バレル(日本人が40年間
使う量に匹敵!)】という世界に三本の指に入る巨大な
油田地帯である事がわかる・・。
すると、中国&台湾がここからしゃしゃり出てくる事になる。
1971年6月に台湾、12月に中国が相次いで領有権の主張を
始める・・何を今更・・(笑)

【後編】に続くよぉぉぉ・・
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