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逃げる事は悪い事じゃない

宝塚歌劇団の劇団員の女性が9月末に急死
した問題・・。
ここに来て宗教や部活を始め、ジャニーズ、
宝塚など色々な事が「やっと」明るみに・・
で改善に向かってゆく事に時代を感じる。

今回の宝塚の件は、亡くなった方には
申し訳ないが、個人的には死ぬ位なら
何でも出来るんじゃないか?と思うから、
やはり死ぬのはもったいないと思っちゃう
かな・・。
とは言え、この宝塚の姿を今の第三者目線
で感じるならば、やはり宝塚という

「宗教」

にしか見えない位に囲い込みをされて
しまっている。

親にすら話したら「外部漏らし」として
厳しい罵りがあるという・・。
ま、自分だけが処罰を受けるのなら
何とか頑張れるが、連帯責任にされる
のでは確かに告発は躊躇する・・。

元宝塚歌劇団団員の東小雪氏が即座に
証言を始め、

「私がこうして証言をするのは自分も被害者であり加害者だった」

という内容の話があったが、自分も大きく
頷く程にこの発言に全てが詰まっている。
下級生の時には「教育」「伝統」などと
いう部分で上級生から「不条理」という
指導を受ける。
自分が上級生になって部が外部に模範的で
あり芸が最高峰に統一されているのは、
やはり「教育」「伝統」の名の下に
「不条理」の指導に効力があるからだと・・。

でもその底辺には先輩になったのに

「自分だけ不条理を押し付けられたままでは終われない」

という側面が大きい。
それと上級生となり周りはその不条理を
下級生に続ける中、自分だけやらないと

「お前だけは良い子になるのか?」

と同級生からの吊し上げも背後にある為、
団体生活の中では自分の代で不条理を
止めたくとも少数の声では改革は難しい
のである・・。

なので、自分も縦社会の運動部の部活を
経験している身としては、上下関係
の改善は自力では難しく、多かれ少なかれ
それを改善できそうな力を持った者への
「告発」しか道はないと思っている。
とは言え、ジャニーズ問題でも、告発した
側があれだけ叩かれる事を考えると、
宝塚の発表を聞く限りではこの組織の中
では、告発した所で無かった事として
ぶっ潰されるか、連帯責任にされて
自分側が拳を下げるしか道は無かった
のかもしれませんね。
となると改善できそうな力を持った者への
「告発」すらも四面楚歌的な絶望しかない
訳で・・。
その位に報道された内容だけでも組織の
在り方や先輩からの不条理な内容が
自分の部活レベルとは次元が違う・・(^-^;

宗教も宝塚も、本来なら世間一般に
模範になるべく組織であろう立場
なんだろうけど、そうなるべく所程
世間一般から一番遅れているという
皮肉・・(笑)
いや、遅れているんじゃないんだよな。
上層部は知っているのに知らないフリ
をする「悪質さ」なんだよね。

でも亡くなった方も、部活だと辞めても
学校内というまだ先輩と顔合わせる場所が
存在してしまうけど、宝塚で学校的な部分
から既に出ているなら狭い世界にいないで、
今までの自分の力を信じて辞めて外に出れば
違う人生が広がったと思うんだけどね。
「改善」しての夢の実現もあるだろうけど、
人生、時にはその現実から「逃げて」道を
変えて別な夢も作れるからね。(*´◡`)
逃げる事は悪い事じゃありませんから。

ま、自分は部活がハードだった分、未だ
それを超える不条理とは巡り会わない
というありがたい人生(笑)
それを教訓にひとつ決めている事は

「精神的にやられると思ったら逃げる」

事にしている。
その逃げた選択肢が今の所、たまたま
うまく行った人生ですが、それも幸運だ
という事で、残りの人生楽しみますよ・・(笑)