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神戸の小中学校教員報告書

先日の神戸の小中学校教員報告書のニュースには笑わせて頂いた。
いわゆる「小中学校教員」は夏休みや冬休みのような授業がない
場合でも、原則は学校に勤務をしなければならないのだが、教員の
資質向上のために勤務地を離れた「研修活動」も認められており、
ただ自宅にいる「自宅研修」もそのひとつらしい。

そのニュースに挙がっていた「自宅研修」は、めちゃくちゃ
おもしろい。

○神戸市内の中学に勤務する女性教諭の自宅研修のテーマは
「サンドイッチを作る」。報告書の研修内容と成果を記す欄には、
「手をきれいに洗う」「パンにバターをぬる」「レタスを一枚ずつ
 はずして水で洗う」「ツナを細かくきざみマヨネーズであえる」
 ・・と、つくり方を順番に並べただけ。
○ある中学教諭同僚4人の研修のテーマは「映画を通して異文化を
 理解する」で「ユニバーサルスタジオジャパン」を同僚4人で
 訪れ「バックトゥザフューチャー・ザ・ライドで、アメリカの
 昔や未来を理解できた」「バックドラフトで、恐怖の大火災を
 体験した」とアトラクションの感想を書き終わり。
○別の小学校の男性教諭の研修のテーマは「密命 弦月三十二人
 斬り」で、密命シリーズの2作目の粗筋と感想を記した報告書
 には「朝から一気に読んでしまい、近くの書店にシリーズ
 3作目を買いに走った。思わず時間を忘れた」と記述した。
○中学の男性体育教諭の研修のテーマは「生涯現役の体育教師
 としての資質向上」。1日2時間の読書と4時間にわたる自宅
 周辺での8kmの「ウオーキング」を1週間続けるという内容。
 感想として「起床時の全身の疲労感が3日目から強く、幾度
 も中止しようと考えたが、7日目になると、身体が動き出して
 くれて学生時代の運動部の合宿生活の再現ができたのかと
 感動した」と記されているだけ。
○小学校の男性教諭の研修のテーマは「生徒への残暑見舞い」。
 自宅にこもって1日がかりで送り、研修成果として「手作り
 の残暑見舞いを全員に送り、1人ずつメッセージを手書きで
 入れた。返事も子どもたちの夏休みの暮らしぶりがわかり、
 よかった」「最近のデジタル機器の操作に慣れ、コンピュー
 ター習熟も図れた」と自画自賛していた。

など、笑いを通り超え、こんな先生達に「研修」と称して
税金が使われている事に腹が立ってくる・・。
今回明るみに出たのは、たまたま神戸の事だが、どの市町村
でも「公務員先生」の質はさほど変わりはないだろう・・。
北海道では、教職員の帰省はなんと「研修扱い」で給料が
出るようにしていたそうだ。
労使による取り決めは違法として破棄されたが、組合側は
「破棄を認めない」立場を今も取っているそうで、税金は
湯水のごとく湧いてくるお金だと思っているらしい・・。
どこの会社で、実家に帰るのが「研修」になる会社がある?
まったくふざけた話だ。
先生のみんなが上記のようだとは思いたくないが、週休2日
になり、以前より学校に行かなくてよくなったんだからさ、
生徒の事を考えて、今や夏休みなども両親が休みでない時
には、なかなか家から出られない子供達の為に、夏休みに
週1日でも「登校日」を作ってくれるだけでも、子供は
大喜びなわけで、先生も一緒になってみんなでドッチボール
をやるとかさ、今や学校の校庭は夏休みでも施錠されて
使えないんだから、先生10人位校庭に待機して、毎日
校庭開放でもしてくれるとか、私が簡単に考えただけでも
子供の立場に立つだけで、こんなに思いつく訳で、先生達
もとっくに気付いているはず・・。
でも、実現されないという事は、先生自身が大変になる事
なんて、わざと考える事をやめているんだよね。
だから今は子供達の心に残る先生が少ないんだよね。
でも、サラリーマン化した先生達にとってはどうでも
イイ事か・・┐('〜`;)┌