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マイナンバーカード一考察

10月13日、河野太郎デジタル相は、
マイナンバーカード普及の為に、現行の
健康保険証を廃止して、マイナンバー
カードと一体化した

「マイナンバーカード保険証」

に統一すると発表した。
ここにきてなかなかの急ピッチに速度が
上がってきたので、自分は引っ越しも
しないし住民票も当座必要ないし、病院
にもありがたい事にここ5~6年お世話に
なっておらず全然必要でないのだが、
ひとまず申請をしたくらいだ・・(笑)

ちまたで騒がれている「個人情報の流出」
だが、この辺はすでに運転免許証データ、
スマホデータ、GPSデータ、年収などの
収入系のデータ、家族構成データなどは
とっくに流出というか出回っている・・。
その証拠に子供がいる家庭では七五三や
成人式にきちんとDMが来る事、カードを
申し込んだり、融資を申し込んだりしたら
それを通すべき人物かどうか?を確認する
術はきちんと金融機関は持っている事、
LINEを使う様にする時に、相手の許可も
もらっていないのに、みんなLINEをやる
ために、自分のアドレス帳データをLINEに
差し出している事、Google Mapやポケモン
GOなどでGPSを使っている事で、恐らくは
自宅やその他の行動データはきちんと
抜かれていると考えて間違いないだろうし、
Googleで検索する際に、きちんと自宅住所
が番地はない形で表示されているはずだ・・。

そう・・実は頭隠して尻隠さずのレベルで
みんなバレていますから、その点は心配
するレベルではないんだよね・・(笑)
プライバシーが守られていると思っている
のは自分だけなんです・・(笑)

ただ、今回マイナンバーカードの今の所の
問題点は

「事実上、金銭の絡む身分証明に使えない」

いう事・・。
政府が身分証明に使えます!と豪語している
為に「え?」と思う方がいるかもしれないが、
第三者が本人確認の為であっても、カードの
裏面の個人番号(マイナンバー)のコピーを
取ったり、裏面を見てマイナンバーを控え
たりする事は禁じられている・・。

よく運転免許証にある番号をコピーなり
転載されるなりで控えられる事があると
思うが、普通は悪事があった場合に、
その番号から個人特定する為・・・と
思っている人が多いかと思うが、実は
普通の企業が、運転免許証のデータから
個人を特定する事は特定の情報網でも
持っていない限りは普通はできない・・。

企業の目的はそこではないのである・・。

では企業が番号を控える目的とは何か?
それは、

【個人情報を確認したという証拠の為】

なのである。
もちろん先に書いた様に

「個人番号が控えたられた」

というワンクッションがある事で

「自分である事がバレてしまう」

という事で、普通の人間の悪事をとどまらせる
側面はもちろんあるが、それと同時に、何か
問題があった際に、その人間を担当した人達に

「個人情報は確認したのか?」

という時に

「やりました。その証拠に番号を控えてあります。」

という個人情報を確認した立場の証明の為
なのである・・。

先のマイナンバーカードでは表面に番号が
無いのでそれが出来ないのである・・。
仮にマイナンバーを獲得してしまったからには、
厳罰化された事により、最大限の配慮の中、
秘密として取り扱う必要があり、セキュリティ
から担当する人間達の選別まで、大変な作業に
なるので、個人情報を確認した自分達の立場の
証明の為という部分だけの為にそんなに費用を
かけられない、かけたくないという部分から、
身分証明書として機能していないのである・・。
今それが表面化していないのは、運転免許証が
まだ別にあるからである・・。

2022年3月、マイナンバーカードと運転免許証
の一体化について盛り込んだ道路交通法の
改正案が閣議決定され、2024年度末の運用を
目指して整備が加速しているが、今の所、余程の
罰則や今の運転免許証が消える事になるまでは、
いくら目の前にエサをぶら下げられても食い
つかない方がいいでしょうね・・(゚.゚)

また、マイナンバーカードを落とした時に
運転免許証が別にあると非常に簡単だが、
一体化してしまうと普通の人はパスポート
くらいしかあと簡単に身分を証明するモノが
無くなる・・。
パスポートが無い際は、住民票にマイナンバー
が記載されているからそれを取りに行けば
良いらしいが、運転免許証があれば楽に
自分が証明できる・・。
この側面からも、マイナンバーカードと
運転免許証はギリギリまで別が良いと言わざる
を得ない訳である・・。
自分が自分を証明できない・・というアホな
事だけは回避しないといけない・・。