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新世紀ヱヴァンゲリヲン・破【ネタバレ注意!】<初号記>

前回の<零号記>からの続きぃぃぃ〜(* ̄∇ ̄*)v

と、アスカの登場シーンはカッコイイのだが、個人的
にちょっと残念なところが・・アスカの永遠の名セリフ

【あんた、バカァ?】

はあったのだが、今回は空中から放たれてきたので、

【チャ〜ンス!】

がなかった・・(T_T) >これは結構寂しい・・(笑)
そして、アスカの方からのシンジに対する【好き】が
強調されているのも、ちょっとガッカリ・・。
今回【惣流】から【式波】になった意味は個人的には
不明・・さらに、どうも加持と面識がないようなのと、
綾波を【えこひいき】、シンジを【親の七光】と呼ぶ
のも、テレビ版とは違った設定・・。
でも、全般的にアスカ【らしさ】はマル!
アスカのサービスカットが多かったのが気になった
のだが、これは後々に起こるアスカの役どころに
対しての贖罪か?(笑)

アスカ登場でスカッとしていたところ、加持と
ゲンドウのシーン・・ゲンドウが気になる事を言う・・

【人類保管の扉を開くネブカドレザルの鍵だ・・】

ん?【ネブカドレザルの鍵】?
うお!新しいアイテム・・(笑)
これはテレビ版では出てきていませんし、今回
【破】では説明もありませんから、次回作では
キッチリ説明して終わって欲しいものであるが、
どうだか?・・(^-^;(笑)
しかし、今回の加持の立場・・どうもマリの
監視役のような気配であるだけでなく、テレビ版
ではアスカが加持を好きという設定だったが、
今回のアスカは加持の事は知らないという立場
のようだ・・。
リツコとミサトの三角関係はそのままなので、
今回のように子供のアスカが絡まない方が展開が
ガキっぽくなくて良いですな・・。

で、第8使徒戦!>球体の使徒が出てきます!

【ん??テレビ版の第12使徒・レリエルのアレンジ版か?】

などと感じながら観ていたが、ここは個人的には
新たなヱヴァシーンが描かれていました。
この球体の使徒が上空からネルフ本部へと凄い速度
で落下してくるのを初号機、零号機、弐号機で落下前
にキャッチして殲滅するという3人での作戦となる。
全機、ものすごいスピードで走っていくのだが、
初号機が代表してクローズアップされるシーンは、
こちらの想像を超えてくる・・なんと、使徒の落下
方向が変わったという事で、ヱヴァも方向を
変えなければならないのだが、スピードと加速が
すごいので出来ない・・すると、初号機の方向転換
を減速する事なく行うための

【専用のバンク(競輪場の斜めの部分みたいな感じ)】

が現れ、初号機が走っていき方向を変える・・という
シーンが出てくる・・確かに重量感もきっちり描かれて
いるし、メカニック的にも結構、カッコイイのだが、
冷静に考えると使徒の変更した落下方向に、そんな
都合良く出てくる事に、ちょっと後から笑って
しまった・・(^-^;(笑)さらに、空中にジャンプする
ために、ジャンプ台も・・(^-^;
いやいや、実に新しいエヴァの描き方である・・(笑)
そして極めつけは、第8使徒がテレビ版の第12使徒
・レリエルではなく、球体だったボディにいくつかの
ラインが入り、それが次第に開いていき、最後は
テレビ版・第10使徒サハクィエルの形のアレンジ版
に変わってゆくという、またまたどんでん返し!(笑)
しかし、アスカが使徒のコアを攻撃しようとすると
外してしまい、綾波の手を借り無事破壊できたのですが、
最初に

【一人でやれる】

と思いこんでる意識が強調されている中、この闘いの後

【あたしは一人じゃ何もできないんだ・・】

と旧・劇場版で見せた【廃人・アスカ】への可能性に
つながるような弱い部分をも早々と見せている・・
これは今後のアスカを示唆しているのかもしれない・・。

第8使徒殲滅後、四号機が支部を巻き添えに消滅。
だが、四号機に関しては多くを語っていない・・
次回への布石か?時を同じくしてアメリカで開発
されていた参号機が急遽日本へと・・。
その参号機は、実はゼーレの差し金で、ゲンドウ自体
は反対していた展開になっている。(単純にバチカン
条約<1国につき3体しかヱヴァは保有できない>で
4体目を保有できないからかもしれないが)
この流れは、テレビ版ではわかりにくかった参号機
の使徒化において、ゲンドウの計画ではなく、そもそも
無関与である事を説明しておきたかったんだろうね・・。

学校帰りに3人でアイスを買うシーン。
テレビ版では、トウジのアイスが【当たり】で結果、
参号機の実験パイロットだったのですが、【破】
では、はずれ・・。
という事は誰?と頭の中をグルグルしていると、参号機
の実験パイロットは、なんと予想外のアスカ!(◎_◎;
しかも、それは実験当日に綾波がシンジとゲンドウを
仲良くするための食事会を開く日だった訳で、それを
知ったアスカが自分が実験をやると名乗り出るという
アスカのデレ・・(笑)しかし、今回の【破】そんな
単純なデレだけでは終わらせない・・それを知った
綾波はアスカに伝言を残した【ありがとう・・】と・・。
チルドレン3人の関係と立場が、テレビ版と違って
キッチリわかりやすく描かれている・・初めてエヴァを
観る方にも非常に優しい。
さらに、強気で自分は一人でも大丈夫だし一人で
なんでもやれるという気丈さで凝り固まったアスカ
の心が、実験当日、新プラグスーツに着替えてる間に
ミサトとアスカの会話で、

【最近は誰かといるのも悪くないかな】

と、アスカのデレだけでない柔らかさが表現されている。
そして、その先はお馴染みの参号機が第9使途化、
初号機にボコボコにされ食われる訳だが、今回は
トウジでなくアスカならば、先を観なくとも復活は
予想されるし、リツコが

【貴重なサンプル】

と言い放ち死んでいない事は示唆しているし、こうして
みると、テレビ版と全く違う今回のアスカの役回りは、
個人的には良かったんじゃいかな?と思っています。

しかし、参号機のパイロットをアスカにして初号機の
シンジに(本意ではないダミープラグがだが)アスカ
が乗っているエントリープラグを噛み砕かせる・・
という部分は悪趣味を感じる・・(^_^;
けど、人間関係を複雑化させたくないだけなのかも
しれないが・・。
ただテレビ版の最後までウジウジと違って【序】【破】
と今回のシンジは結構アテになる存在に描かれて
いるところをみると、テレビ版と同じ展開の父子の
分裂もアスカの復活と共に、シンジをひとまわりも
ふたまわりも大きくさせる序曲であって、この悪趣味
も監督の手のひらで踊らされているだけかも
しれませんがね・・(笑)

だが、監督の選曲なのか?誰の選曲なのか?知りませんが、
このシーンで

【今日の日はさようなら】

の選曲はガッカリだよ・・。場面と合ってないだけ
でなく、歌とセリフの日本語同士が被って聞き取り
にくいしよ・・いつもヱヴァの選曲には感心する
のだが、今回の【破】は個人的にはダメだ。

そういや、アスカのシーンと対照的に、さりげなく
トウジの妹退院のシーン!
トウジの妹が初めて見られましたね!(゚-゚)b
う〜ん、違った意味でサービスカット満載の【破】ですな!

<弐号記>へ続くぅぅぅ〜(* ̄∇ ̄*)v