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海の水を飲め!

四国の早明浦ダムは、このままでいくと7月上旬にはなんと
【貯水率ゼロ】になるという。
しかし四国だけでなく、日本のあらゆるダムがすでに水不足の
予見が出ている。
今年はこのまま【空梅雨】の恐れもあるそうだ・・。
ここでふと思ったのが、今後は温暖化でどんどんと水位が上がり、
世界各国のうち何パーセントかが海の底に沈むと言われている。
それならば、世界中で雨を待たずに【海の水】を飲めるようにすれば、
飲料水不足だけでなく、温暖化による海水の上昇対策にもなる。
という事で、調べてみると、この技術は【海水淡水化】と呼ばれ、
我が日本が最先端なんだそうですね。(^-^;
やはり自分が考えているような事はみんな考えていた。(笑)
この処理は、海水には約3.5%の塩分が含まれており、もちろん、
そのままでは飲用に適さない。
飲用水とするためには塩分濃度を0.05%以下にまで落す必要があり、
その海水からの【脱塩処理】が大変なのだそうだ。
確かに、塩分を効率よく排除するには、小学校の理科でやった
【水を蒸発】させれば簡単に塩分を排除できる。(笑)
でも、それでは【塩】は除去できても【水】がなくなってしまう。(笑)
やはり溶けている所から塩分だけを【安く】除去するのが難しい
という事なんだろうな・・。

今の所、実用化されている海水淡水化方式のうち、方法としては
2方式あるそうで

○多段フラッシュ<海水を熱して蒸発(フラッシュ)させ、再び
 冷して真水にする。つまり海水を蒸留して淡水を作り出す方式>
(エネルギーをたくさん使うため、エネルギー資源に余裕のある中東
 の産油国に多く採用)
○逆浸透<海水を圧力をかけて逆浸透膜と呼ばれるろ過膜の一種に
 通し、海水の塩分を濃縮して捨てて淡水を漉し出す方式>
(フラッシュ法よりエネルギー効率に優れている反面、海水中の
 微生物や析出物で目詰まりしないよう入念に前処理する必要が
 ある事、整備にコストがかかる事と、などの難点がある)

とまだ、どちらもメリットもあればデメリットもある状態だそうだ。
でも、すでに、最高レベルのものであると、【多段フラッシュ】では
日量100万トン、【逆浸透】では日量33万トンとなっており、今後も
ドンドンと大量化されるだろう。
あとは、水道代が、現在の数倍にはなるのでは困る訳で、問題は、
水の単価という事なんでしょうな・・。
2050年には北極の氷が全て溶けると言われている。
(ちなみに、北極は全部氷、南極は大陸)せめてその半分2025年まで
にはかなりのレベルになり、世界で海を飲用すれば、水位が大幅に
下がるかとも思ったが、おしっこや汗などで排出する事を考えれば、
もしかして・・結局は一緒か・・(^-^;(爆)●〜*