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麻疹(はしか)大流行の恐れ?

明日からちまたは【ゴールデンウィーク】ですね。
そこにちょっと警告を!(笑)

昨年は、東京、埼玉、神奈川において、ほとんど【はしか】の患者の
報告は無かったそうだが、今年は異常に多く、特に埼玉と東京では
10代から成人の患者が急増しているそうだ。
【はしか】の症状としては、

○顔や頭部の赤い発疹から始まり、手足の末端の全身にまで赤い発疹が
 広がる。これが4日間続く。
○熱が39度5分以上になる。

という事だ。しかし、この【はしか】が恐ろしいのは、普通、風邪や
インフルエンザなどは、菌の保有者の1.5m以内の周囲にいるか、
接触感染でないと感染しないと言われている。
しかし【はしか】はかなり強い感染力で、同じ室内で、空間を共有する
だけで空気感染をするそうだ・・なんと恐ろしい!(◎_◎;
しかも、マスクをしていても防ぐ事はできない。
さらには風邪を防ぐには効果的な手荒い&うがいは効果無し!
【はしか】の免疫をを持っていない人間は感染したら100%の確率で
発症するそうだ。
で、じゃあ、一番の予防法はなによ?という話になるが、それは

【MRワクチンによる予防接種】

しかないそうだ。
では、なぜ、このワクチンを子供の時に打っていないのか?
それは政府の指針で、1994年に集団予防接種(学校でみんなで
やるやつ)から、個別接種(各自、医療機関へ出向く)に切り替えた
ため、【はしか】のワクチンを打つ人が激減してしまったためらしい。
やはりここでも現代の親事情が出てくるが、妻いわく、きちんとハガキ
が来るというから、そんなに子供のための予防接種なのに親として
忘れちゃうの?と思ったが、やはりその予防接種のハガキが来た時に
子供の調子が悪かったりすると、次回・・みたいな事になるので、
それでどんどんと忘れる可能性はあるそうだ。
と話が逸れたが、上記の事情のために、1990年前後生まれ以降の
人間の間で大流行しているそうだ。
しかし、それだけではなく、1994年以前に、きちんと集団予防接種
している人間達の中でも、ごく一部の人は年が経過する事で年々
【はしか】の免疫が低下する人もいるそうだ。
今まであればそういう人でも、毎年の【はしか】のウイルスに感染する
ことにより、免疫を維持できたが、ここ数年間は【はしか】がほとんど
発症していない背景があり、免疫を維持できなくなっている人が
少数だがいるらしい。
それと、【はしか】にかかって、医療機関を訪れる人の中で、
色々聞いてみると

【以前に「三日ばしか」にかかっていたので大丈夫だと思っていた】

という人が多いのだそうだ。ここで【はしか】と【三日ばしか】の
違いだが、

【はしか】→【麻疹】
【三日ばしか】→【風疹】

との事です。いずれにしても、どちらに感染したかわからない場合でも、
免疫が残っている人でも、【MRワクチン】は大丈夫だそうだ。
【はしか】は春から夏にかけて流行するそうで、この先に待ちかまえて
いる、多少調子が悪くても、動いてしまう【ゴールデンウィーク】で
大感染が起こると予測されている。
2007年度の累計報告でも、かかっている年齢も0〜19歳までが
ほとんどだそうです。
まずは子供のいる家庭では【ゴールデンウィーク】前に母子手帳の確認
から始めよう!