長岡花火大会は1945年8月1日の長岡空襲で
亡くなった犠牲者への慰霊と、戦争の惨禍
からの復興への祈りを込めて毎年8月2日と
3日に開催される為、曜日が固定されない。
そのため自分たちの定休日と約10年に一度位
重なるのだが、今回がまさにそのチャンス!
前回行って、ものすごく良かったので
「もう一度見てみたい!」
と思い、今回は10年ぶりに参戦!
うちら夫婦は休むなら疲れていても家に
帰りたい為、日帰り弾丸ツアーで、更に
歳もとったので広くて後ろに気兼ねせず
大きくリクライニングできるような贅沢な
バスを希望・・。
しかし探してみると、恐らくは高齢者対策
なんだろうな・・今や「翌日に観光付き」
というツアーが殆どで、日帰りでちょっと
贅沢なバスという条件になると、選択肢が
ほとんど無くなる。
その条件を唯一クリアしたのが「VIPツアー」
だった。
通常のバスシートの前後間隔が70~80cm程度
なのに対して約90~118cmで最大で約1.5倍と
いう触れ込み・・実際に乗ってみると、確かに
広い・・しかも座席を後ろに倒すのではなく、
座席そのものが前にスライドするタイプなので、
後ろの人に気兼ねせず、かなりの角度まで倒せる。
これは確かにイイ!・・と思った。
で、目の前には贅沢にもテレビが付いている
のだが、そのテレビは「使用できません」と
封印されている。
まぁ、テレビを見るつもりもないので、そこは
別にどうでもいい。
問題は、そのテレビがある場所・・。
普通なら、そこに簡易テーブルが格納されていて
ロックを外せば手前に出てくるのが定石だと思う。
ところが、このバスにはそのテーブルがない。
つまり、目の前に何も置けない。
これが後になって、じわじわ効いてくる。
サービスエリアで何か買っても置けない。
iPadで動画を見ようと思っても置けない。
結局、ずっと手で持っていなければならない。
行きだけでも渋滞を含めて6時間くらい。
最初は「まあ、いいか」だったものが、時間が
経つにつれてジャブのように効いてくる・・(笑)
そしてもうひとつ。
せっかく寝られる角度まで倒れるのに、
道路からの振動がかなり伝わってくる。
観光バスって普通はエアサスペンションじゃ
なかったっけ?(・_・?)
「寝られるバスなのに、振動で寝られない」
もう、良いバスなのか悪いバスなのか途中から
分からなくなってくる・・(笑)
そんなこんなで、17時頃に現地到着。
前回ははとバスで、高級な弁当が付いていた
のだが、今回は何も付いていない。
まぁ、近くにイオンがある事は知っていたので
「そこで買えばいいか」と思い、買い出しへ。
ところが、このイオンが酷かった・・。
焼きそばやら、おつまみセットやら色々購入。
花火開始前に食べると、これが最大級に不味い。
しかも一品目だけではない。
「全て」
である・・人生において、買ったものを一通り
食べて、全部を吐き出したのは初めてかも
しれない・・(笑)
もうトラウマで、イオンの惣菜は二度と
食べたくないレベル・・。
でもこんなレベルじゃ普段の地元民への惣菜
としては売れるはずが無いですから、今回の
花火大会に限っての惣菜なんだろうな・・。
でも観光地って、どうしてこういう事をするんだろう?
それでも、自分はビールが飲めるので、
惣菜は酷くとも、さすがのビールは
こっちでも本物なので問題ない。
ひたすらビールを飲んでいればいい(笑)。
ただ、飲めない妻はちょっと可哀想だった。
そこで思い出したのが、10年前のはとバス。
あの時はツアーに高級弁当が付いていた。
今になって考えると、あれは単なる「サービス」
ではなく、こういう現地事情まで分かった
上でのサービスだったのかもしれない。
そうだとしたら、つくづくはとバスの
レベルに驚く・・。
そして、いよいよ花火。
もちろん全部素晴らしい・・長岡花火ですからね。
ところが、終わってみると夫婦で顔を見合わせて、
「うーん・・こんなもんだったっけ?」
となった。
10年前と比べて、体感では3割減くらい。
もちろん、花火の大きさが3割小さくなった
訳ではない・・規模がそう感じたのだ。
そこで2週間くらい経ってから、AIに、
「今回の長岡花火、10年前よりスケール小さくなってない?」
と聞いてみた。答えは、
「小さくなっていません」
だった(笑)
さらにAI曰く
「2回目だからそう感じるのではないか?」
と・・確かに初めて見た時の衝撃はあるが
3割減に感じる位の初回衝撃の差?と、
その回答にまた夫婦で顔を見合わせて、
「・・そうかな?(笑)」
そして帰りは、そのまま苗場へ向かい、1時間程
温泉に入れるという行程・・。
花火の後に温泉は汗かくのでこれはイイ!
ところが、どこかのツアーが先に到着していて、
温泉施設が激混み。
「男は1時間あれば、なんとか間に合うかも
しれないけど、女は無理なんじゃね?」
と思ったら、案の定、妻は激混みで髪を乾かす
事もできず、髪を洗う時間もなかったという。
バスタオルも付帯している条件だったが、
バスタオルも貰えず手拭いをもらうだけ。
これでは女性はキツイ・・。
もう散々である。
でもね、ならツアー会社側が臨機応変に現状を
確認して滞在時間を伸ばせば良いだけなんだが、
施設を覗く事も確認する事もせず・・そのまま
予定通り・・と
「客の事など知るかボケ!」
とまでは言わないけど、少なくとも客側から
すると、そんな気分。
まぁ今回のツアー会社を一言で表現すると、
「ほったらかしの会社」
これに尽きる。
もちろん、好き嫌いは個々あると思うが、
考えてみれば、現地でも土地勘のない我々に、
「花火会場へは自力で行ってくださいね!」
「最後の花火が終わったら50分後に出発します!
それまでに自力でバスに戻って来てね!」
「はい、これ地図です!よろしく!」
・・と斬新な今の時代?って感じ(笑)
はとバスの場合は、事前に添乗員さんに
携帯番号をメモらされていた。
今回は、それもない。
行きは皆同じ方向へ向かうのでなんとかなる。
でも帰りはバスによって駐車場が全く違う場所。
しかも夜で方向感覚を大きく失う。
迷ってバスにたどり着けない人が出たら
どうするつもりだったんだろう?
その点、はとバスは違った。
花火会場へ行く時も、会場からバスへ戻る
時も、添乗員さんが昔ながらの旗を
パタパタ振って誘導してくれていた。
だから、こっちは何も考えずに花火を楽しめた。
歳をとると、この「何も考えなくていい」という
部分が、実はツアーではかなり大事だったりする。
今回は10年前の倍以上のお金を払っている。
もちろん、バスそのものがハイクラス指定
なので高い事は分かっている。
とはいえ、バス代の差額と、もてなしの差額
を考えても「ちょっと騙された気分・・」と、
これまた夫婦で顔を見合わせて
「なんだかなぁ・・」と・・(笑)
少なくとももう一度使いたい旅行会社では
無いかな・・(-_-;)
そんな文句ばかり言うなら自分で行け!と
突っ込まれそうですが、花火の観覧席の予約、
行き帰りの大渋滞だけ見ても自分で運転は
ありえない・・(笑)
新幹線という手もあるんですが、花火を最後まで
見られないだけでなく、今回はローカル線が
遅れて最終新幹線が行っちゃったなんて事件が
発生している事考えると、総合的にバスで寝て
いる間に連れて行ってもらえるのが一番なんで
バス一択になっちゃうんですよね(笑)
それでもふと知らない間に時代が変わって
こうなっているのかな?とも思ったのですが、
現地で、はとバス、クラブツーリズム辺りの
旗は添乗員さんと共にパタパタしていたので、
やはりきちんとしている所はきちんとして
いる・・という事で、最終的に今回、
10年ぶりの長岡花火・・一番印象に残った
のは、夜空いっぱいに広がる花火かと
思いきや、ツアーも観光地も声を揃えて
「客なんか知るか!」
と叫んでいるという、ある意味、時代が
変わっても本質は何も変わっていない
最も大きな打ち上げ花火を堪能した
一日だったわ・・(-_-;)



