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懐かしの【Swatch MAXI】Part.2

先日、季節が変わってきたので、店内の巨大時計
である【Swatch MAXI】をチェンジした!(^^*)
【チッチ・リッチ】から、冬っぽく

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    【ブラック・シープ】

というモデルに!フェイスの拡大はコレ!

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星空の丘を軽やかに【ホワイト・シープ(白い羊)】が
跳ねている!>ちょっとクリスマスチック!(笑)
しかも、全体に【ホワイト・シープ】満載なのだが、
ベルト部分の下には、1匹だけ、

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【ブラック・シープ】がいるんですよ!(笑)
こうした何とも言えない遊びが【swatch】の魅力で、
いつまで経っても古さを感じない素晴らしさだったり
する・・(^^*)
前回の【チッチ・リッチ】は、1991年モデルだが、
今回の【ブラック・シープ】は1994年モデル!
とはいえ、すでに17年の月日が流れている・・(^-^;
しばらく、店の絵画代わりである・・。

野田首相、APECでTPP交渉参加表明

何とも・・野田首相・・この方を我々は首相と思って良い
のでしょうか?【TPP参加表明】だって、【消費税UP】
だって、国民がどうにか気付かないように・・ととにかく
目を合わさないように国内ではコソコソとする・・。
首相として本当に国民のための正しい選択だと確信して
いるのなら、もっと胸を張り自信を持って、きちんと
国民に説明し、堂々と推進すればイイ
のに、
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TPP:首相、交渉参加表明 「関係国と協議入り」 慎重派配慮、農村保護を強調
(2011年11月12日・毎日新聞)
 野田佳彦首相は11日夜、首相官邸で記者会見し、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に参加する方針を表明した。首相は「交渉参加に向けて関係国と協議に入ることにした」と述べた。正式参加の前段階にあたる「関係国と協議」との表現にとどめることで、民主党内の慎重意見に配慮した。12日からハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に、TPP首脳会合やオバマ米大統領との会談で表明する考えを示した。
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・・と、日本ではあやふやなぼかし会見・・(笑)
で、海外発表がお好きな野田首相が大方の予想通りホノルル
で、【TPP参加】を決めた・・(笑)
日本の議会も国民も【そんなの関係ねえ!】と、消費税も
何でも、全て海外でコソコソとおひとりでお決めになる・・。

予算委員会での追求逃れの野田首相の戦略的【国会後の会見】、
【熟慮の末・・】という田舎芝居後の【関係国と協議入り】
とぼかしてごまかし、うるさい奴らがいないからか?それは
それはお口も軽快で(笑)、【TPP参加】を表明!
そもそもその【TPP参加】をいつ誰が決めたのか?も不明、
【民主党PT】での論議という茶番、今後、【TPP】反対の
民主党議員連中が離党しないというのなら、【大茶番劇】
であった事が完全確定である・・。

・・と攻めたい所だが、まあ、そもそも【TPP】以前に、
超自由貿易推進派の野田氏を首相に選んだ時点で、【TPP】
反対派も、国としては日米同盟や、その他をふまえれば
参加表明は100%決まっている

【結論ありき】

である事はわかっていた・・。
でも、多くの反対派議員は、立場上、票田として反対を
しておかないと選挙の時に大変ですから、選挙区に対して
アリバイを作る事が出来れば充分で、

【徹底的に戦った!みてくれましたか!私はやりました!】

というゼスチャーを見せ、結果、参加表明へこじつける
事で自分達の【政(まつりごと)】の道を導き出した
・・(笑)
反対派議員の山田前農水相など【TPP協議入り】で

「ホッとした」

という言葉からも、自分が離党しなくて済む理由を探して
いて、【参加ではなく協議だ!】と無理矢理こじつけて
いるところからも、実は、反対派議員もやれやれ・・と
ホッとしているというのが本音だ・・(笑)
残念だが底の浅さが見え透いている・・。

ま、そんな中、ハワイ・ホノルルからHOTな情報が
飛び込んでくる!(笑)
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TPP交渉参加9か国、貿易自由化など大枠合意TPP交渉参加9か国、貿易自由化など大枠合意
(2011年11月14日・読売新聞)
 【ホノルル=岡田章裕】米国、豪州など環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する9か国は12日午前(日本時間13日未明)に首脳会合を開き、貿易自由化の原則やルールなどに関する交渉の大枠で合意した。
 オバマ米大統領は会合後に、交渉の終結時期について「来年に終えるよう(各首脳が実務担当者に)指示した」と述べ、2012年中に実質合意を目指す方針を表明した。日本のTPP交渉参加については「農業が厳しい問題だろう。しかし、我々は交渉を遅らせない」と述べ、調整を急ぐよう求めた。
 大枠合意に基づき会合後に公表された首脳声明は、今後の交渉について「可能な限り早く合意を得るように必要な力を注ぐ」との方針を示した。交渉の方針では「各国が慎重に扱うべき課題を抱えていることを認識」していると明記し、日本のコメのように各国の譲歩が難しい問題には一定の配慮もあり得ることを示唆した。各国の発展段階なども踏まえて「包括的でバランスが取れた枠組みの中で、適切な対処方法を見つけなければならない」と強調した。
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早速、9か国から予定通り、大枠は決めたぜ!これからの
参加国はこれを守れよ!コラ!
と9か国が日本に釘を
刺した形・・。
しかも、昨年はオブサーバーで菅首相は参加できたが、
今回は9か国で交渉の大枠に合意し、新たな国の参加表明
にどう対応するかなどを議論するのが目的だったため、
出席は認められないという・・だが、正確にはウラの
根回しが早速失敗したというのが本当のところだろう・・。

すると、国内の推進派の池田信夫氏などは、

「日本がゲームに参加した途端に、ゲームは終わっちゃった」
「ルール作りに入れないのは痛する・・せっかくのTPPだが、
 これでは交渉の余地がない。」

などと、もう推進派すら【すでに終了!】【TPPはもうダメ!】
と・・(笑)>どうするんだい?日本・・(-_-;)

そんな中、
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日米首脳会談:野田首相発言、米側発表に誤り…日本側抗議
(2011年11月14日・毎日新聞)
 【ホノルル坂口裕彦】日本政府は12日夜(日本時間13日夕)、日米首脳会談で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)をめぐり、米側が野田佳彦首相の発言として発表した内容に事実でない部分があったと発表した。
 問題となったのは、米ホワイトハウスが発表した首脳会談の概要説明文書。首相が「すべての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と述べ、オバマ大統領も歓迎したとしている。
 しかし、文言通りなら、「例外があるのか定まっていない」(野田首相)など例外品目の可能性を示唆してきた日本政府のこれまでの立場と食い違う。「今回は交渉参加でなくあくまで事前協議」として矛を収めた日本国内のTPP反対派が猛反発するのは必至だ。
 日本側は文書のこの発言部分について「事実無根だ」と猛抗議。米側も発言はなかったことを認め、「日本側がこれまで表明した包括的経済連携の基本方針や対外説明を踏まえて、米側で解釈したものだ」と説明したという。
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と、アメリカが【日本が全品目対象と宣言】、日本は
【事実無根だ!言ってない!】のだそうだ・・(笑)
もう、早速アメリカの手のひらの上で日本は踊り始めた。
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米「発表はそのままだ」…TPP発表食い違い
(2011年11月14日・読売新聞)
 12日の日米首脳会談の内容をめぐり、米ホワイトハウスは会談後、野田首相が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に関し、「すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と述べたと発表した。
 これに対し、日本政府は「発言を行った事実はない」と否定する文書を発表した。
 米側が文書で発表した会談概要によると、首相発言は、オバマ大統領が「すべてのTPP参加国は、協定の高い水準を満たす準備をする必要がある」と広い分野での貿易自由化を求めたのに対して答えたものだとしている。日本政府は、米側が発表した首相発言は「日本側の基本方針や対外説明に米側が解釈を加えたものだ」として、実際の発言ではないとの主張を米政府に伝えたという。
 日本側の主張に関し、フローマン大統領副補佐官は12日の記者会見で「両首脳はTPPの包括的な議論をした。(米側の)発表はそのままだ」と述べ、訂正しない考えを明らかにした。
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アメリカ・・【発表はそのままだ!訂正しない!】って、
やっぱり、日本がウソって事か・・(-_-;)
ウソという事よりも、そもそも日本側が【守るべきもの】
を最初に提示せずに交渉参加表明したのだろう・・。
だから何も決まっていないでの参加表明は危険なのだ。

今後、アメリカ議会を通すのに【相当な代償】を払い、
9か国に参加を認めてもらうのにさらに【相当な代償】
を払い、TPPに参加してさらに【相当な代償】を払う
上に、9か国が決めた大枠のルールで強制収容
・・(笑)
YESか?NOか?の国益だけをぶつけ合う【高度な外交】
をこれから行わなければいけないのに、あやふやな
事しか言えない首相で勝てるのか?

すでに自分には【TPP】に希望がみえないんですがぁ・・(-_-;)

新しい町内会会報!【第8号】

理容師である事の他に、もうひとつの自分の仕事
というか側面でっす!(笑)

自分が構成&作成担当している最新の地元・勝田町
町内会の会報【第8号】が解禁でっす!(゚-゚)b

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今回は両方カラーになって、より一層見栄えが
良くなりました!
・・といっても、またまたすでに配られて1週間が
過ぎて去っているんですが・・(^-^;(笑)

以前紹介した
【第2号】
【第7号】

2011年11月11日11時11分11秒

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(  ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄)フフフ・・・撮影しちゃいましたよ!
店も暇だったんで・・(爆)●〜*

TPP参加の是非を考えてみる【第6話(最終話)】

【第1話】はこちらぁぁぁ・・
【第2話】はこちらぁぁぁ・・
【第3話】はこちらぁぁぁ・・
【第4話】はこちらぁぁぁ・・
【第5話】からの続きぃぃぃ・・

さて、5話のつもりがダラダラと6話に・・(^-^;
そろそろ総括をしないとな・・(爆)●〜*
本当は7話にしようかと思ったのですが、どこで切って
イイのかわからなかったので、今回は一気にロング
バージョンで行きます!(爆)●〜*

さあ、【TPP】の一番の問題点・・。
これは、これまで日本がやってきた2国間【FTA】
なんかとは全然レベルが違って、徹底した【関税撤廃】
と徹底した【制度の効率化を図る】と極端な事を
一気にやらなくてはいけない事だ・・。
また、例えば先日の日本経済新聞の社説・・。
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経済成長へTPP交渉参加を決断せよ(2011.11.3・日本経済新聞)
 人口減少と高齢化が進み、東日本大震災で深く傷ついた日本は、どうすれば国の活力を維持できるか。国内だけの力では、これまで通りの経済成長は果たせない。
 国を開き、海外の市場とのつながりを太くし、世界の元気な国々と連携して生きる道を進まなければならない。その強力な枠組みになると考えられるのが、環太平洋経済連携協定(TPP)だ。
 野田佳彦首相は、今こそ交渉参加を決断すべきだ。機は熟した。アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が目前に迫っている。これからの日本の進路を世界に打ち出す大舞台である。
 日本の上場企業の2012年3月期の連結経常利益は、前期比で2ケタの減益となる見通しだ。大震災や円高の打撃で、日本経済の担い手である企業が急速に弱っている。このままでは雇用や個人消費への影響が避けられない。
 成長の道筋を描かなければ、日本経済は先細りになってしまう。最大の経済大国である米国、そして伸び盛りのアジア各国と貿易や投資を拡大するTPPこそ、日本の成長戦略の柱になるはずだ。
 国を開くことは、国内の改革と表裏の関係にある。国民が安心して暮らすために、食を支える国内農業の再生を急がなくてはならない。金融や通信、医療などのサービス分野は、生産性を高めて成長産業として育てる必要がある。
 いずれも規制改革を進め、非効率な制度や慣習を変えていくべき分野だ。TPPは関税撤廃だけではなく、貿易や投資に関連したさまざまな共通ルールづくりを目指している。交渉をテコに、国内の改革を進めるべきだ。
 それは痛みを伴う道でもある。だが、日本が経済成長を目指す以上、避けられない一時的な痛みである。開国に伴う急激な変化を心配する声は当然だろう。だからこそ、日本の未来に責任を負う野田首相が、大局的な見地に立って自ら決断を下すしかない。
 現在の交渉国の政権は、それぞれ覚悟をもって、高度な自由化に挑んでいる。痛みから逃げるのではなく、痛みを緩和する措置に知恵を絞りながら、成長のために国内改革を推し進める覚悟だ。
 参加する前から、交渉離脱も考えるような中途半端な態度では、日本の未来はつかみ取れない。交渉の一員となり、日本から米国などに、どんどん注文をつけていく攻めの姿勢に転じる時である。
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簡単に、こうして

【交渉の一員となり、日本から米国などに、どんどん
 注文をつけていく攻めの姿勢に転じる時である。】

なんていう事を書く・・本当にずるい・・。
どんな注文をつけて、どんな攻めの姿勢をするべき
なのか?日本経済新聞社としての具体的な主張も
なければ結論もない・・(-_-;)
でも、推進側はみんなそうなのだ・・。

【TPPで何を攻め、何を奪い取ろう、いや利を
 得ようとしているのだろう?】

という事が全くわからないのだ・・。
これが本当に怖い・・(-_-;)

そしてその恐ろしさがさらに倍増するのが【TPP】
などで、他国と世界基準が一緒になる事ではなくて、
日本が今までに交渉して胸を張って勝ち誇り、日本
国民がこんなに得をした!というアメリカとの交渉を
国民が一度も見た事がない事
なんだと思う・・。
なんだろう・・アメリカのポチな日本はどうせ
アメリカには勝てない・・と戦後の負け犬根性を
まだ引きずっている・・というか・・(^-^;

素人目からも日本の狙い所がわかっている部分だけ
でも、【奪い取ってくる!】みたいな力強い言葉が
国民に向けて欲しいよな・・。
でも、未だに政府や推進派からの力強い言葉が何も
無いんだよ・・もちろん各国に手の内を見せられない
というのはあるけど、国民から見ると、南極大陸なんて
行ってみなけりゃどんな所か?なんてわからないよ!
と、意気揚々と普通の服で出かけていったら、なんと
氷の世界で寒さを防御する服すら持っていなくて

「ママぁぁぁ・・寒いよぉぉ・・こんなに寒いと
 思っていなかったよぉぉ・・死んじゃうよぉぉ・・」

とか言って、泣き続け、結果、屍になっちゃいそうな
感じが日本
なんだもの・・(-_-;)(笑)

そんな中、こんな事も伝えられてきている・・。
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TPPは日本と韓国を長期的に潰す為に行う」米国公電をウィキリークスが暴露。
「ニュージーランド外交貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は「TPPが将来のアジア太平洋の通商統合に向けた基盤である。もし、当初のTPP交渉8カ国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、日本、韓国その他の国を押しつぶすことができる。それが長期的な目標だ」と語った。(米国大使館公電から)」
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この発言がウソか?ホントか?は別にして、内容と
しては信憑性がある・・。
自分もニュージーランドやアメリカの立場なら、
同じくそう考えるからだ・・。
さらに、本当は中国まで・・と考えたい所なのだが、
どの国も、この【TPP】には中国は絶対に入ってこない
事がわかっている・・。
中国は関税も高い上、国内の制度は国民ではなく国が
勝手に決める国ですから【TPP】とは合わない・・。
さらに、日本とアメリカが、ましてやニュージーランド
が先に決めたルールになど、自分が中国だとしても、
絶対に入らない・・。
よって、中国に相当なる大変革でも起こらない限り、
中国の【TPP】参加はない
・・。
よって、【TPP】は日米同盟深化による中国への牽制
であり、もっと深読みするならば、アメリカによる、

【日中離反】

としての【踏み絵】が【TPP】だという事だ・・。

しかし、そこに日本にメリットがあるのか?
個人的には【TPP】であろうと、何であろうと、先に
書いたように、【TPP】のような徹底した【関税撤廃】
と、徹底した【制度の効率化を図る】みたいな極端な事
を一気にやるのならば、日本はアメリカだけでなく、
日本の輸出第1位の中国&第3位の韓国が一緒でなければ
やる意味が無いというのが持論
・・。

よって、【TPP】に中国と韓国を引きずり込める勝算が
あるのならば、参加大賛成だが、できないのなら参加
するべきではない
・・。
むしろ日本の発展のために、推進派が語るように

【国の開放】

が最大の目的ならば、【TPP】に参加するよりも、
中国&韓国を含む、もうひとつの日本の構想である

【ASEAN+3(インドネシア・
シンガポール・タイ・フィリピン・マレーシア・
ミャンマー・カンボジア・ブルネイ・ベトナム・
ラオス+日本・中国・韓国)】

もしくは、急成長のインドも参加している

【ASEAN+6EPA構想<東アジア包括的経済連携・CEPEA>
(インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・
マレーシア・ミャンマー・カンボジア・ブルネイ・
ベトナム・ラオス+日本・中国・韓国・インド・
オーストラリア・ニュージーランド)】

で、日本が率先して主軸になっての国の開放&ルール
作り
の方がはるかに国益である・・。
中国も【ASEAN+3】【ASEAN+6EPA】には興味を
示していて、【TPP】とは違うアジア太平洋の枠組みを
提案したいと言っているしね・・。
【ASEAN+6EPA】でアジアの主導権を作り、それを
【TPP】にぶつけ、どうだ?こっちへ乗ってこないか?
とやる力強さを見せて欲しいが、いつも日本はやっている
所へ後から入って行って【ババ】を引かされる・・(笑)
個人的には日本のように偏っている産業差がある国は、
ひとまず【ASEAN+3】を目指して、国内の規制緩和を
スピーディーに進めながら、プロ野球がボールを国際基準
のボールに変え、世界を標準にして備え始めたように、
国内の基準をできる限り【国際的基準】にシフトしながら
急成長する見込みのあるアジアで基準を作り、アメリカ
&EUのこの先、落ち込むだろう国が弱体化した時の
ルールと戦う事が正解だと思いますがね・・。

そんな中、ギリギリになって、【TPP】の風向きが
変わってきている・・。
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TPP反対署名1167万人分…JA全中集める
(2011年10月24日・読売新聞)
 全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長は24日、都内で記者会見し、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加に反対する署名が1167万人分集まったと発表した。
 交渉参加に反対する請願書を国会に近く提出することも表明した。与野党の国会議員約350人が請願の趣旨に賛成し、紹介議員になることを承諾したという。賛成した議員のリストを25日に公表し、今後の選挙の判断材料にするとしている。
 国会法では、衆参両院に請願を行う場合、国会議員の紹介を通して提出するよう定められている。紹介議員になることを承諾したのは衆院が約230人、参院が約120人。社民党、共産党は所属議員のほぼ全員、公明党は約6割が承諾した。民主党では100人を上回ったという。
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と、さすがにこの数は自分も想定していなかったが、
よくぞ集めた!というJA全中の【1167万人分の署名】
それプラス与野党の国会議員【356人の請願】・・。
日本の国会議員定数は 衆議院は480人、 参議院は
242人で、合計722人・・このほぼ過半数に当たる
【356人】ですから、これはすごい・・(◎_◎;
無視できない数字である・・。

そもそも、社民党&共産党はほぼ全員が反対、自民党
と公明党は、実はのらりくらりと中間を保ち、どっち
にするか?を伺っていたが、これで一気に切り替わり、
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公明、TPP交渉参加反対へ 幹事長が発言
(朝日新聞・2011年10月27日)
 公明党は、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加に反対する方針を固めた。井上義久幹事長が26日に幹部として初めて反対を正式表明した。農業など国内産業圧迫への懸念が支持者の間で強まった。野田佳彦首相が交渉参加に踏み切れば、公明党との関係がきしむのは必至だ。
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TPP:自民、APEC首脳会議での参加表明に反対
(毎日新聞・2011年11月4日)
 自民党の外交・経済連携調査会(高村正彦会長)は4日、TPPの交渉参加問題について意見集約し、「(12日からの)アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で交渉参加を表明することには反対」との見解をまとめた。8日にも党総務会で決定する。
 「TPPについての考え方」と題された見解は、「わが国のメリット、デメリット、リスクが何か、国民に示されないままだ」と指摘。その上で「政府が正確な情報を出さないため、国民的議論が全く熟していない」と批判した。党内に賛否両論があるため、見解では、交渉参加の是非自体には踏み込まず「今後ともわが国の取るべき戦略を精力的に構築していく」とだけ記した。【念佛明奈】
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と、自民&公明党がそろって【反対派】に舵を切る・・。
まだ、両党共に党議決定していないので、まだ決定
ではないが、決定されたら国会決議が可能となる!

さらに、民主党のPT(TPPへの交渉参加問題を議論
している経済連携プロジェクトチームの略)は
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TPP:政府、文書に本音 11月表明「米が最も評価」
(2011年10月28日・毎日新聞)
 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加問題で、交渉に参加した場合のメリットなどを分析した内部文書を政府が作成していたことが、27日分かった。文書は参加表明の時期について、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)が「米国が最も評価するタイミング」と指摘。「TPPに参加表明するからこそ(現在進めている)EU(欧州連合)や中韓との交渉が動く」として、参加表明が他の2国間のEPA(経済連携協定)交渉にも好影響を与えるとの考えを示した。
 野田佳彦首相はAPEC前の交渉参加表明を目指しているが、与野党には慎重論もある。交渉参加のメリットと参加しなかった場合のデメリットを分析し、参加の必要性を説明するための資料となるとみられる。
 文書は「APECで交渉参加を表明すべき理由」として、12年の米大統領選を挙げた。「米国はAPECで相当の成果を演出したいと考えている」と指摘。日本が交渉参加を表明すれば「米国は『日本の参加でTPPが本格的なFTA(自由貿易協定)となる』と表明可能」になり、大統領の成果になると分析した。
 参加表明を決断できない場合、他のEPAやFTA交渉への悪影響に言及。交渉が始まっているEUについて「足元を見られて注文ばかりつけられる」と予想。中韓とのFTAも「中国に高いレベルの自由化を要求できなくなり、交渉入りできなくなる可能性が強い。中韓FTAだけ前に進み日本が取り残される」としている。
 選挙への影響を懸念する党内意見については、衆院解散がなければ13年夏まで国政選挙がないことに触れ「交渉に参加しても劇的な影響は発生しない」とした。
 文書は慎重派との「落としどころ」にも言及。実際の交渉参加は最短で12年3月以降と見込み「3月までにしっかり議論し『参加すべきでない』との結論に至れば、参加を取り消せばよい」と指摘。取り消す場合は「党側が提言し、政府は『重く受け止める』とすべきだ」と提案した。「日本が直面しているのは、参加を途中で取り消す『自らの判断』が批判を受けることではなく、方針を示せないという『自ら判断を下さないこと』に対する批判だ」と指摘した。【小山由宇】
 ◇政府のTPPに関する内部文書(要旨)

 ▽11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で交渉参加表明すべき理由
・米国がAPECで政権浮揚につながる大きな成果を表明するのは難しい。日本が参加表明できれば、米国が最も評価するタイミング。これを逃すと米国が歓迎するタイミングがなくなる
・交渉参加時期を延ばせば、日本は原加盟国になれず、ルールづくりに参加できない。出来上がった協定に参加すると、原加盟国から徹底的な市場開放を要求される
・11月までに交渉参加を表明できなければ、交渉参加に関心なしとみなされ、重要情報の入手が困難になる
・韓国が近々TPP交渉に参加する可能性。先に交渉メンバーとなった韓国は日本の参加を認めない可能性すらある

 ▽11月に交渉参加を決断できない場合
・マスメディア、経済界はTPP交渉参加を提案。実現できなければ新聞の見出しは「新政権、やはり何も決断できず」という言葉が躍る可能性が極めて大きい。経済界の政権への失望感が高くなる
・政府の「食と農林漁業の再生実現会議」は事実上、TPP交渉参加を前提としている。見送れば外務、経済産業両省は農業再生に非協力になる
・EU(欧州連合)から足元を見られ、注文ばかり付けられる。中国にも高いレベルの自由化を要求できず、中韓FTA(自由貿易協定)だけ進む可能性もある

 ▽選挙との関係
・衆院解散がなければ13年夏まで国政選挙はない。大きな選挙がないタイミングで参加を表明できれば、交渉に参加しても劇的な影響は発生しない。交渉参加を延期すればするほど選挙が近づき、決断は下しにくくなる

 ▽落としどころ
・実際の交渉参加は12年3月以降。「交渉参加すべきでない」との結論に至れば、参加を取り消せば良い。(取り消しは民主)党が提言し、政府は「重く受け止める」とすべきだ
・参加表明の際には「TPP交渉の最大の受益者は農業」としっかり言うべきだ。交渉参加は農業強化策に政府が明確にコミットすることの表明。予算も付けていくことになる
****************************
と、日本の貿易やら何やらのための【TPP】参加では
なく、アメリカが喜ぶためだった・・という事が
バレてしまい、先に書いた

TPP交渉、米が医薬品販売で貿易目標 民主PT
で説明
(2011.11.3・朝日新聞)>
医療自由化目標 「入手していた」 米国文書で
厚労相
(2011.10.28・日本農業新聞)>

と、【医療関連はTPPの議題にも上がっていない】
という事もウソだった事がバレてしまう・・と
いうように、推進派のウソがどんどんと発覚して
ゆき、反対派にどんどんと駆逐されている・・。
PTでの結論を4日までと延期されたものが、更に7日
まで延期・・と先延ばしとなり、もうなりふり構わず
必死な枝野経産相の会見など【他の選択はない】と、
まるで選挙の最終日のような様相で、すでに説明も
理由も根拠も無い・・。

で、国内は完全に真っ二つに二分している状態なのに、
野田首相は国民に何も説明せずフランス【G20】へ
向かい、帰ってきたが、何の説明も会見も発表前
には開かず、11月12日のハワイ【APEC】の直前の
10日か11日にでも会見を開き、そこで【TPP】の
参加するか否かを発表するという・・。

そもそも、民主党になってから今までの国際的首相
発言は、まるで【国民など無能だから!】とでも
思っているのか?国民の意見は全く聞こうとせず、
いきなり勝手に発言する!そう・・今まで何も
なかった所からいきなり攻撃を始める・・まさに
【ステルス爆撃】である・・(笑)

○鳩山ステルス爆撃【温室効果ガス25%削減!】
○菅ステルス爆撃【再生可能エネルギーの割合を
         20%を超える!】
そして、野田首相のステルス爆撃は、早速、G20で

【消費税10%を国際公約!】

・・って、誰もまだ消費税10%「いいよ!」って
言っていないじゃん・・(-_-;)
そして、最新の野田首相・・
****************************
<TPP>野田首相「最終的に私の政治判断」
(2011年11月5日・毎日新聞)
 野田佳彦首相は4日午後(日本時間4日夜)、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加について「最終的に私の政治判断が必要になる。その時期が来れば判断したい」との考えを明らかにした。カンヌ市内で同行記者団に語った。
 首相は「(民主党プロジェクトチームの)議論をどこかで終結した暁に、政府と党の三役会議で決定する」と、政府・与党内の意見集約への決意を表明。また「(交渉参加した場合は)離脱うんぬんではなく、あくまで国益を実現するために全力を尽くすのが基本的な姿勢だ」として、「交渉参加後も離脱可能」とする党内の一部の議論に否定的な見方を示した。
 首相は主要20カ国・地域(G20)首脳会議の全日程を終え、同日夜(日本時間5日未明)にカンヌを出発。日本時間5日午後に帰国する。
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と、おいおい・・【国内で議論を尽くしてから・・】と
言っていたのに、内部資料で暴露されたとおり、初め
からアメリカのポチとして結果は決まっているところの
国内議論の結果など最初から関係なかった事を裏付ける、
野田首相の

【政治判断】

発言・・(笑)すなわち日本の未来をこの急場しのぎで
出現した首相の【一存】で決定するという、まさに
【ステルス爆撃】を行うと決定・・(-_-;)

私は国民の味方だと所信表明演説で【復興が最重要課題】
と東北に希望を持たせ、今度は「いえいえ、アメリカ様」
と、東北復興を天秤に掛けたらやはりアメリカ様!という
事で、再び東北を焼き尽くす・・まさに最終ステルス爆撃

【TPPへの参加表明!】

を11日にしてくる公算が非常に強くなった・・(-_-;)
結果は、初めからアメリカのポチとして【参加】で
決まっており、政府は国民と話し合いなどをする
つもりは初めからさらさらなく、実際には、1ヶ月
で国民をうまく懐柔させよう・・とした期間だった
というだけ・・(-_-;)
ま、簡単に書けば、そもそも【TPP】は国民が論議
する必要のなかったものであり、政府の言う事だけ
聞いていればいいんだ!わかったかボケ!というのが
【本音】だった
・・という事・・。

さあ、皆さん・・野田首相ステルス爆撃は明日である・・。
もう爆撃する事はほぼ間違いない・・。
心の準備・・いや、対ショック&対戦防御の準備は
できてるか?

6話に渡り長々ありがとうございました。m(._.)m

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
最後に、自分の書き込んだ内容に対し、

「お前は【TPP】をわかっていない!」

だとかのご意見もあるかもしれません・・。
でも自分で言うのも何ですが、普通の人よりかなり深い所
まで【TPP】をわかっているつもりです・・。
仮に、自分の内容が「お前は【TPP】をわかっていない!」
だとするならば、普通の人は【全くわかっていません】・・。
実は、このように【普通の人が全くわからない】事が、
今回の日本における【TPP】の最大の問題点でもあり
怖さなのです・・。
****************************
世論調査:TPP参加「わからない」最多の4割
(2011年11月6日・毎日新聞)
 毎日新聞は5、6両日、全国世論調査を実施した。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉について「参加すべきだ」が34%で、「参加すべきではない」(25%)を上回った。ただ、「わからない」も39%に上った。外国への原発輸出については「反対」が65%に達し、「賛成」は31%にとどまった。政府は10月末、ベトナムへの原発輸出で合意したが、福島第1原発事故後の輸出再開には慎重論も根強い。
 TPP交渉を巡り、野田佳彦首相は12日から米ハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での参加表明に意欲を示している。TPP交渉参加問題について「関心がある」との回答が70%を占め、「関心がない」(28%)を大きく上回った。関心が高い一方で、参加の是非は「わからない」との回答が多く、政府が十分な情報を提供できていない現状がうかがえる。
 支持政党別でみると、民主支持層は「TPPに参加すべきだ」が47%に上り、「参加すべきではない」の17%を大きく上回った。一方、自民支持層は「参加すべきだ」(32%)と「すべきではない」(37%)が拮抗(きっこう)。政令市・東京23区在住者の「参加すべきだ」は41%に上ったが、町村部は24%にとどまった。
****************************
実際、大目に見て、国民の理解度が上記の世論調査
の結果だったとすると、日本のメリットの少なさ、
国際情勢の鑑み、国民の理解度の浅さ・・どれに
転んでも、自分はやはり

「日本は【TPP】を今はやるべきではない」

という結論しか導き出せませんでした。
まして、「TPPに参加すべきだ」の人に、詳しく
聞いたとしても、それほどの事を答えられる人は
いないでしょう・・。
「参加すべきではない」方々もしかり・・。
恐らくは国民の90%以上が隅々までなんて誰も
わかっていないとなるでしょう・・。
そんな状態なのに、繰り返しにになりますが、
野田首相ステルス爆撃は【爆撃】というきっと
【真逆】の答えですがね!(笑)

それも日本国民が民主党を選んだ運命・・。
にしては、キツイわ・・_| ̄|○(怒)

TPP参加の是非を考えてみる【第5話】

【第1話】はこちらぁぁぁ・・
【第2話】はこちらぁぁぁ・・
【第3話】はこちらぁぁぁ・・
【第4話】からの続きぃぃぃ・・

もうひとつ、京都大学大学院工学研究科准教授・
中野剛志氏によると、【TPP】で日本として

【我が国が確保したい主なルール】

の中に、

【ISD条項(Investor-State Dispute Settlement)】

という恐ろしいものが入っているそうだ・・。
では【ISD条項】とは何か?そのままの和訳だと

【国対投資家の紛争解決】

で、

【ある国家が自国の公共の利益のために制定した政策
 (ルール)によって、海外の投資家が不利益を被った
 場合には、世界銀行傘下(IMF)の「国際投資紛争
 解決センター(ワシントン)」という第三者機関に
 訴える事ができる制度】

だそうで、訴えられると、【政府の政策が投資家に
どれくらいの被害を与えたか】という点だけに向けられ、
【その政策が公共の利益のために必要なものかどうか】
は考慮されない上、この審査は不透明にも非公開で
行われ、審査の結果に不服があっても上訴できず、
仮に審査結果に法解釈の誤りがあったとしても、
その国の司法機関は、これを是正することができない
というアメリカ中心に勝訴しているアンフェアな代物
・・。
日本が【我が国が確保したい主なルール】である
という事は、訴訟大国アメリカの方にも同じ権利が
付くという事だ・・これは非常に怖い・・(-_-;)

中野氏の挙げる今までの訴訟大国アメリカのテクニック
を披露すると、
***************************************
このISD条項は、米国とカナダとメキシコの自由貿易
協定であるNAFTA(北米自由貿易協定)において導入
された。その結果、国家主権が犯される事態がつぎつぎと
引き起こされている。

○カナダでは、ある神経性物質の燃料への使用を禁止して
 いた。同様の規制は、ヨーロッパや米国のほとんどの州
 にある。ところが、米国のある燃料企業が、この規制で
 不利益を被ったとして、ISD条項に基づいてカナダ
 政府を訴えた。そして審査の結果、カナダ政府は敗訴し、
 巨額の賠償金を支払った上、この規制を撤廃せざるを
 得なくなった。
○ある米国の廃棄物処理業者が、カナダで処理をした
 廃棄物(PCB)を米国国内に輸送してリサイクルする
 計画を立てたところ、カナダ政府は環境上の理由から
 米国への廃棄物の輸出を一定期間禁止した。これに対し、
 米国の廃棄物処理業者はISD条項に従ってカナダ政府
 を提訴し、カナダ政府は823万ドルの賠償を支払わな
 ければならなくなった。
○メキシコでは、地方自治体がある米国企業による有害
 物質の埋め立て計画の危険性を考慮して、その許可を
 取り消した。すると、この米国企業はメキシコ政府を
 訴え、1670万ドルの賠償金を獲得することに成功した
 のである。

要するに、ISD条項とは、各国が自国民の安全、健康、
福祉、環境を、自分たちの国の基準で決められなくする
「治外法権」規定なのである。
***************************************
という、恐ろしい条項である・・。
読めばわかるとおり、カナダでは【国民のため】に、
国として問題があるとしていた神経性物質について、
燃料への使用を禁止しただけ・・【国民のため】に、
搬送途中で事故があったりしたら困るから、廃棄物の
輸出を禁止しただけ・・メキシコは【国民(市民)の
ため】に、有害物質の埋め立て計画の危険だからと、
許可を取り消しただけなのに、まるで当たり屋の
ような【ISD条項】における訴訟で賠償金を支払ったり、
規制を撤廃したりしなければならなくなっていると
いう他国の主権を一企業の立場から侵害できる道具
に成り下がって、デクニックを駆使されているのを
見てしまうと、日本は逆に【ISD条項】で訴訟大国の
アメリカの企業に勝てる気がしない
のは自分だけ
だろうか・・?
逆に、日本が他国の主権を一企業の立場で訴訟する国
に成り下がるのも個人的には一国民としてやって欲しく
ないのだが、日本政府は現在22カ国と【ISD条項】を
結んでいるが、今までに訴訟を起こされた事がないから
と、【ISD条項】の導入をむしろ望んでいる・・という
事は【TPP】ついては避けられない事が確定な訳だ・・。

では、何に使われてしまうか?
間違いなく、【第3話】で挙げたアメリカが前から撤廃
を求めているもの全てにおいて可能性が出てくる・・。
残留農薬、ポストハーベスト、遺伝子組み換え、牛の
全頭検査、医療品、医療器具・・などなど、もう
片っ端から訴訟して下さい!とカモがネギしょっている
状態がオンパレードなのが【日本の安全対策】・・(-_-;)
これらを最悪は賠償金を支払った上、他国のために、
規制を撤廃せざるをえないかもしれないのだ・・・。

さらに、【TPP】は農業ばかりで歪曲するが、農業は
確か約10兆円レベルの規模、そして日本人の総食料費
は40兆円弱位と言われている・・。
実はこれに匹敵する部分が医療である。
確か総医療費は約35兆円位・・ここも確実に狙われる
であろう・・。
その危惧のひとつとして【国民皆保険】・・。
***************************************
TPP交渉、米が医薬品販売で貿易目標 民主PTで説明
(2011.11.3・朝日新聞)
 環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉で、米国が自国メーカーの医薬品を売りやすくするための貿易目標を掲げていることが分かった。公的医療保険制度による薬代の払い戻しを内外で公平に扱い、米国企業の参入障壁をなくすことを求めている。
 米通商代表部が「医薬品へのアクセス拡大のためのTPP貿易目標」と題する文書を9月に作成。日本の外務省が2日、民主党の経済連携プロジェクトチーム(PT)で説明した。
 文書では、医薬品や医療機器の関税撤廃で、病院や消費者のコストを減らす▽医薬品の流通障壁を最小化する▽市場に参入する機会を確保するため、TPP各国の健康保険払戻制度の運用を透明化し、手続きを公平にする——などの目標を掲げている。
***************************************
医療自由化目標 「入手していた」 米国文書で厚労相
(2011.10.28・日本農業新聞)
 米国政府がTPP交渉で、公的医療保険の運用で自由化を求める文書を公表していたにもかかわらず、日本政府が「公的医療保険制度は交渉の対象外」と国民に説明していた問題で、小宮山洋子厚生労働相は27日、「9月16日に外務省を通じて受け取っていた」と述べ、入手していたことを明らかにした。公的医療制度の根幹である薬価の決定方法が交渉対象になる可能性も認めた。
 参院厚生労働委員会で共産党の田村智子氏の質問に答えた。小宮山厚労相は国民向けのTPP説明資料に「公的医療保険制度は議論の対象になっていない」と明記した理由について、「(医療保険制度自体を交渉する)TPPの金融サービス分野では、議論の対象になっていない」と述べる一方、物品の市場アクセス分野で取り上げられる可能性は認めた。
 一方、同資料とは別の詳細版の説明資料で、オーストラリアが米国との自由貿易協定(FTA)で税負担で薬価を抑える制度を見直した例を紹介したことを挙げ「米豪のFTAの例を引きながら(公的医療制度がTPP交渉の対象になり得ることを)説明している」と弁解した。
***************************************
政府はこのように、肝心な事は全部隠していた・・。
この政府の態度を見る限り、発覚しなかったら、
発表するつもり&説明するつもりが無かった
のだから驚く・・。
【国民皆保険】が無くなる事はなくとも、歯医者の
ようにある一定の所から【自由診療】になり、貧乏人
は高度な医療を生命保険会社の保険にでもきちんと
入っていない限り、受けられなくなる可能性も出て来た。
百歩譲って、仮に推進者の言うように【TPP】で日本の
【国民皆保険】が守られたとしても、自分がアメリカ
の立場なら、【TPP】では深追いせず、違う所を狙い、
根こそぎ改善させる・・。
それが先にも書いていた【ISD条項】である・・。
【ISD条項】を必ず付け、今まではアメリカの保険会社
は【ISD条項】を日本に使えなかったから、やって
こなかっただけであり、自分だったら、即座に
【ISD条項】を盾に、アメリカの保険会社に、手術代
をサポートする保険を作ったが【高額療養費制度】が
あるため邪魔された!だとか、【国民皆保険】があり
国民は3割負担と、支払いが安価であるため、我々の
保険に入ってもらえない!国の規制が邪魔をしている!
みたいな難癖をつけ、あらゆる方向から【ISD条項】
による訴訟を起こし、日本政府の公的介入を排除し
根こそぎ改善させる
・・。

怖いのは、素人の自分でもそんな訴訟が思いついて
しまう安易さがバックボーンに隠されている事だ・・。

それと同時に日本の個人資産約1400兆円・・。
このようにアメリカが喜ぶ部分が日本にはきちんと
あるんだな・・。
こうしたわかっている事柄だけで想像するだけでも、
結構【TPPお化け】の想像は恐ろしい・・(-_-;)
【第6話】に続くぅぅぅ・・って、まだ続くのかよ!
【第5話】で終わりじゃなかったのかよ!(゚ー゚)\バキ(爆)●〜*

TPP参加の是非を考えてみる【第4話】

【第1話】はこちらぁぁぁ・・
【第2話】はこちらぁぁぁ・・
【第3話】からの続きぃぃぃ・・

個人的に【TPP】で怖いもの・・怖いというか、
やはり個人的に気になるのはコメ・・。
先日の【米韓FTA】で韓国は米の自由化を逃れたが、
アメリカのカーク通商代表は、今後、韓国のコメ市場
をこじ開ける努力をし、また今後の通商交渉では
例外品目は設けないと答えている・・。
残念だが、日本の多くの普通のコメは間違いなく
【TPP】で壊滅状態になるであろう・・。
しかし、ここは前からわかっていた事でもある・・。
コメは自民党がガッチリと守ってきた部分で手を
出せなかった部分でもある・・。
この先、【TPP】でなくともここは守りきれないで
あろう予測は安易につく・・。
という事は、どこがきても立ち向かっていけるコメ
に変えていかなければならないだろう・・。
ここはその通りだ・・。
でも、自分はちょっと違っていて、このコメ部分は
どんなに関税でも補助でもいいから援助しても、
守ってもらいたかったりはする・・(^-^;

それはなぜか?

恐らく、今後【TPP】でなくともコメも例外なく
【自由貿易】になってしまうと予測されている・・。
そうなると、日本のコメはどうなるのか?
間違いなく

【高いコメ(牛肉で言うならば、松阪牛みたいな)】

でしか生き残りはできない・・。
なぜなら、国土が狭い事を考えれば大量生産の大国には
値段では敵わないからだ・・。
すると、日本のコメが消えるところはどの部分か?
これは牛肉をみてみればわかる事で、今自分が食べている
コメのような5000円(10kg)以下のゾーンは全て絶滅
するだろう・・。
そこが間違いなく、外国産のコメに変わる
・・。
さらに、長期に渡って恐らく船便(航空便ではコストが
上がるので)などで来るのだから、ネズミや害虫&病気
対策で間違いなく遺伝子組み換えやポストハーベスト、
残留農薬を高く使われなければ、船便には対応できない
はずだ(このために安全対策部分が書き換えられる事に
なってしまう恐れ)
・・。
結果、推進派の言う通り、コメは安くはなるだろう・・。
同じ値段で外国産か?日本産か?を選べる事になると
いうのなら、コメの【自由貿易】は大賛成なのだが、
自分のような貧乏人は外国産のそうしたコメを食べるしか、
選択肢がなくなる可能性が非常に高いのだ・・(-_-;)
悲しいかな、そんな未来しかどう考えても見えて
こない
んだよなぁ・・。

ただ、今のコメ農家の作付け面積が1ヘクタール未満の
農家が約7割もいるために、生産効率が悪い・・。
そこに皆さんもご存知の民主党の愚策

【戸別農家所得補償】

で、零細&小規模農家をまた守ってしまった。
お金がもらえるなら赤字だけどボケ防止と趣味みたいな
感覚でやってしまう農家が復活してしまった。
この先日本の農業が変わるには【TPP】以前にこうした
無策なバラマキをやめ、何時代のものよ?と悪法と
言われている

【農地法(3条)】

の改定を中心とした規制緩和をし、非効率な小規模コメ
農家には退場して頂き、やる気のある大規模農家として
【本気】で農業でがんばりたい!という人間達の道を
閉ざさないようにし、同時に同じ集約型の手法で自分の
ような貧乏人を支えてくれている標準的な金額のコメを
作る農家の方々を直接国が支援する形・・。
あとは、農家をダメにした源である農協の解体も必要だ・・。
解体し、農協のような巨大組織のどこかを通すのではなく、
直接販売の支援にも国が補助をする
・・。

だが、日本の農作物の輸出は明るくない・・。
残念だが日本はあと30年は放射能汚染であるからだ・・。
各国の厳しい放射能検査で、食料品だけでなく、工業
製品ですら、あらゆるものが【放射能が検出された】
の一言でを突き返されている現状を見れば、各国は
自分達の農作物が日本に売れれば良いのだから、日本
の農作物や工業製品など、相当素晴らしいものでも
ない限りは、最悪はウソでも【放射能が検出された】
の一言でぶっ潰される背景も持ち合わせてしまった
のが3月11日以降の日本なのである
・・。

さらに、個人的に一番怖いのが、アメリカは個別の
【関税】みたいな小さな所を狙っているのではなく、
遺伝子組み換えで有名な【モンサント(GMO)】
が政府と一体となってアルゼンチン、メキシコ、
パラグアイ、インド、イラクの小規模農家を緻密に
破滅させ、食糧主権&農業主権を奪った今までの
事例を考えれば、【遺伝子組み換え】の許可、さらに
【遺伝子組み換え】表示指定無しの許可、レベルの高い
日本の【残留農薬&ポストハーベストなどの規格】、
【牛肉の検査規格】など、【第3話】で明かした
アメリカの日本の【安全分野】のぶち壊し要求が

日本の何かの要求と引き替えに、まんまと成立させ
られてしまう事を自分は一番恐れている・・(-_-;)

日本の【安全分野】だけは崩して欲しくない・・。

それが崩れたら、国産の食品は放射能汚染、輸入食品
は高濃度残留農薬&遺伝子組み換えや、検査が適当な
狂牛病の肉・・と、日本国内で安全なものを食べられ
なくなる・・。
でも、仮に、自分がアメリカなら、【安全分野】に
おいて、【TPP】で思うような成果が出なかったら、
後日【ISD条項】で、ある時に一気に攻めまくり
ます
けどね・・(笑)
(あ、【ISD条項】については、次回詳しく書きます)

でもその反面、【TPP】以前に、世界で一番食べ物を
捨てている日本が、これ以上、海外から農作物や食糧の
輸入を増やして良いのだろうか?という事を真剣に
考えている【TPP】賛成論者はいるのでしょうか?
ただでさえ、世界的な農作物&食糧の値段は高騰し、
後進国が困っている中、今その点においては、現在、
充分に豊かな国である日本が、【TPP】でさらに
必要のない農作物&食糧を各国から押しつけられ、
日本国内の農作物&食糧の値段が下がり、さらに
粗末に扱い食べ物を捨てまくる事になるだけでなく、
価格競争は下落の方向で激しくなり、経済的にさらに
【デフレ】が続く事になる・・。
【安い物】がさらにしかも大量に増えるという事は、
日本経済を今のまま停滞させるか、もっと酷くする
しか結末はないのである
・・。
よって【TPP】が【農業を強くする】だけならば大歓迎
だが、どうも【安全分野】において、蔑ろにするアメリカ
の押しつけが予測できてしまう以上は、自分は条件付き
反対なのである・・。

また【TPP】により【自由貿易】を手に入れた結果、
食糧だけでなく、安くて良質な商品やサービスも輸入
される・・国民は当たり前だが、消費者であると共に
生産者でもある・・。
ユニクロや100円ショップに代表される、賃金の安い
途上国で生産された安くて良質な商品は消費者として
の側面は大変ありがたい・・。
しかし、生産者としての側面からみると、物価が
下がり貨幣流通量の少ない日本では、国内の企業を
圧迫し、日本人を使い続けた企業が倒産してゆく・・。
それではまずいと、国内での生産に見切りをつけた
企業は、途上国に安価な生産者を求め、生産拠点を
移す・・もしくは【TPP】により自由に行き来出来る
ようになるので、途上国からの安価な労働力が輸入
され、結果、ご存知の通りグローバル化の名の下に、
20年が過ぎてみると、日本の産業が見事に空洞化し、
安価な非正規社員の出現、リストラ&失業者の激増、
平均賃金は下がり続け、そこに【TPP】による安価な
労働力がやってくれば、単純作業レベルの能力の日本人
はもう完全に必要無くなる
だろうな・・。
********************************
前原氏、外国人労働者受け入れ拡大検討
(2011.10.31・産経新聞)
 民主党の前原誠司政調会長は31日夜、名古屋市内のホテルで講演し、外国人労働者の受け入れについて「将来拡大するのかどうかについても国民的な議論で考えていかないといけない。人口も減って経済活動が縮小していく中で本当に借金を返せますかということも考えなければならない」と述べ、前向きに検討する考えを示した。
 また、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加を念頭に「日本はまだまだ全貿易量に占める他国との経済連携協定を結んでいる率が低い。産業空洞化の原因になっていることも事実だ」と述べ、TPPを含む経済連携協定(EPA)の締結が必要であるとの認識を強調。関税撤廃による農業への影響への懸念に理解を示しつつも「自由貿易に入ろうが入らなかろうが、農業が曲がり角をとっくに曲がって根本的に立て直さなければいけない時期に来ていることは間違いない」と述べた。
********************************
ここがあるから、経団連などは【TPP】推進な訳だ・・。
日本人の末端の労働環境はもっと悪化するだろうな・・。
悪化というのは、日本人の末端の労働力が外国人に
持っていかれるだけでなく、日本人の末端の賃金も
一緒に低価格になるという事だ・・。
ま、能力のない日本人は働けない時代がもっと加速
する訳だ・・。
しかも、労働環境の悪化するだけならまだしも、
こうして日本へ入ってきた外国人労働者のどこまで
を日本がフォローするのか?はもちろん決まって
いませんが、ライフラインとして【生活保護】が
もらえるようになった時には、今の【生活保護】
支給も悪用されるでしょうな・・。
働かず日本の円がもらえるのですから、後進国の
人間達には夢のような話ですから・・(笑)
結果、外国人の為に我々の税金が上がってゆく可能性
も高くなる・・得するのは経営する大きな企業だけ
・・。

残念だが日本もこうして確実にアメリカの

【超富裕層1%とその他】

のような極度の格差社会の構図に近づいてゆく・・。

さらに、安くて良質な商品やサービスも輸入される
だけならまだしも、先日の【米韓FTA】で、オバマ
大統領が一般教書演説で

【アメリカの雇用は7万人増える】

と発表した・・。
アメリカの雇用が7万人増えるという事は、韓国の
雇用が7万人失われる
・・という事である・・。
今現在国内で規制の多い分野(医療、介護サービス、
放送業界、農業など)の市場を【TPP】により開放
する事により、新しい事業が起こり、雇用が増える
と推進派は豪語する・・。
しかし、その雇用は増えても、残念ながらそれは
恐らく【日本人】ではないのだ・・_| ̄|○

【我が国が確保したい主なルール】である【ISD条項】
を中心に・・【第5話】に続くぅぅぅ・・

TPP参加の是非を考えてみる【第3話】

【第1話】はこちらぁぁぁ・・
【第2話】からの続きぃぃぃ・・

さあ、そんなアメリカの要望に対して、イライラするほど
日本がのらりくらりと優柔不断にかわしている内容とは
どんなものか?

例えば、メジェー新聞が書かないので、ソースはしんぶん
赤旗しかないのだが、細かい所は感情的でも大まかな部分
は間違っていないだろう・・。3月には、
*******************************
米が対日要求70項目
残留農薬・食品添加物の基準緩めよ
金融・保険・郵便 米企業参入もっと

(2011年3月5日・しんぶん赤旗)

日米経済調和対話で初会合
 外務省と米通商代表部は2月28日~4日東京で、「日米経済調和対話」事務レベル会合(課長級)を行い、経済問題で双方の要望を交換しました。米側は、残留農薬の基準、新薬承認手続き、企業買収など多岐にわたる規制緩和を日本側に迫りました。いずれも米国大企業の利益を図る要求です。双方の発表によると、環太平洋連携協定(TPP)は議題になりませんでしたが、菅直人首相が唱える「開国」で米国が対日要求をエスカレートさせています。
 在日米大使館の発表によると、対日要求は、情報通信技術、知的財産権、郵政、保険、農業関連課題、医薬品・医療機器など10分野にわたる約70項目。
 農業関連で米国は、日本の安全基準が厳しすぎるとの立場から、残留農薬やポストハーベスト(収穫後に使用する農薬)の基準など「未解決の農薬関連問題への対処」を求めました。農薬や食品添加物の基準で「国際的基準を参照すべきだ」として、日本独自の基準を認めない考えを示しました。
 医薬品・医療機器では、最も多い20項目以上の要求を盛り込み、日本に活発な売り込みを図る米医療・製薬大企業の主張を並べました。新薬の審査にあたって他国の治験データの利用を認めるなど、医薬品の承認手続きの迅速化を迫りました。
 「対日M&A(企業の買収・合併)を阻害している可能性のある法律、規制、税制上の要件の見直し」を盛り込みました。官庁が政策を決定する際の意見公募手続きを「外国の利害関係者」に開放することも求めました。
 また、「日本郵政グループの競争上の優位性を完全に撤廃」することを求めて、郵政事業の公共性を否定。金融、保険、国際郵便で米国などの民間企業に市場参入の機会を増やすよう迫りました。
 日米経済調和対話は、昨年11月、菅首相とオバマ大統領の首脳会談で立ち上げが決まりました。今回が初会合。今年中に2~3回会合を開き、結果をまとめることにしています。
 この対話は、2001~09年にかけて行われた日米経済対話、規制改革・競争政策イニシアチブを実質的に引き継ぎました。同イニシアチブのもとで、両国政府は要望書を交換。米側は郵政民営化や医療への市場原理導入など「構造改革」路線の実行を日本に迫りました。

兵器も買え
 米通商代表部が昨年まとめた2010年外国貿易障壁報告書は、軍需についても、対日要求を盛り込んでいます。
 報告書は航空宇宙産業に関して、「米国企業はしばしば日本に国防装備を提供する契約を勝ち取ってきた。外国からの年間国防調達の90%以上が米国からである」と成果を誇る一方、次のように注文をつけています。
 「防衛省は国内の防衛産業を支援するため、国内生産あるいは米国技術のライセンス生産を全般に優遇している」
 日本のGPS(全地球測位システム)整備についても、「米国企業が主要な部分を供給する機会を持てるよう期待する」として、米国防総省が運用するGPSとの一体化を狙っています。
*******************************
で、先日の10月27日には、
*******************************
日本の規制“じゃま”
牛肉・医療・郵政…50項目、米が報告書

(2011年10月27日・しんぶん赤旗)
 米国通商代表部(USTR)が「2011年外国貿易障壁報告書」で、日本が牛肉やコメ、郵政、共済、医療、血液製剤など約50項目の物品やサービスについて「過度な規制」などによる「貿易障壁」を設けているとして、「規制緩和」などの市場開放を要求していることが、26日までに日本外務省作成の資料で明らかになりました。
 資料は、民主党の経済連携プロジェクトチームの総会(25日)に同省が提出した同報告書の「仮要約」。同報告書は、牛海綿状脳症(BSE)の予防対策として日本が実施している輸入規制に対抗し、「米国産牛肉・牛肉製品」が再び日本市場で開放されることが「重要な優先事項である」と表明しています。また、日本のコメの輸入・流通制度は「規制的で不透明」だと非難。消費者による米国産米の購入を増やすよう求めています。
 医療については、外国事業者を含む「包括的サービスを行う営利病院」の参入が「制限されている」と攻撃。郵政や共済事業についても「対等な競争条件」などを求めていくと主張しています。
 また、かつて免疫不全症候群(HIV)の感染拡大の主要因の一つとなった米国製血液製剤についても、「輸入規制を緩和することによって、患者の血漿(けっしょう)製剤へのアクセスを拡大するよう日本に求めている」と、市場開放を求める姿勢を示しています。
 企業の「国境を越える合併買収の障害」の「撤廃」にも言及。「商法と企業統治システム」の「改善」を求めています。
 外務省側は、医療への「営利企業」の参入や「混合診療」の導入などについて、既存の環太平洋連携協定(TPP)加盟交渉参加国間では議論の対象にはなっていないと楽観論を振りまいています。しかし、同報告書を見れば、米国が多くの分野で日本に市場開放を迫ってくることは確実です。
*******************************
よって、幸か不幸か?日本の優柔不断から、アメリカ
はこのように1対1では日本とは話し合いになって
いない・・(笑)
もう、そんな日本を待っていられないアメリカは
日本を【TPP】に引きずり出したい・・。
しかも、11月12日のAPECでは、9カ国での【TPP】
の大枠&がすでに発表される・・さらに、
*******************************
TPPルール 主張困難 米「参加承認に半年」(2011年11月2日・東京新聞)
 環太平洋連携協定(TPP)交渉について、米通商代表部(USTR)の高官が、日本の参加を認めるには米政府・議会の非公式な事前協議が必要で、参加決定に時間がかかるため「受け入れが困難になりつつある」との認識を示していたことが、日本政府の内部文書で分かった。正式協議を合わせると米議会の参加承認を得るのには半年間程度が必要な見込みで、早期参加表明しても来夏にまとまる予定のルール策定作業に実質的に加われない可能性も出てきた。
 日本に有利な条件を得るため早い参加が必要、というTPP推進派の主張の前提条件が崩れかねない状況だ。
 野田佳彦首相は、今月十二、十三日にハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で参加表明を行いたい意向とみられ、民主党内で調整中。表明すれば、これが最速となる。
 日本政府は、米国の承認手続きに関連し、米議会の了承には最低九十日間の協議期間が必要としていたが、事前協議には触れていなかった。日本政府関係者によると、この期間は三カ月間程度という。
 内部文書によるとUSTR高官や米議会関係者は、事前協議は「米政府と議会が時間をかけ非公式な協議を行う」とし、日本政府のTPPへの姿勢を歓迎できる見通しがついて「初めて九十日の期間に入る」と説明している。日本を受け入れるため、現在、米国やチリ、豪州など九カ国で進行中のTPP交渉を遅らせることは望ましくなく「既に参加期限は過ぎた」と明確に述べている米議会関係者もいる。
 TPP参加を後押しする経済産業省などはこれまで「早期に参加して有利な条件を獲得すべきだ」と主張。しかし、APECで参加を表明しても、交渉参加できるのは早くて来年の夏前。九カ国は来夏までの合意を目指している。日本が加わった段階ではルールの細部まで議論が終了している可能性が大きい。
 内部文書は、日本の外務省などの職員がTPPの交渉に集まった米国などの担当者に、日本参加の期限などについて質問し、まとめた。
*******************************
と、実際には

【日本の参加を認めるには米政府・議会の非公式な
 事前協議が必要】

であり、アメリカ様に相当なるお土産&下からお願い
する形で仲間に入れてもらう事から始まるのが【TPP】
での日本の本当の姿・・アメリカの思う壺である・・。

では、なぜ【TPP】でなのか?という疑問・・。
それには理由がある。

そもそも日本以外の9カ国で日本のように工業製品を
輸出して、農業&エネルギーが弱い国はあるだろうか?
そう・・他の9カ国は工業製品でなく

【農産品&エネルギー資源輸出国】

であり、日本と同じ条件の国などない・・。
しかも、農作物&食糧に関しても、工業製品、医療、
薬に関しても、日本が一番【安全基準が高い】のだ・・。
それを考えたら、日本の食糧事情に関して農業側の
気持ちがわかる国はどこもなく、

【多数決で日本の高いハードルを引下げる作戦】

になる事は参加する前から明白である。
なぜなら、アメリカを除く他の7カ国は、GDPも内需も
一番のアメリカへ輸出をしたいし・・という事は
GDP&内需が第2位の日本を捨ててでも、アメリカ
に賛成せざるを得ない
・・。
さらに、先にも書いたように、日本だけが工業製品
を売りたいが、その他の国は食糧かエネルギー資源
である事を考えれば、日本の【安全基準】が低いに
越したことは無いですから、どんなバカな国でも
その方法をとらない訳がない・・。
結果、アメリカが持ち出してくるだろうと予測される
【安全基準】のハードル下げ作戦は間違いなく成功
する・・。
そして、その条件なら「日本は【TPP】から降りる!」
と言えば、アメリカが即座に日米同盟悪化の懸念!と
いう事で、壮絶な不快感を露わにし、ちょっと激怒し
恫喝してくる・・そうなったら、日本などイチコロで
条件を飲む・・(-_-;)
もしくは、アメとムチで、日本が喜びそうな何かと
【安全基準】を交換条件にしてくる
だろう・・。
韓国がアメリカとのFTAでコメとサムスンを守った
代わりにあらゆる条件を飲まされたのと同じだ。
よく、推進派は【多国間交渉】だから大丈夫だ!と
言うのだが、自分は逆で、やっかいなのは、1対1で
はなく、多数決だという事が怖い
のだ。
もう、日本の【TPP】参加の結末がなんとなくわかって
しまうのが残念だ・・_| ̄|○

声高に叫ぶ【関税】だって、日本からアメリカへの
輸出の場合の関税は、自動車で【2.5%】テレビで
【5%】・・アメリカ側からしたって、そもそも日本
に対して低い【関税】など捨てても構わないのだ・・。
そんなものは【ドル対円の為替】の差益調節で
いくらでもカバーできる
からね!(゚-゚)b(笑)
しかも、今は【円高】ですから、皆さんご存知
のように大手企業はアメリカに工場を移す、色々な
アジアにおいても現地生産に切り替えるなどして、
2010年には約1300万台は現地生産、日本からの
【関税】をかけられての輸出は約430万台と、実は
諸外国で関税のデメリットは解消されつつある
ため
【TPP】で【関税】が消えても、日本にはそんなに
メリットはない・・。
実際には問題は【関税】ではなく【通貨力】で決まる・・。
昨今の韓国企業の強さは、戦略的なウォン安の
おかげが一番大きくであり、日本の輸出企業の
不振は、対ドル、対ユーロの流通量よりも圧倒的
に流通量が少ないための円高のせいであり、
円高対策にお札を刷らずに傍観している日本は、
その時点ですでに大負けしている・・もはや【関税】
は、実はそんなに大きな問題ではない
・・。
100兆円ほど、復興支援でお札を日銀が刷ったら
円高など一気に解消し、株価も一気に上がる・・。
お金が流通しますから、デフレも一気に解決し、
【関税】のデメリットなど笑っちゃえる・・(笑)

さらに先に書いたように、アメリカは

【今後はどの国も、米国への輸出が繁栄への道だと、
 思うべきではない】

と輸出は増やさないよ!と断言しているのだから、
アメリカへの日本の輸出はそんなに増えない・・。
その他の国は【GDP】の低さから言って、日本の
高い工業製品など必要ない・・。
農業においても、平均関税は【TPP】参加国の中
では高めだが、世界的にみても、日本は高くない・・。
野菜の関税は、ほとんどの品目のゼロから3%、
果物の関税率は5〜15%、花の関税などはゼロなど、
EUなんかよりも全然低いのだ・・。
推進派が【TPP】に参加しない事を、

【鎖国するつもりか!】

と声高に叫ぶが、そもそも日本はすでに
かなりの部分で【自由貿易】なのである・・。
いや、色々な圧力から【自由貿易】にさせられて
いる
のが現状だ・・。
もちろん、コメ(778%)バター(360%)砂糖(328%)
大麦(256%)小麦(252%)のような高い【関税】
の部分を、もちろん狙ってくるだろうが、先に書いた
ように今や【通貨力】で決まる貿易など【関税】の
の部分を論じても日本はダメージの方が大きく、
メリットはほぼ無いと言い切っても良い・・。
先に書いたように【円安】に政府が対策を取り、
【円安】になった時ならば、間違いなく大きな
チャンスですけどね・・(゚-゚)b

しかし、それ以前に日本は輸出産業がGDP10%程度・・。
そもそも下からお願いして入れてもらおうとしている
という日本の主張が通らない可能性の中、輸出の最大
相手国の中国と、3位の韓国が【TPP】に参加しない、
環太平洋の一員であるカナダもメキシコも台湾も参加
しないのに、1911年に取り戻した【関税自主権】を
撤廃し、GDP90%の内需を開放
しようとしている・・。

次回、個人的に【TPP】で怖いものを次回述べたいと
思う・・【第4話】に続くぅぅぅ・・

TPP参加の是非を考えてみる【第2話】

【第1話】からの続きぃぃぃ・・

【TPP】はまず、日本が交渉に参加したとして、
【9カ国+日本】となり合計10カ国となる・・。
この国達を【GDP(国内総生産)】別に比較してゆく
(WDI 2010による)と、

【GDP(国内総生産)比率】
1位 アメリカ 69.7% 
2位 日本 21.8% 
3位 オーストラリア 4.3% 
残りの7カ国全部で 4.2%
 

となるそうだ。
2006年のシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド
の4ヵ国で【小国の貿易を促進させる】事の目的だった時
ならば良いが、こんな【GDP】が巨大なアメリカが参入した
時点で、アメリカの言う【小国の貿易を促進させる】・・
【アジアの成長を取り込む】・・などというのは詭弁である
事がわかる・・。

なぜなら、昨年11月13日の横浜で行われた【APEC】での
オバマ大統領の演説で「今週アジアを訪れた理由の大きな
部分だ。この地域で、輸出を増やすことに米国は大きな機会
を見いだしている」と、アメリカが今後5年間で輸出を2倍に
する【国家輸出倍増戦略】を進めていることを説明し、
「今後は、どの国も、米国への輸出が繁栄への道だと、思う
べきではない」、「アメリカにとって、これは雇用(創出)
戦略だ」とまで断言している
・・。
そう・・中国や日本などの輸出国に、【内需拡大】に注力
するよう強く促しているのだ・・。

おわかりだろうか?アメリカは国内向けとはいえ、

【お前らアジアからの輸入はさせないよ!でもアメリカ
 からの輸出は倍増させる!だから輸出でアメリカに
 頼ろうなんて考えてんじゃねえぞ!わかったか!
 アジアの貧乏国ども!】

と発言して帰ったのだ。
だって、仮に【小国の貿易を促進させる】という理想論
だったら、別にアメリカは日本を【TPP】など誘う必要性
はない・・全部で【GDP】4.2%しかない7カ国を【GDP】
69.7%の巨大国アメリカ様が救ってあげれば良い・・(゚-゚)b
でも、それではアメリカは何も儲からない・・。
だって、そんな【GDP】の低い国々が、アメリカの高い
工業製品など必要ないし、アメリカの高額な保険会社も
必要なければ、アメリカの高額な薬も必要ない。
そもそも農作物は抱負にある国々ですから、アメリカの
農作物もいらなければ、アメリカ人の高額な労働者も
いらない・・。
こんな貧しい国々でアメリカの【輸出倍増戦略】
【雇用創出】などできる訳がないのだ・・。

さらに、その裏付けとして【内需】の割合で計算し直すと、

【内需(日本が輸出出来そうな場所)比率】
1位 アメリカ 73%
2位 日本 23%
3位 オーストラリア 3.7%
その他の7カ国全部で0.1%

となるそうです。
あれれ?【TPP】に参加して、輸出を伸ばすんですよね??
どうやったら7カ国合計で内需0.1%の国々を相手にして
輸出が伸びるのでしょうか?
(笑)
アメリカだって、こんな国々を相手にしたって、輸出
倍増計画が実現しない事などわかっているんですよ・・。

さあ、こうなると、アメリカの狙いは完全に見えてくる・・。
そのアメリカの狙いだが、ひとまず当面は【TPP】反対論者
の言っている、参加国中【GDP】&【内需】が第2位の日本
である・・。
日本ならば、アメリカの高い工業製品、保険会社、高い薬、
安全対策の改正を含んだあらゆる農作物、高額な労働者の
雇用、公共事業へ参入、IDS訴訟・・と全て実現できる土俵
がある・・そう・・巨大な場所に引きずり出し他国を
味方に付けての【日米交渉】なのだ・・。
だから強烈に「参加せよ!」と圧力をかけてきている
訳だ・・。

なぜ、巨大な市場へ引きずり出さなくてはいけないのか?
それを読み解くには、今までのアメリカの日本への狂った
ような数々の要求をみればわかってくる・・。
だが、今までアメリカは、ずっと日本に色々な要求を突き
付けているが、日本はなかなかそれを飲まない・・(笑)
まあ、こういう時の日本ののらりくらりと決断が出来ない
優柔不断な部分は大変メリットになるのだが・・(爆)●〜*
でもそんなところにアメリカはイライラしていたり
する訳だ・・(笑)

日本がのらりくらりと優柔不断にかわしている内容とは
どんなものか?それは【第3話】に続くぅぅぅ・・!

TPP参加の是非を考えてみる【第1話】

今回は長いです・・6話まで続きます・・(^-^;(爆)●〜*
でも、かなりわかりやすく書いてあると思うので、
読み終わると【TPP】に詳しくなれます(と
思います・・(^-^;)!(爆)●〜*

さあ、11月12日の【APEC】までに、オバマ大統領の
支持率低下に花を添えたいと、日本の現状は無視し、
アメリカの意向に沿うかたちで【TPP参加】を表明
したいと躍起になっている野田首相・・(笑)

まず、【TPP】とは何か?

【Trans Pacific Partnership】

の頭文字で、もともとは、2006年にシンガポール、
ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4ヵ国で始まり、

【小国の貿易を促進させる】

ことを目的として始まった・・。
2010年にアメリカを中心として急激な推進が始まり、
日本の立場がややこしくなり、現在はアメリカ、
オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、
マレーシア、ベトナム、チリ、ペルー、ブルネイと、
9カ国が参加して交渉中である

【環太平洋経済連携協定】

の事である・・。
ま、一言で言うと太平洋周辺の広い地域で

【自由貿易圏を作ろう】

という構想だ・・。
ちなみにお隣の韓国は【TPP】は不利になるとして
参加せず、EUやアメリカと個別に【FTA】協定を
結んでいます。>韓国の決断は当然で、しかも早い!(>_<)

で、【TPP】の中で、話し合われている事は何か?
というと、下記の24項目について話し合われている。

○市場アクセス(工業)
○市場アクセス(繊維・衣料品)
○市場アクセス(農業)
○原産地規制
○貿易円滑化
○首相交渉官協議
○サービス(クロスボーダー)
○サービス(電気通信)
○サービス(一時入国)
○サービス(金融)
○サービス(e-commerce)
○政府調達
○投資
○環境
○労働
○税関協力
○競争政策
○知的財産権
○SPS(衛生植物検疫)
○TBT(貿易の技術的障害)
○貿易救済措置
○紛争解決
○制度的事項
○横断的事項特別部会

マスコミで取り上げられている【関税】と【農業】・・
実は24項目の中のひとつでしかない・・。

では、マスコミがとりあげるのは、なぜここなのか?
というと、賛成派は【日本の工業製品を売りたい】
反対派は【日本の農業がダメになる】という側面で、
互いに得する数字、損する数字を持ち出し、それでは
わからないからと内閣府が総合的な数字として

【TPP参加で、GDP2.7兆円UPする】

という試算を出してきてまとまったかと思いきや、
詳細を調べてみると、この数字は【10年間】合計
した数字
で、1年に換算したら2700億円と大した
事はない・・もう【誤差】の世界・・_| ̄|○
ましてや、政府は悪い状況下では計算していない
だろうから、恐らく、かなり夢物語な状況下での
数字であろうと予測がつく・・。
そう考えれば、実際は半分の数字と認識していた
方が後にガッカリしないだろう・・(笑)
とすると、【1.8兆円】・・ま、10年で2兆円って
ところだろう・・。

残念なのは、マスコミは賛成派は経団連&アメリカ
追従の都合、反対派はそれぞれの選挙区の都合
みたいな構図に作り上げてしまっている・・(-_-;)
24種目についてガンガンと調べ、国民にわかるように
メリット、デメリットを伝えてくれればいいのに、
【関税】と【農業】くらいしかやらない・・。
でも日本の一番のメリットであり、一番のデメリット
でもあるからどうしてもその2つがクローズアップ
されてしまうんだけどね・・。

賛成派によると、まあ、こうした多岐の事を話し合う
のだから、早く参加して、条件の部分で日本は主導権
を取り、外資を日本へ自由に取り込む事により、日本
の従来のガチガチに縛られている規制が外的圧力に
より開放され、夢のような自由外交が始まり、日本
には莫大な利益が転がり込んでくる事になる日本の
未来を決める大変大切な話し合いが【TPP】なのだ
そうだ・・(笑)

うわ〜ぁそんな素敵な話し合いならぜひぜひ参加して
日本がリーダーシップ取り、夢の自由外交とやらを実現
して欲しいところなのだが、それはやはり【おとぎ話】
であるという事をもう少し突っ込んで、自分なりの
【TPP】の【本質】&考えを述べてみたい・・。

ま、日本の未来を決める大変大切なものの割には
10年で2.7兆円って所に結論は出ていたりする
けどね・・(笑)

【第2話】へ続くぅぅぅ・・

店頭補修完了!

そういや、破壊されたまま3ヶ月間ほど、ご迷惑をおかけ
していた店頭が無事補修完了しました!
3ヶ月前に、朝起きて、掃除しようと思ったら、店頭タイル
の最前列がグチャグチャに破壊されていた・・(T_T)

ファイル 1794-1.jpg

深夜の間になんか重い車に乗られたんだと思うんだが、
防犯カメラがある訳でないので、自損で修理・・。
今度は振動でもヒビが入らないようにお願いしたいと
いうと、途端に色々なタイル屋さんに断られちゃいました。
ま、結局は我々の業界のタカラベルモントさんにお願い
すると「やりますよ!」との事で、お願いすると、そもそも
土にそのままコンクリート打っただけだったので安易に
亀裂がはいる仕組みだったようで、

ファイル 1794-2.jpg

今度は、鉄骨を組んでもらい、さらに、地面がある程度
揺れても大丈夫な揺れをクロスさせる方法でやって頂き、

ファイル 1794-3.jpg

見事、蘇りました!(^^*)
もう、今度は深夜に車が乗れないように、閉店後に置く
赤いコーンを2つ頂いたので、壊されないように毎晩
忘れずに配置しなくっちゃ!です・・(゚-゚)b

61万アクセス突破!

本日、メインHPが61万アクセス突破しました。
ありがとうございます。

Flash全盛でHPを美しくファッショナブルに見せる時代の中、
頑なに古いブラウザやOSの環境の方々でも閲覧できるHPを・・
という姿勢を続けています・・だから未だに【Windows98】
のOSでの足跡があると、なんかニコっとしちゃいます。(^^*)

ブログでHPを作っている方々もいますけど、実はブログって、
両サイドに広告のようにある【ブログパーツ】というものが、
実は最新環境に合わせられているものが多く、ちょっと古い
マシン(OSやブラウザ)だと、画面が動かなくなって
見られないものが多いんですよね!
だから、自分のこのブログは一切【ブログパーツ】を置きません。
ただ、料金を調べたいだけなのに・・営業時間を調べたいだけ
なのに・・ちょっとあんな事やこんな事を調べたいだけなのに・・
という方々は二度と来なくなるんですよね!
でも、そんなHPが増えれば増えるほど、うちは目立つように
なるので、それも戦略・・という事で・・(笑)

という事で、今後ともよろしくお願い致します。(^^*)

被爆者を増やす愚かな選択(後編)

【前編】からの続きぃぃぃぃぃ!(^^*)

【前編】にも書いたが、

【除染】なんて基本的にはできない
・・さらに、瓦や壁など高圧洗浄機での【除染】は
【除染】ではない
・・ただ

【別な所へ放射性物質を移動する】

だけで【移染】である・・その汚染水を下水を通して、
そして、隣、またその隣と、どんどん場所を移して
ゆくだけでなく、下水の底にある汚泥にも蓄積されて
ゆく・・今後、こんな【除染】などという無駄な事に
お金を湯水のごとく使うのではなく、

【まだ放射能がすごいので戻れない】
【残念だが今は戻るのが無理なんだ!】

となぜ言えないのか?

親が避難しなければ、その子供達はイヤでも被曝し続け
なければならない・・また、【除染】作業をする人間達
が増えれば増えるほど作業員に【被爆者】がどんどんと
増える・・。
さらに、こんなに早く住民を戻らせれば、家の中だけに
いる訳にはいかないから、その辺を歩くたびに、毎日、
被曝する・・こんな状況下では、病気になる事は明白で、
結果、医療費はかさみ、圧迫する・・。
さらに、そこで取れた農作物を誰かが犠牲になり、口へ
運ぶ事になり被曝する・・。
最悪、国が買い取れ!と言われれば、そのお金は税金で、
無駄にお金が消えてゆく・・。
仮に口へ運ばなくとも、捨てるにしても埋める場所もない
ので、その辺にひとまず集めてブルーシート被せた位で
放置だろうから、その付近の生物や鳥、虫、植物、木々
などが被曝する・・。
で、先に書いたように放射能漏れが止まっていないの
だから、雨や雪が降ればまた汚染され被曝する・・それが
積み重なり放射線が高くなれば、また除染をしろ・・と
なり無駄にお金が消えてゆく・・。
今回の【除染】の時に出た土や草木、その先の除染の末に
出るだろう土や草木も、先の農作物のように埋める場所も
なければ、人が住んでいる以上は、永遠に【除染】と被曝を
しなければならない・・という事で、簡単に想像するだけ
でも、湯水のごとく無駄な事にお金を使った上、凄まじい
数の【被爆者】を増やす事
になる・・。

最後に、それだけで終わらないのが人間だ・・。
今ですら、福島で内部被曝を恐れ牛乳を飲まない子供に
先生が【飲まない人は福島県民じゃない!住む資格はない!】
などと子供達に攻め寄るいう戦時中のような出来事が
真顔で行われている・・。
福島市内の某高校で校庭などで活動する運動部員に対して、
【事故があっても学校あるいはその先生に損害賠償請求を
しない】という旨の念書を書かないと部活動に参加させない
事になっており、自分の子供を被曝させたくないけど、
子供は部活をさせてくれ!と哀願する、親は子供の将来を
考えると被曝させたくない・・その葛藤の中で踏み絵を
強要される・・放射能を拒絶した人間達がまるで頭の
おかしな人かのような空気になる・・たった半年でだ。

こうした事をふまえただけでも、戻ったら戻ったで、
大人の中でも

「【除染】を手伝わない!とは何という奴だ!」
「避難して別な所へ行った奴はだらしがない!」
「避難して別な所へ行った奴はもうこの町の人間じゃない!」
「町を盛り上げるために、地産地消だ!」

などなど、戦時中のまるで【特攻隊】のようになる、
もしくは【憎悪】まみれになり、大人の世界も放射能を
拒絶した人間達がまるで頭のおかしな人かのような空気に
なるのは安易に想像でき、目に見えている
・・(-_-;)

そうなってからでは遅いのだから、放射能は恐ろしい
とし、とにかく無駄な【被爆者】を増やさないためにも、
【憎悪】の感情を作り出さないためにも、国の財政事情
のためにも、もう【避難】させるしかないのだ・・。

ここで冷静に考えてみると、牛乳を飲まない子供も、
それを牛乳を作っている人の事を考えてや、牛乳を
粗末にする事を怒っている訳だ・・これどちらも悪く
ないのだ・・しかし一番悪い奴【東京電力】は何も
責められず高みの見物な訳だ・・。

全く、腹が立つ・・腹が立つが、国民が選んだ民主党が
東京電力の責任は求めず、国民にほとんどを負担させる
法案を通してしまった以上は、国民が【東京電力】の社員、
会長、社長・・みんなの給料もボーナスも退職金も満額
補償してあげなくてはいけないのだ・・。
しかも、そうやって今後借りたお金を【東京電力】は
返さなくてもイイ事になっているっていうのも、みんな
知っているかい?とんでもない法案を通したんだぜ?
こんな日本にして、満足かよ?民主党を選んだ人達は?

そんな中、国際エネルギー機関(IEA)の閣僚理事会が
10月18日にパリで開幕された。
そこで、枝野幸男経済産業相は演説で

【原発の安全性を世界最高水準まで高める】

と述べた・・そんな事は誰も求めてないじゃんよ・・。
それよりも早く【毎時2億ベクレル】の放射能漏れを
完全に止めてくれ
よ・・安全だとおっしゃる人間達で、
早く炉心を見にいってくれよ・・それすらも、まだ
できていないじゃん・・それが完了して初めて【除染】
でしょうが・・(-_-;)

被爆者を増やす愚かな選択(前編)

*************************************
全域除染スタート、首相も視察…福島市大波地区
(読売新聞・2011年10月18日)

 東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、年間推定 被曝 ( ひばく ) 線量が5ミリ・シーベルトを超えている福島市大波地区で18日、除染作業が始まった。野田首相が視察に訪れ、作業を見守った。
 国の除染に関する基本方針に基づいて進められ、一定期間で地区全域を集中的に除染して効果を確かめるモデルケースとなる。
 初日は住宅1戸の除染を実施。市から委託された業者の作業員十数人が、外壁や屋根を高圧洗浄機で洗い流したり、植木の枝を切ったりした。大波地区では今後、住民らも参加して除染を進め、住宅と道路は年内に作業を終える予定。
 福島市は、市全域約11万世帯の除染を打ち出している。今後、除染範囲が広がるが、業者のほかに作業を担うボランティアや、除去した表土などの仮置き場の確保が課題となっている。
**************************************
野田首相が視察って・・危険だけど危険じゃないと
ダマす魂胆がみえみえである・・そう・・まるで
北朝鮮の金正日総書記の視察と全く変わらない・・(笑)

なぜ、

【まだ放射能がすごいので戻れない】

と言えないのか?本当に首を傾げる・・。

それ以前に、【除染】なんて基本的にはできない・・
さらに、瓦や壁など高圧洗浄機での【除染】は【除染】
ではない
・・ただ

【別な所へ放射性物質を移動する】

だけで【移染】である・・その汚染水を下水を通して、
そして、隣、またその隣と、どんどん場所を移して
ゆくだけでなく、下水の底にある汚泥にも蓄積されて
ゆく・・。

そもそも、9月20日の政府・東京電力統合対策室の
記者会見で、現在の福島原発1~3号機からの放射性
物質の放出量は1カ月前と変わらず最大で

【毎時2億ベクレル】

と発表されている・・。
10月の今現在、それが止まったとの発表は無い・・。
放出の値に違いが出て来ているならば「値が下がった!」
という事で、喜んで発表するだろうから、発表がない
今現在は、未だにほぼ同じ状態であると考えるのが
妥当だ・・(-_-;)

このように、まだ放射能漏れも止まっていないのに、
政府は【除染】って・・何という馬鹿げた事始める
のだろうか・・_| ̄|○
明日雨が降って車が汚れるとわかっていて、洗車を
するバカ
がどこにいるというのだ?┐('〜`;)┌

国はチェルノブイリの現状を考えれば、【福島県】
という中の大部分の土地に、もう人が住んではいけない
事はきちんとわかっている・・しかも、国にお金が
湯水のごとく溢れて、使い切れない程あるのなら
ともかく、お金が無いとわかっているくせに、自分達
政治家としてのイメージアップだけのために、無駄な
事にお金を湯水のごとく使っていく・・(-_-;)

それだけでなく、今回の【移染】するだけの【除染】
という方法の後、住民を戻す・・という決断は、
言い換えれば【被曝をさせる】という決断をした
という事・・。
なぜなら、かろうじて、住居と道路のコンクリートの
部分は【移染】する事で、その場の数値は下げられても
田畑を【除染】するには、表土をガッツリと削り取らな
ければならない・・だがそんな事をしたら表土が命の
田畑はもう終わりである・・。
さらに、山林の【除染】などできる訳がないだけでなく、
山に住む生物や鳥、虫の【除染】だってできないし、
それらの尿や糞や死骸の処理だってできない・・。
山から鹿や猪が下りてきただけでも、放射能まみれの
動物かもしれない訳だ・・。
よって、人間様に出来る事は、要するに放射性物質
そのものが、自分の寿命で減ってくれるのを待つしか
ないのである・・。

【後編】へ続くぅぅぅぅぅ!(^^*)

10月20日は頭髪(トウハツ)の日という事で・・

昨日の10月20日は頭髪(トウハツ)の日という事で・・
今年もマスコミを通して、医療側から【男性型脱毛症(AGA)】
は医者へ行け!のキャンペーンが行われていましたな・・(笑)
要は【治療】として、【プロペシア】といいう【フィナステリド】
内服薬の服用と、【リアップ】などに代表される【ミノキシジル】
5%の外用薬の塗布が効果的という話・・。
そろそろ、いずれはやめなくてはいけない薬を服用する事を
【治療】と称するのは、やめてくれないかな?

【プロペシア】は、【ステロイドホルモン剤】であり、

【脱毛の根本的な原因を治す薬ではなく、あくまでも脱毛の
 原因を阻害(ブロック)する薬】

であり、服用をやめると【再び元に戻る】のです。という事は

【髪を維持するためには生涯に渡ってそれを服用しなければ
 ならない薬剤】

という位置付けですが、【ステロイドホルモン剤】である以上、
1年目はそれなりの効果が現れますが、2年目で【1年目の効果
の半分】、3年目で【2年目の効果の半分】というように加速的
に減る形で人間には耐性がついていく
・・という現実的には
いつまでも使い続ける薬ではない、いずれはやめなくては
いけない薬
なのです。(詳しくはコチラ

さらに【ミノキシジル】・・アメリカでは一般的に頭頂部
(頭のてっぺん)が薄くなった人で、直径が10cm以下で、
脱毛歴5年以内の場合
となっている・・。
それが日本の製品【リアップ】では、そんな事はおかまい
なしに、何でも効いちゃう薬みたいになっちゃっている・・(笑)
副作用として「血圧に影響」「心臓や腎臓に影響」「むくみ
を増強させる」「傷等を悪化させる」という可能性
があります。
日本のものとして「リアップ」などでは「かぶれ」「炎症」
「断毛」などの副作用も報告
されていますので、かなり
注意が必要なのだが、こちらも、やめたら元に戻るので
一生使い続けなければならない薬
なのだ・・。
しかも、薬というのは使い続けると必ず副作用がある・・。
短期間で使うのなら、それほど心配はいらないが、これら
「薬」はずっと使い続ける事に恐ろしさがあるのだ。
これらは、【フィナステリド】【ミノキシジル】どちらも、
正しくは【対処療法】であって【治療】ではありません・・。

当店のお客様でも使っている方にそれを話すと、みんな
ビックリする・・という事は、この副作用や結末を医者は
話していないという事である・・その卑怯さにも腹が
立ちますが、使用しているお客様に聞いてみると、
そんな事よりも、その時が華やかであれば良いようなので、

【夢を見させる】

という点では、医者が正しいのかもしれませんがね・・(笑)

WINE BAR【ヤミツキ】

横浜にある個人的に密かに行く
ワイン・バー・・友人にバラしちゃった
から公開します!(爆)●〜*
MORE'Sの横をすり抜けるとある

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  【狸小路】

の中の1軒に【ヤミツキ】というワイン・バー
がある。本当に小さくて、1階は立ち飲み
スタイル、2階は座って飲むスタイル・・。
まあ、高いワインを楽しむ敷居の高い
ワイン・バーでなく、安いワインをグラス
で色々楽しめるスタイル・・もちろん、
フルボトルでも楽しめますがね!(^^*)

ファイル 1789-3.jpg

壁に名刺が無造作に貼られ反り返っていたり、

ファイル 1789-2.jpg

オブジェとして飾られている空のワイン
ボトルはホコリだらけだし、

ファイル 1789-4.jpg

本当のスタイルが清潔なのか?
ホコリも古くささを出すための演出なのか?
未だにわかりかねますが、キレイな店を
お望みならばお勧めしない・・(^-^;(爆)●〜*
ただ、店員のお姉さんたちは2階は
呼ばないといけない時もあるが、
その場にいれば気さくで目配りも
きちんとしている・・。
ただ、ワインを飲むんだから、禁煙ならば
もっといいのだが・・(>_<)(笑)

頭髪の不法投棄事件から壮大にゴミ増税計画を語ってみる(笑)

*************************************
豊橋の海岸に頭髪33キロを不法投棄 美容師ら書類送検
(2011年8月5日 中日新聞)
 愛知県警豊橋署は5日、美容室で切った髪の毛を海岸に捨てたとして、廃棄物処理法(投棄禁止)違反の疑いで、同県豊川市内の女性美容師(20)と美容室の運営会社(豊橋市)を書類送検した。
 容疑では、美容師は5月18日午後11時ごろ、勤務する豊橋市内の美容室で出た頭髪33キロを10袋に分け、同市小島町の表浜海岸の浜辺に捨てたとされる。
 署によると、美容師は「朝起きてゴミの指定場所に捨てるのが面倒になり、勤務後に海岸で捨てた」と容疑を認めている。
 翌19日に住民から市を通じて通報があり、豊橋署は袋に入っていた書類などから美容室を突き止めた。頭髪は事業系廃棄物に当たり、業者に運搬を依頼するなどしなければならないが、美容室は美容師に指導していなかったという。
*************************************
前に書いていたネタだったのだが、UPを忘れていました・・(^-^;

これ、正直気持ちはわからないでもない・・(^-^;(笑)
髪は現在は事業系廃棄物、すなわち産業廃棄物の扱い・・。
燃やしたら紙なんかよりも早く燃えて無くなっちゃうんで
本来なら燃えるゴミで出せていたんだけど、当店も例外
なく、ゴミの有料化のためだけに指定の袋に詰めて、
コチラから処理業者に電話代をかけて電話して、
引き取りに来てもらわないといけない・・(^-^;
前日までに電話するのを忙しくて忘れたりすると、
それだけでも、もう確かに面倒くさくなる・・(笑)

で、仮にきちんと前日までに電話しても、朝の8時まで
に店頭に出しておいてくれと言われるので、自分などは
自宅で営業だし、起きて寝ぼけ眼ででも、朝に店頭に
出せば良いのだが、記事のような美容室だと、みんな
自宅に帰らないといけないから、前の晩から出せれば
いいけど、記事にあるように、朝早く来店して出さない
といけない・・。
それにはそれなりに早く起き、支度をして、まさか、
寝癖のまま、寝ぼけ眼のままという訳にはいかない。

【ゴミの処理コストがかかるから・・】

というのも考えられるが、そんなに高いものではない
ので、この後ろめたさや見つかった時のリスク、面倒
くささを考えると割には合わないと思うので、純粋に
時間に出せなくて溜まっていってしまったんじゃない
のかな?でもルールはルール・・この美容室は全て
悪いのでもちろん弁解の余地はない・・(^-^;

余談だが、今はこうした【事業を行っているもの】だけ
がゴミ処理費は【有料】ではあるので、一般の方々は
【関係ないや・・】の世界だが、実は着実にゴミの
有料化へ進んではいる・・。
気付いていない人が多いが【レジ袋】をもらわない
運動などはそのひとつである・・。

地球温暖化対策という名の暴力(前編)

という形で、自分も昔に書いているが、再度そこから
抜粋すると、
********************************************
【レジ袋をもらわずにマイバッグで買い物を!】

という国&マスコミ&スーパー挙げての【エコの愚策】・・。

そもそもレジ袋を全廃するとなぜ環境に良いのですか?(笑)
誰かどこかでそんな具体的なきちんとしたデータや、
少なくとも、レジ袋を削減した事によって生じる、
マイバックやレジ袋をゴミ袋として使えないための
他のゴミ袋などの代替消費におけるCO2や、それらに
使われる石油の消費量が計算され、これだけCO2を
削減し、エコなんですよ!という報告を見た事が
ありますか?(笑)
>ある訳がないんです・・。
そういう計算を行った報告なんてどこにもないだけ
でなく、そんな報告書が仮に出て来たとしたら、それを
出した所は大笑いされてしまうのですから・・(笑)

それなのに、なんでみんなレジ袋削減がエコである!
だとか、CO2を削減する!と言い切るのでしょうか?
さっぱりわからない訳です。
で、みんなさっぱりわかっていないはずなのに、すでに、
レジ袋削減運動が熱狂的な宗教のように行われている
という恐ろしさ・・この薄気味悪さ・・みんな何も
感じていないのですかね?

ではレジ袋は何で作られているのか?
レジ袋は【ナフサ】という石油から作られており、その
【ナフサ】の中の【オレフィン系製品(軽質ナフサ)】
というもので作られている・・。

そもそもこの【ナフサ】とは何か?

石油を精製すると、多い順に、【重油】、【ガソリン】、
【軽油】、【灯油】、【石油ガス(プロパンガス)】、
【ナフサ】となります。
で、この【ナフサ】は全体の約7%と言われており、
石油精製の課程においてできてしまう余り物で、最初は
何にも使えなかったものを、今や技術革新で【ナフサ】の
60%位はプラスチック、20%位は合成ゴムや合成繊維、
残りの20%がレジ袋になっている。
こんな全体の石油消費量から見たら7%の中のさらに20%
の部分の極微量の部分を躍起になっているという薄気味
悪さ・・(笑)まあ、100歩譲って、この極微量な部分
の石油をレジ袋に使うのをやめたとしよう・・。

すると代わりに使うものは?>そう【マイバッグ】。
この【マイバッグ】何で出来ているのか?
伸び縮みのしない【綿100%】のものをちゃんと使って
いますか?でも、【綿100%】のものは伸び縮みしない
ので、買った物がつぶれてしまったりするので、使い物に
ならないんですよね。
で、【綿100%】のものでなければ、柔軟性のある伸び縮み
する合成繊維で出来ている【マイバッグ】のはずです。(゚-゚)b
しかし、この伸び縮みする【マイバッグ】は、なんと【ナフサ】
から作られ、しかも【ナフサ】の中の【芳香族系のBTX製品
(重質ナフサ)】と言って、【マイバッグ】などに使わなく
とも、洋服を中心に使われたくさんの需要のある【ナフサ】
からわざわざ作られる訳です・・。
で、レジ袋は【ナフサ】の中の【オレフィン系製品(軽質
ナフサ)】を使うのですが、ほぼレジ袋にしか使わなかった
【軽質ナフサ】を使うのをやめ、洋服を中心に使われ、
たくさんの需要のある【重質ナフサ】を余計に使う・・。

これのどこが【エコ】なんですか?(・。・?

さらに、ほぼレジ袋にしか使わなかった【軽質ナフサ】・・
レジ袋製作する事をやめて余らせても、石油の精製時に必ず
出来てしまう【軽質ナフサ】・・では、レジ袋製作に使わなく
なったらどうなるのでしょう?
海に流しますか?>海が汚れちゃいますね!
じゃ、地中に埋めますか?>土壌汚染になっちゃいますね!
・・と、どちらも環境が汚染されてしまいます。
じゃ、昔みたいに燃やそうか!>ダメダメ!CO2出しまくりです!
じゃあ、どうしましょ?>そ・・また別な用途に使われるしか
道がないのです・・という事は【マイバッグ】を作る分、
石油も余計に使われ、CO2も余計に出している事に気付き
ませんか?(笑)

さらに、買い物で荷物を運ぶという役目を終えたレジ袋は、
家に帰れば、今度は小さなゴミ袋として使用する事ができます。
しかし、ここで国、市町村を挙げてさらに天下り先を潤わせる
為に、

【そのままでは回収しない!指定の大きなゴミ袋に入れろ!】

という策に出る・・これはきちんとこの先に待ちかまえる
【ゴミ有料化】をスムーズに導入するために行われている訳で、
今のうちに

【指定ゴミ袋を買う】

という事を平民に躾けないといけません。
と、躾ができるのと同時に指定ゴミ袋関連の天下り先が潤い、
一石二鳥だという事がきちんと背景にある。

すると、なんという事でしょう!(ビフォーアフター調で(笑))
指定ゴミ袋を買うのだから、次第にレジ袋は、

【ゴミ袋の二重梱包になっている、石油という資源の無駄遣いだ】

という方向へ意図的に舵をきり始め【レジ袋追放運動】が広がって
ゆくじゃありませんか・・(笑)
で、企業側は、今までお金を払って仕入れていたレジ袋を廃止
でき、欲しかったら、有料で1枚5円とかで売ってやるよ!
という上からの態度で儲ける事ができて、さらにマイバックや
家庭用の指定ゴミ袋を売って儲けられるというどう転んでも
ウホウホ状態になり笑いが止まらないのですから、
【レジ袋追放運動】に躍起になるのは当然で、

【レジ袋を追放し、マイバックを持ち歩いて買い物をしよう】

とマスコミや環境団体、その他、世論に簡単に流される人間を
巻き込み、まるで宗教?のように大合唱を始める・・(-_-;)
企業側は、経費節減になり売上が上がるという一石二鳥なのと
同時に【エコ】を冠にする事で、企業のイメージアップになり、
それにより、【エコ】とは関係ない部分でも売上が上がったり、
世間の評判も上がるから、どっちに転んでも喜んでPRする。

でも消費者というか国民は、先にも書きましたが、そもそもの原点、

【レジ袋を全廃するとなぜ環境に良いのですか?】

が誰もわかっていない・・という本末転倒のエコ運動・・(笑)
********************************************
エコという名の壮大な【ゴミ有料化】への布石・・。
この世に【レジ袋】がなくなり、天下り先の【指定ゴミ袋】
でしかゴミを出せなくなった時・・そうです。気付きませんか?
なんと自動的に【ゴミ有料化】になっているじゃありませんか!(笑)
そして、官僚はこの天下り先の【指定ゴミ袋】の値段をダバコの
ようにどんどんと値段をつり上げていけば、自動的に税収が上がる
仕組みが自動的にできてしまうのです・・。
あなたも【エコ】に騙されていませんか?

【神楽坂】第1回・食べないと飲まナイト<後編>

【前編】からの続きぃぃぃぃ〜!

5月に湯島で行われた【食べないと飲まナイト】が、
今回は10月2日〜4日に神楽坂で行われました!

■1軒目■魚串【魚串さくらさく 神楽坂】
 <魚串5本盛り合わせ&エビス生中ジョッキ>
■2軒目■鉄板串焼【しこたま。】
 <さくら牛肩ロース霜降りステーキ串
           &本物のシャンディーガフ>
■3軒目■ビストロ【ワインクラブ・ラ・タブレ】
 <オードブルの盛り合わせ&アンリ・マンドワ ブリュッド・
 レゼルヴ エルヴェ・マルロー(シャンパーニュ)>

【前編】にあります。

で、4軒目は、あらかじめ行列ができる程の店という
情報を入手していたので開店早々の18時を狙った
地下のお店

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    炭火焼【kemuri神楽坂】
<名物アボガドの炭火焼・自家薫製スモークチーズ・
 日本に百頭しかいない幻の豚「梅山豚」の
 ソーセージ&シャンドン(スパークリング)>

ん??【アボガドの炭火焼】(◎_◎;って名物に
なる程旨いのかぁ?という目の前のまんじゅうを
食べないで論議するのはさておき、焼き上がった
【アボガドの炭火焼】・・これは斬新である!
確かに旨い!(^^*)
個人的にサラダとかのアボガドはあまり得意じゃない
のだが、これはまろやかな芋のような感じになり、
塩や醤油を軽く載せると、本当に旨い!
また「梅山豚」のソーセージは個人的には旨かったが、
アボガド&ソーセージに関しては我々のグループ内
では賛否両論だった・・(^-^;
残りのスモークチーズもうまい!(笑)
そもそも有名店みたいだが、確かに全て美味しいです!

しかし・・この店は違った意味で【凄い】店だった・・。
食べ物が出てくる前の最初の店員の説明なのだが、
耳を疑うかの言葉に唖然とした。

「食べないと飲まナイトのお客様は、当店の他の
 メニューの注文はできません。」

ときた・・「はあぁぁ??(怒)」である・・。
恐らく外に並んでしまう故、回転数を上げたいからの
措置なんだろうなぁ・・と良心的に受け取りたいところ
だが、この店の前の【ワインクラブ・ラ・タブレ】の、
店側のお客様への気持ちの熱さが素晴らしかっただけに、
理由はどうであれ、その決断をしたという事自体が、
見事にお客様への気持ちが正反対な店だと、こちらは
経営者軍団故、感じてしまう・・。
だからテーブルには他のメニューを注文されては困る
からか、メニューがひとつもない・・この店にどんな
メニューがあるのか?なんて、どうせ【安い客】には
知ってもらわなくても良いという店側の強い意思表示
としか受け取れない状況下である・・。

また、お酒は、このこだわった素材の料理を出して
きたとは思えない、食べ飲まで協賛された酒である
シャンドンを、友人の社長によると12杯取り(60ml)
の細いプラスチックのこんな安物の使い捨ての容器
(これをグラスなどと呼びたくない)に入れて平気で
出す事に何の疑問も感じない姿勢からも、

【食べ飲まの客は当店は徹底的に差別する!】

という店側の強い意思表示をヒシヒシ感じてしまい、
帰る際に「ありがとうございました!」と大声を
出されても、そんな事はこの店、これっぽっちも
思っていないんだろうなぁ・・と感じ、異口同音で
この店は二度と来ない・・という気持ちしか出て
こなかった・・(-_-;)

で、気を取り直して、5軒目の居酒屋

ファイル 1787-2.jpg

    【神楽坂MASUMASU】
<有機野菜のアメリケーヌチーズフォンデュ&
 日替わりBioワイングラス8種からの3種飲み比べ>

Bioワイングラス8種(赤4種、白4種)からの
3種飲み比べ・・ってこれまた凄い・・(◎_◎;
その前に【Bio(ビオ)ワイン】とは何か?

【科学肥料、殺虫剤などの農薬や除草剤を使用しない
 有機栽培で育てられたブドウを使用、天然酵母主体
 で発酵、ろ過をなるべく控え、酸化防止剤の使用量
 を抑えて造られたワイン】

の事・・もう迷わず赤4種から

○キャトルフィーユ(グルナッシュ50%、シラー20%、
 カリニヤン20%、サンリー5%、ムールヴェードル5%)
○ナチュール・ヴィヴァン(カベルネソーヴィニヨン60%、
 メルロー40%)
○ラ・パッション(グルナッシュ100%)→これはBio
 ワインではなかったと思うのだが・・(^-^;(笑)

と完全に違うと思われる3種をチョイス!
3種とも大きく違う味わいで、この企画はワイン好きの
自分としては大変うれしいですね!(^^*)
しかも、4人で8種を含めて注文する形で、回し飲みで
全種飲み比べできましたので料理以前に大満足!(笑)

で、料理の有機野菜のアメリケーヌチーズフォンデュは
やはり予想通りの落とし穴がありましたね・・。
チーズがこの量ですから、見るからに足らなくなる
だろうなぁ・・という予測通り、極端に足らなくなる。
普通のチーズフォンデュは足りなくなる事はないように
たっぷり入って出てくるのが定石で、お客様が困らない
ように配慮されて用意されるのですが、それはやはり
食べ飲まの【安い客】・・仕方ないですね・・(-_-;)
とは言え、一応ダメもとで「もう少し下さい」とお願い
してみましたが、他の方はこの量で【みんな】が食べ
終わるそうで、間接的に我々が【異常な】グループと
言われている訳で、ちょっと気分が悪くなります・・。
でも【他の人を比較に出して、あなたが普通じゃない
と否定をする】この形・・これは自分もどこかでやって
しまっている接客かもしれませんので、ちょっとハッと
しました・・>気をつけないと!!(>_<)

今後はこうしたチーズフォンデュだとか、すき焼き
だとか、しゃぶしゃぶだとか、液体が無くなると
どうにもならなくなるというメニューの店には、
食べ飲までは行かない方がいい!という事を学習
させて頂きました・・はい・・。
ワイン企画の発想が素晴らしいだけに残念だなぁ・・。

で、この時点で、再び「券が足りない!」という事で、
当日券を友人が再度買いに行ってくれた・・さすがに
もう当日券はないだろう・・と思っていたら、

【ミラクル!(爆)●〜*】

まだあったそうで(笑)6軒目は魚介ビストロの

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     【貝殻荘】
<マグロの生ハム盛り&生ワイン>

マグロの生ハムというのは初体験!塩加減も味も
まさに【生ハム】(◎_◎;>美味しいです!
ただ、ワインがこのグラスで出てくるという事で、
メニューを確かめる気もしなかったので、見ません
でしたが、生ワインの割には、あまりワインの事は
考えたり、こだわっていたりしない店じゃないかな?
でも、日本では【ビストロ】というのはどちらかと
いうと【高級料理店】の場合が多いけれども、本場
フランスでの【ビストロ】の立ち位置はこんな感じの
気軽な大衆食堂の事ですから、空気感や店の雰囲気
など、居心地は良かったですね!(^^*)

で、7軒目は和食居酒屋

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   【神楽坂 もん】
<漁港直送鮮魚お造り3点盛り&三岳>

お造りは美味しい!プレミア焼酎の三岳のロックも
飲めて、結構満足でしたが、お店は空いていたけど、
食べ飲まの【安い客】には制限の時間があるようで、
帰って欲しいニュアンスの言葉で追い出された・・
というこれまた凄い店・・(◎_◎;

さすがは神楽坂・・後半戦の店の立ち位置は結構
上からです・・(^-^;(笑)

で、8軒目は帰りの事も考えて神楽坂駅近くのフレンチ

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   【アーディッシュ】
<鶏のムネ肉&ピノ・シャルドネ(スパークリング)>

本来は、フォアグラとくるみのテリーヌだったのだが、
鶏のムネ肉も表だけ湯通ししての生肉で、かなりの
美味しさ!かなり飲んでいたし、フォアグラのテリーヌ
よりも個人的にはサッパリしていて良かったかも・・(笑)
ピノシャルドネも最後の酒としては口直しの形でGood!
ギャラリーも併設という事で、閲覧してきましたが、
【家畜人ヤプーの世界】という耽美と幻想、グロテスク
かつエロティシズムの世界を堪能した・・(笑)
個人的にはフィナーレにはふさわしかった店でした!(^^*)

こうして【第1回 上野・湯島】【第1回 神楽坂】と
2つの【食べないと飲まナイト】を比較してみると、
神楽坂は店の種類が幅広く、色々な食事を堪能できる
けれども、接客などを通して店としてを見てみると

【イベントを仕方なくやっている】

もしくは

【やらされている】

感が、残念ながら強く感じた・・。
予想だが、恐らく【参加させられた形の店】が
多かったんじゃないかな?

とはいえ【グルーポン】なんかもそうなのだが、別に
こっちが安くやってくれ!とお願いしてやってもらって
いる訳じゃなく、そちら側の勝手な値付けのイベントに
我々が共感して参加しているはずなのに、店側が【安い客】
として扱う店があるというのはおかしいと思うのは自分だけ?
なら、やらなきゃいいのに・・(-_-;)
前回の上野・湯島の食べ飲までは全くと言っていい程
そんな事を感じなかったのだが、神楽坂の食べ飲までは
かなり感じた・・。でも、接客に関しては

【人の振り見て我が振り直せ】

という事で、良い事も悪い事も、勉強になった部分が
多々あった・・。自分もがんばらなきゃ!(>_<)

最後に、こうした店を束ねなくてはいけない神楽坂の
事務局・・相当、骨が折れた事と思う・・。
うちらの業界も【店主】同士で話し合うから利害関係
ばかりが前面に出て、店舗間に気持ちの差が出てくる・・。
だからそのご苦労はわかるつもりである・・。
でもこうした事を通して改善し、もっと素晴らしい
【第2回】を期待したいと思う・・。

【上野&湯島 第1回・食べないと飲まナイト】はこちら!

明らかになってきた横浜市の放射性物質汚染実態

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横浜でストロンチウム検出 福島第1原発100キロ圏外では
(産経新聞・2011.10.12)

 横浜市港北区のマンション屋上の土砂などの堆積(たいせき)物から、放射性物質のストロンチウム90が民間の検査機関の測定で検出され、横浜市が同区の土砂について検査を実施していることが12日、横浜市への取材で分かった。近く結果が報告される。福島第1原発から100キロ圏外で検出されるのは初めて。
 市によると、同区に住む男性が8月、自宅マンションの堆積物の検査を民間検査機関に依頼。堆積物1キロ当たり195ベクレルのストロンチウム90を検出した。この情報をインターネットで閲覧した市議から議会で11日に質問があり、市はすでに検査を開始していることを明らかにした。検査しているのは、男性の自宅マンション屋上のほか、これまで横浜市の同区内の検査で高い放射線量を検出した2カ所の計3カ所。
 文科省の発表によると、放射性セシウム137の検出される堆積物には、ストロンチウムが微量だが一定割合で含まれるとされる。市は「土壌に含まれるストロンチウム90の値が、異常な割合なのかどうかを調べるために調査する」としている。
 ストロンチウム90はウラン核分裂によって生成する放射性物質で、半減期は約29年。カルシウムに似た性質があり、骨に蓄積しやすく、人体への影響が大きいとされている。
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横浜・保土ケ谷の小学校で基準値超え
(産経新聞・2011.10.11)

 横浜市は11日、保土ケ谷区の市立笹山小学校の1階雨どいの下の側溝と、4階屋上の側溝にたまった土砂から、市が再測定の基準とする毎時0・59マイクロシーベルトを超える放射線量を検出したと発表した。
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横浜市緑区の中学校屋上で基準値超え放射線量
(産経新聞・2011.10.7)

 横浜市は7日、緑区の市立鴨居中学校の4階屋上の側溝部分に堆積(たいせき)した土砂から、市が再測定の基準とする毎時0・59マイクロシーベルトを超える同0・86マイクロシーベルトの放射線量を検出したと発表した。
***************************************
横浜市港南区の小学校屋上で、基準値超え放射線量
(産経新聞・2011.10.4)
 横浜市は4日、港南区の市立吉原小学校の4階屋上の側溝に堆積(たいせき)した土砂から、市が再測定の基準とする毎時0・59マイクロシーベルトを超える同0・69マイクロシーベルトの放射線量を検出したと発表した
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横浜市港南区の中学ベランダから基準値超放射線量
(産経新聞・2011.10.3)
 横浜市は3日、同市港南区の市立丸山台中学校の3階ベランダの側溝にたまった土砂から、市が再測定の基準とする毎時0・59マイクロシーベルトを超える同0・70マイクロシーベルトの放射線量を検出したと発表した。
***************************************
記事内では【ストロンチウム90検出】と簡単に
書かれているが、原子力発電と核兵器においては
必ず【ウラン】や【プルトニウム】の核分裂反応
を利用する・・ちなみに、日本に落とされた核爆弾
も広島に落とされたのは【ウラン】の核分裂反応を
利用した【ウラニウム爆弾】、長崎は【プルトニウム】
の核分裂反応を利用した【プルトニウム爆弾】である。
その【ウラン】の核分裂の際、様々な核廃棄物が
生成されるのだが、その中でも一番の危険な生成物
であり、毒性の強い放射性物質と言われているのが、
【ストロンチウム90】である・・。
また、人体は骨の生成に【カルシウム】という物質
が骨に蓄えられ、使われる事は有名で誰もが知って
いると思う・・その【カルシウム】と化学的な性質
が似て、同じように蓄積し、同じような働きをする
だけでなく、さらに半減期は29年とセシウム並みに
長く、ガンマ線よりも危険度が高いベータ線を出し
続け、骨のがんや白血病を引き起こす恐れがある・・
という恐ろしい放射性質なのが【ストロンチウム90】

なのである・・_| ̄|○

この件については、【六号通り診療所所長・石原氏のブログ】
が参考になります。
(このブログの最後にも転載してあります。)

まあ、9月に【市民からの指摘を受けて】9月12日、
横浜市港北区内の5か所で放射線量を測定、港北区の
大倉山の住宅街にある道路脇の側溝の周辺で、1時間
あたりの1mの高さの放射線量が、0.140マイクロ
シーベルト、50cmの高さでは0.91マイクロシーベルト
が測定され、この側溝の堆積物からは1kgあたり4万200
ベクレルの放射性物質が検出、横浜アリーナのそばの
噴水の堆積物からも35000ベクレルの放射性物質が
検出されていた・・。

当時、なぜか横浜市内の計測は、住民からの指摘が
なければ計測していなかっただけで、プルトニウムや
ストロンチウムやその他のセシウム以外の放射性物質
の計測をきちんとしたならば、セシウムだけ検出する
なんていうレベルではないだろうとは想定していたので、
いまさらビックリはしない・・。

港北区、保土ケ谷区、緑区、港南区・・とこれらの
区の上が都筑区である・・。
東京などと違い、この港北ニュータウン内の小中学校
だけみても【土&砂】の学校ばかりだし、緑や落ち葉、
土や草木が豊富な巨大な茅ヶ崎公園を中心に、結構、
大きめの公園だとかも多い・・。
細かく調べたら、茅ヶ崎公園など恐らくホットスポット
だらけであろう・・。

今回の【ストロンチウム90】検出で、よりフットワーク
を軽く迅速に測定を始める・・というかけ声を期待して
いるが、モタモタしている横浜市・・。
まあ、放射能測定は

【放射能を放出した東京電力が責任持ってやる事】

と考えれば、市民からの指摘がなければ横浜市が
動かないという姿勢なのを責める事もできない
かぁ・・(-_-;)

都筑区の自然が美しい場所で、落ち葉、芝生、土、砂
などに注意してしまったら、秋の自然を全否定する
形になる・・。
この放射能問題で最悪なのが、これから生まれてくる
子供達である・・こうした自然や大地、海、水、空気
までもが放射能に汚染され、自分たちが使ってもいない、
恩恵も受けていないという何も責任がない立場なのに、
我々の愚かな原発事故の後始末の続きを、無理矢理継承
させられ、その果てにもしかしたらガンや白血病が待って
いるかもしれない中に生まれてくる・・。

それでもこの先の命が短い人間達ほど、関係ねえや!と
原発を推進する・・_| ̄|○

************************************
六号通り診療所所長・石原氏のブログ

【放射性ストロンチウムの内部被曝について】
こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は胃カメラの日なので、
カルテの整理をして、
それから今PCに向かっています。

それでは今日の話題です。

今日は今のところはまだ、
取り上げられることの少ない、
放射性ストロンチウムの内部被曝についての話です。

放射性ストロンチウム90は、
セシウム137や134と共に、
原子炉から放出される可能性のある、
放射性元素です。

その量は放射性ヨードと比較すれば少ないのですが、
内部被曝の場合、
ストロンチウムは骨に取り込まれて、
長期間排泄されません。
そのため骨への被曝の影響が危惧される点と、
セシウムと同じように放射線の半減期が長いので、
環境を長期間に渡り汚染し続ける、
と言う点が大きな問題です。

ストロンチウム90の物理学的半減期はおおよそ29年、
つまりその放射能は、
29年経ってようやく半分になります。

その一方で、
ストロンチウムの生物学的半減期は50年余です。
つまり、一旦人間の身体に入ったストロンチウムは、
50年が経過しても、
まだ半分しか排泄されません。

ただ…

この半減期はおそらく、
身体に入ったストロンチウムが、
100%一旦は吸収される、
という仮定に立った計算だと思います。

以前チラとお話したことがありますが、
僕は大学にいた時に、
ストロンチウムを利用した、
カルシウムの吸収の研究をしていたことがありました。

ストロンチウムはカルシウムに、
非常に良く似た性質を持っています。

これはセシウムとカリウムの関係に似ています。

セシウムもストロンチウムも、
通常は人間の身体には存在しない元素で、
それがないことが、
人間にとっては当たり前の環境です。

そのため、人間の身体は、
セシウムとカリウムを区別することが出来ず、
同じようにストロンチウムとカルシウムを区別することが出来ません。

従って、人間が口からストロンチウムを摂取すると、
そのストロンチウムはカルシウムとほぼ同じように、
腸管から吸収されます。

僕はカルシウムの吸収を調べる目的で、
ストロンチウム(勿論放射線は放出しないものです)を、
一定量の食事と一緒に飲んでもらい、
その後4時間の身体へのストロンチウムの吸収量を、
測定しました。
口から入ったストロンチウムは、
30分後には血液への移行が始まり、
その吸収は概ね4時間でプラトーに達するからです。
4時間後の血液を取り、
そのストロンチウム濃度を、
原子吸光という方法で測定するのです。
その濃度から、
どれだけのストロンチウムが腸から吸収されたのかを、
計算します。

この検査を僕は延べ300人以上に行ないました。
多分日本でこれだけ多数の人数で、
ストロンチウムの代謝を調べた研究者は、
僕以外にはいない筈です。

論文にして投稿をし始めた頃に、
大学を辞めてしまったため、
その結果が形になっていないのが、
残念でなりません。

その結果を簡単にご説明すると、
カルシウムとほぼ同じ動態で、
ストロンチウムは吸収されますが、
その吸収率は概ねカルシウムの半分程度です。

口から入ったカルシウムのうち、
吸収されるのは30%程度で、
ストロンチウムの吸収はその半分の15%くらいです。
(僕自身のデータなので、
本に書いてあるものとは、
少し違うと思います)

これがたとえばビタミンDが多い時や、
副甲状腺ホルモンが高い時には、
カルシウムの吸収も通常の倍近くになり、
またストロンチウムの吸収も、
同じように倍近くになります。
ただ、どんなに頑張っても、
概ねカルシウムの吸収率が5割を超えることはなく、
従ってストロンチウムの吸収率も、
25%を超えることはありません。

従って、骨に移行するストロンチウムは、
多い状態で摂取量の4分の1、
通常の状態では摂取量の1~2割です。

一般の換算係数は、
これをもっと多く見積もっています。
従って、ストロンチウムの内部被曝の影響は、
換算されているものよりは、
かなり少ないのではないか、
というのが僕の推論です。
これはあくまで経口の場合の話ですが、
ベクレルとシーベルトの換算係数を見ると、
吸入は経口と比してかなり被曝量が低いので、
いずれにしても内部被曝は少ないと、
想定して良いのではないかと思われます。

それでは、骨に取り込まれたストロンチウムは、
一体どのような影響を、
身体に与えるのでしょうか?

ここで参考になるのは、
放射性ストロンチウムは医療目的で使用されている、
ということです。

使用されているのはストロンチウム89ですから、
ストロンチウム90とは異なります。
その物理学的半減期は50日あまりで、
ストロンチウム90と比較すれば、
かなり減衰は早いのです。

このストロンチウム89を200MBqという大量で、
静脈注射します。
その大量の放射線は、
当然骨に集まります。

何故こんなことをするのかと言えば、
それは進行癌が骨に転移した場合に、
その痛みを緩和する目的で使用するのです。

ストロンチウムはβ線のみを放出します。
そのβ線が患部を刺激することが、
疼痛の緩和に繋がることが、
その原理は明らかではありませんが、
経験的には事実として認識されています。

ラドン温泉に疼痛緩和効果があるのと、
おそらくは似たメカニズムによるものなのでしょう。

放射線は特に骨の破壊によるような痛みには、
その線量にある程度比例して、
痛みを和らげる作用があるのです。

この辺が放射線の1つの不思議で、
「放射能は身体に良い」という一部の意見の、
1つの傍証になっています。
ただ、勿論多量の被曝が身体に良い訳はありません。

しかし、これだけ大量の放射性ストロンチウムが、
骨に吸収されても、
短期的には問題がないのであれば、
一時的な被曝であれば、
線量が余程大きくならない限りは、
大きな問題はなさそうだ、
ということは分かります。
(勿論これは内部被曝に限った話です)

長期的にはおそらく骨肉腫のような骨由来の癌や、
造血器の腫瘍は増加させる筈です。
ただ、放射性ヨードと比較すれば、
その飛散量は少なく、
更には吸収線量も少ないので、
その影響はそれほど大きなものにはならない可能性が高そうです。

問題は矢張り小さなお子さんで、
小児期に骨に放射線が侵入し、
被曝の状態が続くことは、
お子さんの成長を妨げる因子となることが予想されます。

ストロンチウムの経口での内部被曝を予防するには、
カルシウムがあまり吸収されないような状況を作れば良いので、
カルシウムを不足なく摂ることが勧められます。
勿論不足している状態ではその限りではありませんが、
ビタミンDを過剰に摂取すると、
カルシウムの吸収が高まり、
同時にストロンチウムも、
吸収され易い状態が出現するので注意が必要です。

結論としては、
カルシウムの不足や副甲状腺機能が亢進したような、
病的な状態でなければ、
経口でそれほど大量のストロンチウムが、
吸収される可能性は低く、
小さなお子さん以外は、
それほど気にする必要はないものと、
現時点では思われます。
繰り返しになりますが、
胎児と小さなお子さんに関しては、
安全域は分からない、と考えるのが賢明で、
余分な放射線は、
どんな性質のものであれ、
防御するに越したことはないのです。

今日は放射性ストロンチウムの内部被曝について考えました。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

(補足)
アルギン酸ナトリウムには、
一定量のストロンチウム排泄促進効果のあることが、
幾つかの研究で確認されています。
詳しくは2011年8月9日のブログ記事で、
ご確認下さい。
(2011年10月12日午後4時補足)
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ダラダラとMac備忘録

前回、スティーブ・ジョブズ氏の事を書いていたら、
これまた、食べ飲まの後編よりも自分のMacの歴史を
振り返りたくなったのでダラダラと備忘録代わりに
綴ってみる・・(  ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄)フフフ・・・
今回は個人的な記録なので、読む必要はないです(笑)
**************************************
自分は初めてMacを買う時にAppleにはすでに
スティーブ・ジョブズ氏はいなかったから、実は
Appleの創業者がスティーブ・ジョブズ氏だった
というのは随分後に知った・・。
そんな詳しい事も知らずに、1994年に初めて買った
パソコンというのが、白黒4階調だった

ファイル 1785-1.jpg
【PowerBook 150】

OSも【漢字Talk7】・・実際はただパソコン通信を
やりたくて買ったのだが、パソコンするには頭から
【DOSコマンド】を覚えなくてはいけないと思って
いた所にMacintoshのグラフィカルユーザーインター
フェイス(GUI)と出会って買ったのが初めての出会い。
嬉しくて持ち歩いていたが、1時間しかバッテリーが
持たず、帰りにはタダの重い荷物になっていたけど、
遠くに出かける時にはいつも持ち歩いている事が
嬉しかった・・。
マウスの代わりになる部分に【トラックボール】と
いう物が採用されており、そのボールの色をとっかえ
ひっかえしてはは遊んでいた・・。
HDDが250MB、RAMが12MBだった気がした・・(^-^;

次にカラーのMacintoshが店内に欲しくて翌年1995年
に買ったのが、

ファイル 1785-2.jpg
【Performa5210(RAM 16MB・HDD 500MB)】

本当はその前の【Performa588】だったかな?それに
しようと思っていたのだが、次世代CPUは【PowerPC】
であるという事で、Performaシリーズ初の【PowerPC】
搭載のこのモデルまで、すでに欲しくて欲しくてしょうが
なかったのに、頑張って待った記憶がある・・(笑)
しかも、このモデルはなんと店のケビントの上に置いて、
普段は立って操作、夜、店が終わってからは、足の長い
イスを買って操作していた・・という池袋時代の小さな
狭い店ならではの、今では考えられない無謀とも呼べる
暴挙・・(^-^;(爆)●〜*
でも、このマシンから自分の店の戦略も大きく変わる事
になる・・店のHPが初めてできたのもこのマシンで
1998年の事・・。
さらにクラリスワークスで顧客管理もこのマシンから
始まる・・パソコン通信もこのマシンになってかなり
速くなり、やがてインターネットへ踏み出してゆくのも
このマシンだった・・。
そう考え色々と整理してみると、色々な部分で自分を
変えたマシンはこの【Performa5210】だという事が
わかる、思い入れが一番強いマシン・・。

しかし、このマシンが5年も経つと、HDDが500MBと
いうのがかなりきつくなり、容量のやりくりが大変に
なったのと、パソコンがというよりも、映像方法が
【DVD】という規格にシフトしてきていた2000年に、
あのAppleの大復活を遂げるファンシーカラーで
パソコンをインテリアにし、DVDモデルが出たのを狙って、

ファイル 1785-3.jpg
【iMac<ブルーベリー>(RAM 64MB・HDD 10GB)】

を買う・・これは筐体への発想を変えただけなのに、
パソコンを大きく変革した・・。
このパソコンと共に、当店は転機を迎え横浜へ移店・・。
2004年にこのiMacが故障し、

ファイル 1785-4.jpg
【iMac G4 20inch(RAM 650MB・HDD 40GB)】

を買う・・。
半球型の本体から可動アームがあり、この可動アームに
よって液晶ディスプレイを自由な角度に調整する事が
できるオールインワンパソコンで、接続式のスケルトン
ステレオスピーカーに萌えた!(爆)●〜*
実はなんと現在7年間もこのマシンを使い続けており(笑)
自分のMac Lifeでは最長使用のマシン・・(爆)●〜*
きっと、Appleに1回入院した際に、それなりに手直しして
くれているためなのではないかな?と予測はしているのだが、
本当に使いやすく、まだまだ使っていたいマシン・・。
でも、そろそろお別れの時が近付いている・・。
OSの対応も終わっているし、色々なサイトも見られなく
なっているからね・・(^-^;
でもサイトを見るだとか、色々な事は【iPad】や【iPhone】
でなんとかなっちゃうから、使い続けられているというのが
ありますけどね・・(笑)
もう、HPを作っている【GoLive】マルチウインドーで
で使える税務ソフト【Mac会計Mark2】・・この2つが
最新OSになると使うことが出来ないのも、躊躇し続けて
いた理由でもある・・。

ファイル 1785-5.jpg

で、最後に色々とお客様に頂いた古いMacのノートブック
です!(笑)>ありがとうございます!(^^*)