マクドナルドのハッピーセット騒動。
少なくとも最近だけでも「ちぃかわ」
「マインクラフト」「星のカービィ」の
ハッピーセットで、同じ転売問題を
繰り返しているにも関わらず、今回の件
を見る限り、今の所、マクドナルドが
転売問題を解決するつもりは無いと
言えそうだ。
とはいえ、転売に関しては正論で
片付けられない部分もある。
例えば、自分のように土日に休めない
人間もいるし、参加できたとしても、
この暑さの中で並ぶのは嫌だし、
場所によっては手間や交通費をかける
くらいなら、上乗せ額で買った方が得
だと思う人間の側面もある。
だから転売問題は
「正論だけでは片付けられない」
ものであり、100%解決する案は
この世に存在しない・・。
では、どこに責任があるのか?
その議論は専門家や当事者に任せる
として、違う視点で見れば
「実はマクドナルドはほとんど損をしていない
むしろ得しかしていない」
という点に気付く事だ。
単純に今回のイベントで不満が
ありそうな顧客層を考えてみる。
◯ポケモンカードが欲しい「1. カード目的の層」
◯廃棄されたバーガーに怒る「2. 食品ロスを許さない層」
◯この猛暑の中、開店前から並んだ「3. バイト層」
◯単純にセットが欲しかった「4. 子ども層」
ざっとこの4つだろう。
しかし、「1. カード目的の層」は次回の内容
によってはマクドナルドに興味はない。
「2. 食品ロスを許さない層」の“意識高い系”も、
そもそもマクドナルドに興味がない。
「3. バイト層」はお金がもらえるから、
あるいは儲かるから並んでいるだけで、
やはりマクドナルドそのものには関心がない。
つまり「1〜3の層」はマクドナルドの
コアな顧客層ではないのだ。
最後の「4. 子ども層」は、次に大人が
食いつかない企画で喜ばせれば、すぐに
忘れるし、そもそも毎度高い単価を
払ってくれる訳ではない低価格帯層である。
結局、一番不満を持つ4つの層は、
マクドナルドにとってほぼノーダメージ
である事がわかる・・。
ではメリットは?
ハッピーセットを「大人が飛びつく人気
コンテンツ」と組み合わせれば、従来の客は
もちろん、今回のように転売ヤー達が
大勢殺到する。
転売騒動になれば、当然メディア露出も増える。
まさに毎度お馴染み
「転売ヤーとSNSとテレビ」
という「無料広告部隊」の完成だ(笑)
それを見た
「値段が上がるかもしれないから買っておこう」
という中間層が動き、さらに客足が増える。
そして売り切れだとしても
「せっかく来たから何か食べよう」
という購買も増える・・そうなれば、
コラボ先へ多額のライセンスフィーを
払ったとしても、マクドナルド側は
「子ども層」の不満を差し引いても
十分プラスになる・・つまり
「ハッピーセットは戦略的に仕組まれている」
と考える方が自然だよね・・。
振り返れば、自分が小さい頃から同じ構図は
繰り返されてきた。
仮面ライダースナックやプロ野球スナックの
カードだけ欲しくてスナックを捨てる。
ビックリマンチョコはシールだけが目当てで、
中のチョコウエハースは捨てられる。
AKB48の握手券欲しさに同じCDを何枚も
買い、CDはゴミ箱に捨てられる・・こうした
「付録ありきで実商品に価値がない商法」
は、その都度批判を浴びながらも決して
消えない・・なぜなら
「企業側にとっては莫大な売上が上がる」
一方で、
「顧客側も喉元過ぎれば熱さを忘れ、また許してしまう」
からだ。
これは企業と顧客の“共犯関係”であり、
バカにされていることに気付かない
人間の愚かさでもある。
そして同時に、「消費する」という行為
そのものによって我々は生かされている限り、
この構図は永遠に消えない世界なのだ。
なんだかな・・(-_-;)