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日経平均株価・1万5000円割れ

下げが止まらない・・。
今日などは下げ幅は一時、前日終値よりも500円も下げ、
結果、少し戻し、今日の終値は462円98銭安の1万4633円3銭・・。
信用の追い証(株の信用取引における追加委託保証金)まみれ
になった投資家を中心に

「投げ売り」

が膨らんでいるという見方が強い。単純にほとんどのチャートを
みてもかなり酷い・・。
個人的にはこれから参戦する人間は、保持株が無ければ、かなり
チャンスだと思う。
ただ、そうは言うものの、アメリカに連動して、世界中が株価を
下げているので、まずはアメリカが戻ってこないと、この先さらに
下げが止まらない可能性もある。
その見極めは自己責任となるが・・。

 今までの日経平均株価最高は1989年の3万8950円。
それ以来はバブル経済の崩壊と共に株価は下がる一方で、2003年5月
にはバブル後最低の7600円にまで下がった。
この間、日本の企業は「売上」が伸びなくても「利益」の出る体質へ
リストラや規模縮小など体質改善と強化を図り「ゼロ金利」政策や
「公的資金」により銀行は不良債権の処理を進めてきた。
そしてやっと「デフレ脱出目前か?」という背景の中で日経平均株価は
2004年頃から徐々に回復、2005年10月には1万4千円台に回復、
2005年12月には1万6千円台にして、力強くなってきた所へ
ライブドア事件で1万5千円台に下げたものの、ライブドア事件を
もってしても、1万5千円の壁は突破されない程、厚かったのである。
それだけに、今回の1万5千円の壁が突破された事により、底の
見えない恐怖を感じる。
株の世界では、基本的には

「日経平均株価が上がっている時に買え!」

というのは基本。単純に考えても現在は

「買い手不在」

という事は否めない。売買代金は膨らんでいる所をみると、投げ売り
が一巡すれば一気に上がる可能性も高い。
さあ、この暗さの中、明日はサッカーワールドカップが開幕!
この株価の暗さを忘れさせてくれる戦いが見られるだろう。
楽しみだ!!