先日、新聞にIBMが＜より簡単な操作＞のパソコンを
出そうと計画しているとの記事があった。
売り上げをあげるという観点からなら、これは普通の
考え方だが、実際の所どうだろう？
個人的にはその方向にいく事より、みんながパソコン
を使い始めてから＜一番やって欲しい事＞を早く
実現して欲しいものだ。
＜一番やって欲しい事＞これはエラー＆不具合を
的確に使用者に伝え、その改善方法を初心者にも
わかりやすく教えてくれるパソコンだ。
例えば「エラー41」というのが出たとしよう。
その後に「○×フォルダ→△フォルダ→●●ファイル
と××ファイルがぶつかっていますそちらを両方削除
するか、どちらか一方を削除する事で正常に戻ります」
といった解説が出てくるのだ。
それが実現すると、サポートセンターへの問い合わせ
は激減するはずだ・・それを何もしないで、より簡単な
パソコンをだしても、結局はトラブルをどうして
いいかがわからない「超初心者ユーザー」がもっと
増えるだけだ。
操作の簡単なパソコンよりも、トラブル回避が簡単な
パソコンが作る側の本当に目指す「簡単なパソコン」
の姿ではないだろうか？