記事一覧

ヱヴァンゲリヲン新劇場版・Q【2nd Impact】<ネタバレ注意!>

ファイル 1994-2.jpg

【1st Impact】からの続き・・

そう言えば、アスカの宇宙戦において、

「なんとかしなさいよバカシンジ!」

の声と同時に、謎の何かビームみたいなので使徒
らしきもの(このQではなぜか意図的に使徒と
言っていない)を殲滅したのだが、このビーム
のようなパワーも、覚醒した初号機とシンジの
無意識なところでのパワーであり、その凄さ
にアスカも驚きを隠せない様子・・と考えると
以後のシンジへのみんなの対応が納得いく・・。

で、いわゆる従来の主力キャラが登場する・・。
意味がわからないが、なんかみんな違う
ミサトはサングラスにナウシカの帽子みたいなの
冠っていて【葛城艦長】と呼ばれている・・(◎_◎;
リツコはショートカット、伊吹マヤ、日向、青葉
と多少のマイナーチェンジの中、ネルフお馴染み
のメンツが揃っている・・(^^*)

どうも、なんか【戦艦】の中のようだ・・(^-^;
そういえば、この【戦艦】・・記録集によると

【AAA Wunder(ヴンダー)】

という名称で、【Wunder】を調べてみると、
奇跡とか驚異って意味で、リツコが

「まさに希望の船ね」
「動力は初号機」

と言っているのと、それが起動する際も、アスカの
乗った弐号機が何かを接続したり、点火したりして
いる・・どうもエヴァによる【手動起動戦艦】の
ようだ・・(笑)
無事発進するも、翼が6本の手指、センターには
ロンギヌスの槍の時に出てくるような

【遺伝子形状のコイル】

を示唆するようなものがシッポのように長い・・。
なんか、後々、巨大なエヴァにでもなりそうな
気配を感じ取れるようなデザインの【戦艦】で、
この戦艦の動力源はリツコ曰く初号機・・。
という事は、冒頭回収したのは完璧に覚醒して
いる初号機、そこからシンジをサルベージして
保護して、初号機を【AAA Wunder】の動力源
として使用したという事ですな・・。
なるほど、これだけのネタを仕込まれると、
最後に初号機が覚醒し【ファイナルインパクト】
でも起こしそうな示唆は感じるな・・(笑)

そんな、【AAA Wunder】は、ミサトを艦長
に据えて【ヴィレ(wille)】というネルフと
敵対している組織のものであり、目的は

【ネルフのエヴァを殲滅する事】

らしい・・。

シンジが目覚めると首には首輪、銃を向けられた
仰々しい中、拘束されている事がわかる・・。
そして、何者かにストレッチャーで運ばれていく・・。
どこだかわからないが、コックピットみたいな所へ
連れられてゆくと、そこでは先に書いたように、
ミサト、リツコ、マヤ、シゲル、マコト・・とネルフ
お馴染みのメンツが揃っている・・(^^*)
いきなりだが、シンジの目の前ではアスカとマリ
が戦っている・・。
そこでシンジは「初号機に乗る」と進言も、ミサトは

「シンジくん、あなたはもう何もしなくていい」

と言っただけでなく、そこにいる誰もがシンジに
嫌悪感を抱いている面構え・・(笑)
その後しばらくしてアスカ登場すると、そのアスカ
の口から

「14年たったって事よ!」と「エヴァの呪縛」

といういう予想外の驚きの展開・・(笑)
14年経っていても、エヴァにはなぜか14歳しか
搭乗ができないので【エヴァの呪縛】なんて部分を
ひねり出さなければいけなかったんだろうな・・(笑)

で、アスカはガラス越しにシンジを殴る・・これは
苦しみと悲しみの累積らしい・・(^-^;
なるほど、でも、これでなんでみんなが変わって
いるのか?が氷解する・・みんなのキャラの変更は
14年後を表現している訳ね・・(笑)

この14年後という設定・・これは個人的な予測
だが、前回までのミサトの声優・三石氏などは
現場では「もっと、若い声で!」と何度も録り直し
が行われていた事は漏れ伝わっている・・。
たしかに三石氏の声には年齢が出てしまっていて、
その辺をカバーするために、声優のみんなの
年齢に合わせてきた側面もある気がする・・。

と、記録集をみると、やはりあった・・。
三石氏のページに、庵野監督が、

「今回は役者さんが無理しなくていい年齢設定にしました」

と、14年経った事はただの声優たちの老化に
合わせた・・運良く、エヴァ操縦者たちの声は
劣化していなかったので、【エヴァの呪縛】で
切り抜けた設定という事・・(笑)
深読みはいらなかった・・(爆)●~*

本題に戻るが、ここまでシンジの身辺を担当して
いたのが、これまたビックリの【鈴原トウジ】の
妹である【鈴原サクラ】だった・・。
その後、シンジが着るシャツが、鈴原トウジの
物であった事、鈴原サクラが相当怒っている事、
この2つから推測するに鈴原トウジは、シンジが
起こした【サードインパクト】の際に、死んでいる
のではないか?と思われる・・。

あまりにも世界が変わっている中、シンジは
アスカに【綾波レイ】のことを聞こうとするが、
アスカは、

「知らない」
「この世界はもうそんなことに反応している
 ヒマはなくなった」

と飽きれたように嫌悪感丸出しで冷たく言い放つ・・。
さらに、ミサトはシンジに

「エヴァに乗るな!」

鈴原サクラも

「エヴァにだけは乗らんといてくださいよ!」

と釘を指している・・。
そうした部分を踏まえ、リツコからシンジに

「あなたのエヴァとのシンクロ率は0%よ」

と告げている・・。
しかし、シンジが【覚醒】することでシンクロ
する事が可能らしく、【覚醒】すると爆発、無理に
取ろうとしたら爆発、エヴァ乗ろうとしたり逃げ
ようとしたら爆発させるという首輪をシンジは
取り付けられていた・・という、14歳の子供を
いつでも殺さなくてはいけない状態にする程に
この14年間において、【サードインパクト】として、
かなりひどい事をしでかしている・・という示唆
である事はここでもわかる・・。
しかし、この時点では、まだシンジが

【どんなひどい事をしでかしたのか?】

についてはわからない・・。
でも、シンジの質問には誰1人として答えず、
シンジ・・ちょっと狂い始める・・(笑)

このシンジにおいては、最後の方でマリが

【わんこくん(シンジ)がゼーレの保険】

と気になる事を言っている・・その言葉から
察するにシンジには何か【サードインパクト】の事
だけでない、ネルフの計画が失敗した時に
切り札となる力が存在する事も示唆されている・・。

さあ、こんな状態のシンジの頭の中に非常警報
と同時に、

「碇くん、どこ?」

というレイの声が響く・・。
キタ━━(゚∀゚)━━!!>綾波レイ!(爆)●~*

ズドーンと零号機の手が出てくる・・。
が、これも記録集によると、零号機ではなく
【Mark.9】・・(笑)
なぜ【9】まで進化しちゃっているのか?に
ついては最後まで観ても謎のまま・・。

シンジは【Mark.9】の手に乗って脱出!
ミサトがシンジの首輪をリモコンで爆破しよう
とするが、最後まで押せずに操作圏外へ・・。
冷たい扱いはしていたが、ミサトはシンジの
一番の理解者でもあり、母親代わりで
一緒に生活もして来た・・。
普通の人間ならボタンを押せない・・という事は、
シンジへの冷たい態度も、もしかしたらミサト
の本意ではないのかもしれない・・。
そんな何とも言えない葛藤が表現されていた。
でも、それならそれで、もう少し説明と言うか
示唆する言葉が欲しいな・・(笑)

【3rd Impact】へ続く・・