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「春の選抜」という大人の都合

昨年秋の高校野球東海大会で準優勝した
浜松市の聖隷クリストファー高校が、
春の選抜大会に選ばれなかった件・・。

署名運動も行われ色々と騒がれているが、
まぁ自分の時代から

【選抜は招待試合】

という形で、大抵は昨年の秋の大会の
結果が反映される形になっていただけの

【大人の掌の上で踊らされる大会】

であるため、目標として「春の選抜」とは
あまり掲げない学校が多いはず・・。

昔、極端な例だと、当時話題になっていて
覚えているが、2000年に智弁和歌山高校
が前年秋の近畿大会で1回戦負けだった
にもかかわらず、選抜に選ばれているよう
に今に始まった訳でなく、昔から

【大人達の都合で高校が選ばれる】

のが春の選抜大会ですよ!という事だ。
だから選抜選考委員からしてみれば

「その事を承知の上でやっている大会なのに何文句言っちゃってんの?」

って話ではある。
ただ秋の大会で「準優勝」という結果の
高校が出場できないのは、さすがに悲惨では
ありますけどね・・(^-^;

東海地区選考委員長の鬼嶋一司氏は

「簡潔に言いますと、投打に大垣日大が勝ったという判断をした」

と説明。
聖隷クリストファー高校は秋からエースと
正捕手を欠いていると聞く・・。
よって選抜選考委員の本音としては

「そこを埋めるべく全員野球で静岡大会レベルは運良く勝ち進めてきたけど、エースと正捕手を欠いて勝てるほど甲子園は甘くない」

って事を本当は言いたいんだろうな。
仮にエースと正捕手が3番、4番バッター
だったりするならば投打が確かに随分と
貧弱になりますからね。

高野連は選考基準について「勝敗のみに
こだわらない」とか「秋の地区大会は
ひとつの参考資料」と定義しているそう
だが、ここからはあくまでも個人的推測
だが、本当の部分は裏で高野連から

「きちんとした代表(甲子園でまともな戦いができる学校)を選んでください」

という圧力があるのかもしれませんね。
もしくは勝たないと高野連からその地方
への補助金が減らされるとかね。
そういう理由でもなければ「選抜」する為の
選考委員会を行う必要はないからね・・。

正直、強い学校と普通は負けるが運良く
勝った学校ではプレイを見れば、一目瞭然
でわかるほど高校野球は差が大きい。
とはいえ「個々の力量」や「甲子園で戦え
そうなチーム」という選考理屈ならば、
聖隷クリストファー高校は秋の大会で優勝
していたとしても甲子園に行けなかった事
になる・・。

これを機会に高野連は透明性のある選抜方法
にするか、恥ずべき選考はしていない!と
いうのでしたら、選抜方法を説明しても
何ら問題はないと思うんですけどね?(・_・?)
残念だな・・。