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卒業式「君が代」反対事件判決

「2004年3月の東京都立板橋高校の卒業式で、日の丸・
 君が代反対のビラを配り、君が代斉唱時の起立に
 反対して式の進行を妨害したとして、威力業務妨害罪
 に問われた元同校教諭、藤田勝久被告(65)に対し、
 東京地裁は5月30日、罰金20万円(求刑・懲役8月)
 を言い渡した。」

この元先生、論理の先生で生徒達にはすこぶる評判が
良いらしい・・。
そのため、この卒業式の時点では既に3年前に退職して
いたが、来賓として招かれ卒業式に出席していた。
実際にはこの卒業式の顛末をTBSの「報道特集」が見事に
撮影していますから、あらかじめこの藤田元教諭により
依頼されて、TBSがつるみ、藤田元教諭の政治主張の
ために仕組まれた卒業式
と考えるのが妥当だろう・・・。

検察側は「威力業務妨害罪」しか、適用されにくい
ために、それで起訴した感はある。
しかし、腹が立つのは、正しい正しくないは別にして、
自分の政治主張をするために「卒業式」という式典を
政治活動の場にする
という考え方だ。

【藤田元教諭はその卒業式で、式の開始前に、日の丸・
 君が代問題を特集した週刊誌<サンデー毎日>の
 記事を保護者に配布し、さらに保護者席に向かって
 <この卒業式は異常です。君が代斉唱の時、教職員
 が立って歌わないと処分されます。できたら着席を
 お願いします。>と呼びかけた。】

というのは藤田元教諭も認めている。
藤田元教諭はそりゃぁ自分の政治主張ができた訳
だから、さそかしご満悦だろう・・。
しかし東京都の指導以前に、式典において

【座って国歌斉唱をする事】

が本当に良い教育なのか?そして、そんなにまでして、
【座って国歌斉唱をする事】を子供達に教えるべき事
なのか?
>藤田元教諭。

さらには、【異常な卒業式】と藤田元教諭は言うが、
学校内の卒業生や父兄の中にはもちろん藤田元教諭
を支持する

【座って国歌斉唱をする】派

と、学校を支持する

【きちんと立って国歌斉唱をする】派

に分かれるはずだ。それを生徒達、父兄達の中で、

「あいつ立っていたよ!」
「あいつ座っていたよ!」
「あの奥さん、立っていたわ!」
「あの奥さん、座っていたわ!」

分裂させ、後味の悪いものにする3年間の集大成
の卒業式の方が、教育の立場としてよっぽど異常
ではないのか?

実際にはこの板橋高校だけ例外でなく、今年も、

【東京都教委は3/24に今春の卒業式で君が代
 斉唱時に起立しなかったとして、都立高校
 教員ら約50人を懲戒処分する方針を決めた】

という報道があった。

・・当たり前である・・。
あらかじめ公務員になる前に東京都の公務員なら
東京都の方針に従わなければならない事はわかって
いたはず
である・・。
それ以前に、そもそもこういう反日活動のような事
を公僕の立場である【公務員】がやる事に腹が立つ!
その「職務命令」がイヤなら公務員やめろよ!
どうしても教鞭を取りたいのなら、自分の思想に
合う私学でも探して頂いて教鞭を取ればよい!
そしてその反発している東京都から金もらうな!
生活させてもらうな!
国旗掲揚と、国歌斉唱の無いところへゆけ!
都合のよい事は恩恵を受け、自分のイヤな事は
守られた所で反発する・・。
心のどこかに、そういう主張をしても、公務員
だから大した罰もなく、きちんとお金がもらえ、
クビにもならず、恩恵を受けられる事をわかって
いる
のだ・・本当に卑怯だ。

親は先生に「ある方向」に洗脳される事は望んで
いない・・さらに言うならば

【公務中(税金で給料を受け取っている時間)】

に政治活動などして欲しくない・・。
子供が自分で色々な方向の知識を知り自分で
大人になって判断するならともかく、教室
という限られたスペースで、一方向のマインド
コントロールを行い、公共の場で卑怯な自分の
主張をする事は教えて欲しくない・・迷惑だ!!

ある学校の卒業式では、生徒が

【教育委員会の人達!先生をいじめないで下さい!】

と壇上で言い放った・・。
典型的な先生のマインドコントロールだ。
相手が反論できない所で主張をする最も卑怯な手だ。

先生を好きな生徒達が一丸となった場合、クラス
全体が<先生に賛同しよう!>となった時に、
一人だけ<私は起立するべき>という生徒がいた
としたら、その生徒は一人だけ立つ事ができる
だろうか?余程の事がない限り、普通は立つ事は
できまい・・。

確かに【君が代】は【天皇が治める世が、永遠に
続くように】という天皇を【奉る】歌ではあるが、
天皇に【忠実を誓う】歌ではない
・・。
今現在、まだ天皇が【象徴】で、なおかつ天皇に
関するものだけは国として徹底的に【敬語】が
駆使されている以上は、極端におかしなもの
ではない
・・。
平成11年までは【君が代】が法律によって国歌
とは厳密には定められてはいなかったし、実は
【日の丸】も法律によって正式に国旗と
定められてはいなかった。

しかし、平成11年8月13日に公布、施行、
【国旗及び国歌に関する法律】ではきちんと、

【君が代】が【国歌】
【日の丸】が【国旗】

となった。
普通はどの国でも【国旗】【国歌】に敬意を払う
思想教育をする事は、世界的に考えても必要常識
である。

という事は、教育の場で国旗、国歌に敬意を払う
思想教育は当然出てくる・・。
そこに自由を求める思想はおかしい・・。
【国旗】【国歌】を知らない!けなしたい!
捨てたい!やぶりたい!なんて国民が思うように
なる国なんていうのは困りますからね・・。
それをすぐに国歌斉唱も国旗掲揚も一斉に起立
する行為も軍国主義&戦争に、即、つなげてくる
短絡的政治手法は右翼だとか左翼だとかは別に
しても【異常】な思想である・・。

ここで勘違いしてはいけないのが、実際には
日本の【国旗】が【日の丸】だから、【国歌】が
【君が代】だから戦争になった訳ではない
・・。
【国旗】【国歌】を恨むのはお門違いだ。
少なくとも、【国旗】【国歌】に敬意を払う方向へ
導いていくのが先生に限らず、上に立つ人間の姿
だろう・・。

それにしても、国歌斉唱と国旗掲揚が問題になって
いる国なんて、世界中探しても日本以外にあるのか?
素人には見つけられない位に異常な事態だ。

先日、オリンピックの陸上・日本代表の為末選手
が語っていた。

【オリンピックで他国の国旗が揚がるときに、
 日本人は平気で座っていて、他国から不敬だと
 言われる事がある。】
【愛国心がない人は、他国に対する敬意も示せ
 ないんじゃないでしょうか?】

世界を見ている人からみると、日本国民はこんなにも
おかしいのである・・・。
しかし、恐ろしいのはそれを日本人がおかしいと
思っていない教育をされているという事なのだ。

櫻井よしこさんが、現行の教育基本法の問題点を
的確に述べている。

【現行の教育基本法の問題点は、全てにおいて
 個人を強調しすぎ、家庭や家族を置き去りに
 したこと、現場を強調しすぎ、教育行政への
 国の関与を〝不当な支配〟として排除しよう
 としたこと、日本国民を抱きとめ、守り育てる
 大きな枠組みとしての国家や、国家を構成する
 歴史や文明、穏やかで謙虚な精神文明の生成に
 大きな役割をはたした宗教心の重要性を無視して、
 まるで人間はみな突然、ひとりでこの世に生れ、
 ひとりで成長したかのように位置づけたことだ。
 その結果、個人はバラバラの存在となり、家庭や
 家族、故郷や国から切り離されていった。】

その通りである。今後発表される【新・教育基本法】
に期待したい・・。
それ以前に、先生達よ、お願いだから世界に
恥ずかしくない教育を行ってくれ!頼むから!