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3年半ぶりの日本、中国、韓国の三国首脳会談

11月1日に日本、中国、韓国の三国に
よる首脳会談、その後、日中、日韓の
首脳会談の開催が開催された。

実は三国首脳会談は毎年、開かれるはず
だったのに3年半も開かれなかった。
日本は中国、韓国のように「前提条件」
を出すなどせずに、一貫して

「いつでも会談の門戸は開いている」

という姿勢で会談を避けなかったという
事と、韓国はここにきて中国に露骨に
ベッタリすり寄ってきた・・という事は、
韓国などだれがどう見ても中国のポチ・・。
中国の言う事はきかないわけにはいかない
レベルの国である・・。
という事は、中国に開く気があれば、
日中韓首脳会談はいつでも開く事はできた。
イコール、3年半にわたって三国首脳会談
を開けなかった最大の理由は、中国が
拒否してきたから・・という簡単な話と
いう立場を考えれば、安倍政権の

「韓国よりも中国優先」

という一貫した外交政策は正しい・・。

同時に、ここ数年間における安倍政権の
成果は非常に大きい・・。
安倍政権に替わった事と、中国の脅威と、
アメリカの要請を受けて日本の安保法制
は事実上、大きく動き出し、TPPも国民に
疑念を抱かれながらも前を向く・・。

中国の領空侵犯や自衛隊に対する数回の
レーザー照射など、こうした尖閣諸島の
問題では大きくアメリカは動かなかった
が、2013年6月の米中会談で、習主席
の提案する

「広い太平洋は、米中両国を十分に受け入れる余裕がある」

という中国が面していない太平洋をハワイ
を分岐点に分割して、東はアメリカ、西は
日本の領海も含めて中国で管理するという
無茶苦茶な提案を展開したと言われ、
オバマ大統領は、

「日本が米国の同盟国であることを忘れるな」

と釘を刺したそうですから、日米同盟が
事前に深化していた事は大きい・・。

とはいえ、そこいら辺から、南シナ海の
占領を加速させた所をみると、太平洋は
諦めて南シナ海に力点を変えたと見て
間違いないだろう・・。

さらにその後11月に、中国の勝手な理論
で「防空識別圏」を設定する・・。

これにアメリカが激怒!

11月26日に中国が防空識別圏と設定した
空域に通告なしで【B52】爆撃機2機を
飛ばし、飛行訓練を行い、中国の一方的な
「防空識別圏」の設定を非難する行動に
出る・・でも、本来なら日本が毅然として
やるべき行動なんだけどな・・。
いずれにしても、日米同盟を深化させた事
が大きい・・。

そんな中、中国も韓国も、これまで通り、
日本との首脳会談を開催するためには、
具体的な「前提条件」を掲げ、日本側に
その実行を迫る「威圧外交」を行って
来たが、安倍政権には通じない・・。

そして、日本国内は着々とやるべき事を
重ねてゆく・・。
15年4月の日米首脳会談では、南シナ海
などの中国の脅威に日米が共同で対処
する方針を確認、8月にはこちらの
想像を遥かに上回る素晴らしい内容で
「安倍談話」を発表、談話に対しては
中韓は何もできなかった・・。
立て続けに、9月には中国の脅威に対抗
するために「安保法制」を成立させ、
日米同盟をさらに強化する・・。

そして、10月には「TPP」を大筋合意
にこぎつける・・。
個人的にはコレは大きいと思っている。
今、水面下では「日中韓FTA」の交渉
が行われているようだが「TPP」が
大筋合意した以上、日本は「TPP」の
内容から逸脱して「日中韓FTA」を
取り決める訳にはいかないからだ・・。
という事は、中韓の相当なる譲歩が
無いと「日中韓FTA」は前進しない事
が明らかである・・。

そして、アメリカが南シナ海の中国が
埋め立てた人工島周辺にイージス駆逐艦
「ラッセン」を航行させる・・。
派手にしなかったのと「自由航行」と
したのは中国への配慮だし、軍事的対立
するつもりは無い・・というアメリカの
一応のメッセージでもあるだろう・・。
もちろん派手にするのは日本も望んで
いないからこれでいい・・。

こうした積み重ねの中、安倍政権が反中
の政策をとるから、首脳会談が開けな
かったのではなく、中国が開こうと
しなかったからできなかっただけの話を
日本は着々とやる事をやってきたら、
結果、中国が日本に歩み寄らなければ
ならない状況に、日本がそして日米同盟
の深化のお陰で追い込まれ、完全な
中国の譲歩により、11月に

「日中韓三国首脳会談」

が開かれた訳だ・・。
これまでの中韓による日本への威圧外交
の敗北と考えていいだろう・・。
久しぶりに気持ちがいい・・(笑)