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事業仕分け一考察(前編)

先日も書きましたが、11月11日から始まった予算の無駄を
洗い出す【事業仕分け】・・9日経ってから書こうと思ったが、
いやいや、まちきれませんでしたよ・・(笑)

まず【事業仕分け】に参加している人達について・・仲間に
入れなかった外野の反応はなかなかおもしろい・・(笑)

○麻生太郎・前首相
【国会議員ならともかく、そうでない方々は一体何の
 資格で言っているのか?】

民間人が参加している事になんだかご立腹のご様子・・(笑)
でも、自民党が行っていた【経済財政諮問会議】もきちんと
民間人が入っていましたから、その辺については自民党が
ご立腹する立場ではない・・(笑)

次に、議席が1桁のクセに民主党よりも大きな顔をしている

○亀井静香・金融郵政担当相
【3党連立だと言いながらね、国民新党や社民党が入って
 ない。外国人を入れて、市場原理主義者を入れてね、
 これをやるなんていう事はね、私はおかしいと思うよ】

【予算を切る作業は権力そのものなのに、外国人を平気で
 入れている。弱肉強食の経済政策を推進した学者もいる】

と、国民新党が仕分けメンバーに入れなかった事、ワールド
ビジネスサテライトなどでお馴染みのモルガン・スタンレー
証券のロバート・フェルドマン経済調査部長が、仕分け作業
に入っている事などに、こちらもまたご立腹・・(笑)

でも、亀井大臣の発言はよくわからないのだが、仲間に
入れなかったから拗ねているレベルならいいが【事業仕分け】
を理解していなくての発言なら首を傾げるな・・(・。・?(笑)

だって、この時点では外人が入っていようが、極端な話、
幼稚園児が入っていようが、この【事業仕分け】は、法的な
拘束力はない・・という事で彼らは【決定者】ではない・・。
実際は、国民に向けてのパフォーマンスである・・(笑)
蓋を開けてみれば、もちろん、特別会計のような天下り天国の
ようなお金もあっただろうが、関係者が長い間議論し、つめて
実現してきた施策もあるだろうに、各事業、制限時間が1時間
ですから、連日の報道を見ている限りでは、ま、財務省と
あらかじめ話し合って完全に事前から

【つぶす施策】

が決定していて、本当は5分で終わるが、一応、平等性を
パフォーマンスするために、説明させる事にしていた・・(笑)
という事は、国民新党は蓮舫議員のようにテレビに映りたかった
なぁ・・って幼稚なダダコネにしかうつらないよなぁ・・(爆)●〜*

しかし、それ以前に、パフォーマンスでなく国を良くするために
亀井大臣が本気で叩いているのだとするならば、叩く所は
そこじゃない・・となると、そこはどこか?

まず、国の所管事業は約3000の中から、【事業仕分け】の
対象が【447の事業・組織(類似事業はまとめるので、実は
210〜220事業数)】だった訳だが、その数は、政府の全事業
の約15%に過ぎない・・それはまあ単純に【時間がない!】と
いう正当な理論なだけかもしれないが、自分のように、すぐに
疑いたくなる人間にとっては、何かの線引きに基づいて
【447の事業・組織】が俎上に上がってきた訳だから、その
線引きは何?と沸々と疑問が湧いてくる・・(笑)

個人的勘ぐりとしては、各省庁においての横のつながりという
のは、あまりうまくいっていないだろう・・という見解・・
となると、【事業仕分け】の対象に上がったものというのは、
切られてもさして痛くない蛸の足である力の弱い部署が
上がってきたと勘ぐる事は自分だけではないはずだ・・。
ま、何が言いたいかと言うと、本当に官僚が守りたい事業は
間違いなく447の中には絶対に入っていないという事だ・・。
いわゆるそこに上がらなかった出先機関が本当は【聖域】なのだ。
という事は、結局は財務官僚の掌の上で民主党は踊らされている
という訳だ・・ここを本気で叩かなくてはいけない・・。

だが、そこを亀井大臣も叩かないという事は、初めから亀井大臣
や民主党もそんな事はわかっているという事だ・・だから、先に
書いたように【事業仕分け】は国民に対する【パフォーマンス】
であると言い切れる訳だ・・。

とはいえ、例え【パフォーマンス】だとしても【事業仕分け】・・
果たしてやった方が良かったのだろうか?

個人的には、やった方が良い・・今回、本当の【聖域】は官僚に
守られてしまったとしても、【447の事業・組織】については
守る事を諦め、財務省が1時間でつぶすには

【ここをこうすればつぶせますよ】

という事を、恐らく民主党に知恵付けした上でつぶしている
からね・・(笑)でも、それが例え15%であったとしても、
自民党の時には、そこもキッチリ【聖域】になって守られていた
訳ですから、それだけでも価値がある・・。

という事で後編に続くぅぅぅ〜!(* ̄∇ ̄*)v

■事業仕分け一考察(後編)■
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