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粛々と積み重ねるしか道はないと思うんだな

アメリカの大統領選で、共和党のドナルド・
トランプ氏(70)が勝利した・・。

やはり衝撃的だった・・(^-^;

今更ながら、日本人の平民が何かを考えた
所で、なるようにしかならないから仕方
ないんだけれども、トランプ氏選出で
騒がしいアメリカではなく、日本に目を
向けてみると、安倍首相の行動が本当に速い
事に気付く・・(^^*)
歴代、こんなに素早く、頻繁に動く総理は
まずいなかっただろう・・。

産経が伝えているが、
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安倍晋三首相が対トランプ外交で速攻
(産経新聞・11月11日)

 安倍首相は10日の初のトランプ氏との電話会談で、早速こう提案した。

 「私は近くアジア太平洋経済協力会議(APEC)に行く。その途中、17日だったらニューヨークでもそれ以外でも、あなたに会えるのだがどうか」

 トランプ氏は「グッド・アイデアだ。私はその日はニューヨークにいるので、会談でも食事でもオーケーだ」と即答した。この会談実現は、外務省は一切事前調整しておらず、2人がトップダウンで決めた。
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と、もう17日に会う約束を取り付ける。
この手法はロシアのプーチン大統領や
トルコのエルドアン大統領の時でも
お馴染みで、個人的に何度も会って腹を
割って話し合う事で、強固な関係を作る
という安倍首相の得意とする外交手法
である・・。
こんな時に民進党が政権などとっていたら
と思うとゾッとする・・。
とても真似できないスピードであろう・・。

しかも報道によると、今回のこの会談の
実現は外務省は一切事前調整していない
そうで、直接2人がトップダウンで決めた
というとても速いスピード・・。
裏を返せば、いきなりトップダウンで交渉
しなければならないほど日本政府はトランプ
周辺の人脈もなく人となりも解からなくて、
あたふたしてトタバタしているとも言える。

さらに日本の状況は先手先手を打つ・・。
TPP離脱を訴えるトランプ氏が大統領戦で
勝利したため共和党トップもオバマ政権下
での年内承認はないと明言している中、
11月10日午後の衆院本会議で自民党と
公明党、日本維新の会などの賛成多数で
TPPの承認案と関連法案が可決され参議院
に送られた・・。

恐らくTPPに関してはアメリカが離脱を
中心に再交渉になるだろう・・。
そこで日本はここで国会で通しておけば、
ひとまず、

「日本は国会を通しています(国民の総意です)からここからは一切譲れませんよ!」

という立場を強固にして、ある意味、法案を
通したことを防波堤にしながら強気の姿勢で
再交渉に臨むことができる・・。
政治の手法としては本当に手堅い手法である。
そして、今の日本にはこの手法しかアメリカ
をあわよくば追い込める方法は無いだろう・・。

民進党の蓮舫代表は記者会見で

「TPPは米国が参加しないと発効しない仕組みなのに、なぜわが国だけが批准を急ぐのか」

と批判した。
いつもはアメリカ追従の政治を嫌うクセに
この時だけアメリカを追従しろと言う・・(笑)
こんなんだから民進党に政権は任せられない
と本当に思う・・

とはいえトランプ氏の頭の中では恐らく

「黄色いサルが何を言ってんだよ・・(笑)」

ってレベルくらいでしか日本なんて眼中に
無いんだろうけどな・・(笑)

また逆に、こうやって下から積み重ねる方法
しかないという日本の手詰まり感も露呈して
いるとも言えるが、日本は日本がやるべき事
を粛々と積み重ねるしか道はないので、
個人的には安倍首相の「スピード感」に
大満足である・・(^^*)