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異常な人間が出てくると勉強になる話

東京都議選の期間中に無免許運転で当て逃げ
事故を起こし書類送検されていた木下富美子
元議員が11月22日に辞職した。

まあ、辞職するべき、しないべきみたいな話
はマスコミにお任せして、そもそも

「どういう理由で辞めさせることができないのか?」

ここに注目したい。
一言で言えば、それが法律で決まっている
から・・って事なんですが、そうでなく、
どうしてそういう「守る」法律にしたのか?

色々調べてみると、要は、

「多数派が少数派を簡単に排除出来ると多数派の支配になるから」

のようで、仮に多数派が何かスキャンダルを
でっち上げて少数派を貶めた時に、すぐに
議会にかけて全会一致で辞めさせる事が
出来れば確かに簡単に少数派を排除できる。
多くの意見を取り入れようとする
「民主主義」という事を考えた時に、
確かにコレでは少数派は話し合いの前に
多数派の力で簡単に頭数的に排除されて
しまう・・。

また「議員を選んだのは国民である」という
事から、辞めさせるのは「選ばれた側」の
人達の議会でなく、あくまでも「選ぶ側」の
国民の力で辞めさせるのが筋。
だから手間のかかるけど大勢の署名を集め
「リコール」で国民の民意として辞めさせる
事になる訳だ。

なので議会としては、プライベートでの
出来事は議員にまでなった人間なのだから
常識として自ら考えて下さいね・・という
事で「議員辞職勧告」で留め、それ以外の
議会などでの非行や、議会の規則に反する
場合や、地方自治法に反する場合に関しては
議会側からの強い措置の「除名」処分がある
訳だ。

しかし、今回の議会における非行でない
無免許運転というレベルでは「除名」処分は
適用出来ないので、時間はかかるが都議会
から7月と9月に2度の「議員辞職勧告」を
出し、それに応じないという事で、さらに
議長から3度の「召喚状」をも送られても
応じない、その行為が議会の規則に反する
&非行であるという事で、やっと最後の手段
として議員の3分の2以上が出席した本会議
において、4分の3以上が賛成すると「除名」
が成立し、やっと議会側から辞めさせる事が
出来る・・というところまで来たので、
今回木下元議員は姿を見せたとも言われている。

時間がかかり、何ノロノロやってんだろう?
と個人的には感じていたが、実は結構迅速に
議会側は対応していた事を知るのだが、
こうして異常な人が出てくると、知っていた
つもりでも大変勉強不足を感じます( ˆ꒳​ˆ; )