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国民審判は下された・・( *`ω´)

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自民大勝294、過去4番目の多さ…議席確定
(2012年12月17日・読売新聞)
 16日投開票の第46回衆院選は、17日午前までに全ての議席が確定した。
 自民党は294議席で、同党が衆院選で獲得した議席としては過去4番目の多さとなった。公明党は31議席で、候補を立 てた9小選挙区で全勝。自公両党は計325議席となり衆院で法案の再可決が可能となる3分の2の議席(320)を上回った。民主党は、公示前の約4分の1 に落ち込む57議席の惨敗。1998年4月の結党時の議席(93)も下回った。
 「第3極」の政党では、国政選挙初挑戦となった日本維新の会が54議席を得て、衆院で単独で内閣不信任決議案、予算関連法案をそれぞれ提出できる 議席(51)を超えた。みんなの党は、公示前から倍増となる18議席だった。日本未来の党は公示前の7分の1の9議席となる大敗を喫した。共産党、社民 党、国民新党、新党大地は公示前の議席を下回った。新党日本、新党改革は議席を獲得できなかった。
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衆院選投票率59・32%、戦後最低の背景に
(2012年12月17日・読売新聞)
 総務省は17日午前、今回の衆院選の投票率を発表した。
 小選挙区選は前回2009年衆院選の69・28%を9・96ポイント下回る59・32%となり、戦後最低だった1996年の59・65%を下回った。比例選も前回を9・96ポイント下回る59・31%だった。
 現行の期日前投票制度が導入されて以降、05年、09年の衆院選と、投票率は上昇してきたが、制度導入後、今回初めて減少した。
 投票率が減少した背景には、公示直前まで複数の政党が乱立し、争点が見えにくかったことなどが有権者の関心を低下させた可能性もある。また、29年ぶりの「師走選挙」となったことに加え、地域によっては降雪などが影響し、投票所に向かう有権者の足が遠のいたとの見方もある。
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予想はしていたとはいえ、すんごい結果・・(^-^;
【小選挙区制】【投票率低下】【第三の党が多数】
と以前書いたように、どこからどうみても大政党
が有利な条件の選挙・・。

あるテレビ番組によると、自民党としての得票数
は2564万票(43%)→237議席、民主党としての
得票数は1360万票(22.8%)→27議席・・と
決して得票数的には凄まじい大差ではないのに、
自民と民主の議席がオセロのようにひっくり返って、
勝つときは圧勝、負けるときは大敗・・というのが
【小選挙区制】・・。
もちろん政権交代をしやすいように取り入れられた
【小選挙区制】なのだが、この姿が果たして良い
のだろうか?前回と今回の衆議院選挙を見ると
考え込んでしまう・・(-_-;)

さらに、上記にあるように、今回の衆院選の最終
投票率は59.32%で、戦後最低だった1996年の
59.65%を更新したそうで、雪だの師走だの記事
にはあるが、根底は本当に若い人たちが投票へ
来なかった事がわかる・・非常に残念である・・。

個人的に多く聞かれた声が

「どうせ自民党が勝つから」
「俺の1票で世の中変わらない」
「どこがやっても同じ」

的なもの・・。
やはりこうした部分をきちんと答えてくれる大人と
出会って来なかったのだろうなぁ・・と彼らと
出会ってきた大人達の罪は重い・・(-_-;)

まあ、毎回、若い世代の投票率は【10%台】と
いう事ですから、これでは自分が政治家でも
若い人たちの得する主張をする事はない・・。
若い人たちは【無党派】がかなり多いので、選挙に
参加されると、第三の党のような所のインパクトが
ある事を言う党の票が伸びてしまいますから、
大政党の自民党などは若い人たちの投票率は
低ければ低い程【小選挙区制】は有利なので、
ここの部分は騒ぎ立てないで呼びかけない・・。

【20代の投票率が90%を超えた!】


実は今の状況下では若い人たちはココを目指すのだ!
Twitterでもいい・・Facebookでもいい・・それこそ
LINEでもいいじゃないか!みんなで呼びかけ合い、

【投票率が90%を超えさせよう!】

をスローガンに、まず投票率が90%を超えさせる!
それがSNSなどで簡単に実現できる力を若い人たち
が持てた時には、政治家達は仰天し、一気に日本の
流れ・・いわゆる若い人たちへの政策が大きく変わる・・。
老人達は【投票率低下】も含め、そんな今の若者の姿
をほくそ笑んでいる・・。
そのまま笑わせていていいのか?>若者よ!

【第三の党が多数】なのも残念だった・・。
今回の選挙も【原発】を前面に出した党は負けた・・。
これは、どの党も【代替論】と【コストの根拠】が
ハッキリしなかった・・。
だから原発を停めて【エネルギー調達の政策】
【安定 電力供給の政策】【電力供給のコストダウン
の政策】など【エネルギー全体をどうするのか?】
についてやはり説得力がなかった・・というより、
事前の調査では原発よりも経済をどうにかしてくれ!
というのが一番の願いでしたから、新党は原発
ばかり叫んでいるだけに感じてしまった・・。

恐らく、大なり小なり原発をなくすのは日本国民
全員の希望・・でも

【それまでの電気はどうするんだ?】
【電気代これ以上上げてまで原発を停止するのもなぁ・・】

と直ちに実現不可能な事を国民は薄々わかって
いた・・。
よって、原発、原発と言われれば言われるほど、
一気にやめるのではなく、ひとまずのど元過ぎた
部分もあって、今後の福島のような予想外の事
での事故の確率よりも、今までは普通に動いて
いたし、海外でもほとんどがそれなりに動いて
いる現実があり、それならば、きちんとした
電力確保ができるまでは仕方ないだろう・・と
いう逆の流れもできてしまった・・。

そして、原発をなくすにも、震災復興にも、
放射能除染にしても、新たな発電への援助を
するににしても、そもそも

【国力】

を上げなければいけない・・。
そのためにどうするのか?そして、原発だけでなく
近隣の狂った国たちから日本を守らねばならない・・
そのためにはどうするのか?そうした日本全体を
見渡した部分が新党から伝わってこなかった・・。
残念ですが・・(-_-;)

という事で、自民党をチョイスという国民審判は
下された・・。
ただ、現在の1千兆の借金も社会保障の惨状も
自民党時代の産物である事は忘れてはいけない・・。
国民がどれだけ目を光らせられるか?は
わかりませんが、ひとまずどんな舵を
とるのか?見守って行きたい・・。