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イスラム国の笑いが止まらない安全な国・日本【前編】

今回のイスラム国の脅迫事件は、真偽は
こっちに置いておいて、一応、報道の通り
であるならば、日本人2人殺害、ヨルダン人
パイロット殺害という日本とヨルダン側は、
最悪の結果に終わった・・。

でもこれで、やはり最初から失うモノが
ないイスラム国のプロパガンダだった事も
わかった・・。
今回のハッキリとした残忍さが

「魅力的だ!」

みたいな狂った人間が、100万人に1人でも、
イスラム国に参加したい奴として出てくれば、
PR大成功な訳だからね・・。

今はOPECの原油価値激減作戦と、違法に
イスラム国が支配している油田への空爆で、
昨年の数字とかなり変わってきていると
思うが、昨年9月15日付の中東のビジネス
金融情報サイト「ザウヤ」からの数字を
引用すると、イスラム国の資金源は、

石油の密売→40%
身代金→20%
住民の税金→17%
海外からの送金→15%
その他→8%

となっている・・。
その当時で、石油密売が1日約9800万円から
約1億9000万円に対し、身代金の方は年間
約41億円から約52億円と言われている。

石油の国際価格が1バレルが100ドル越え
だったところ、イスラム国の密輸価格は、
1バレル25~40ドルだそうだ・・。
この密輸価格でもで昨年のピーク時は1日に
3億円以上の収益を上げていたそうである。

そして、イスラム国には外国人戦闘員が、
約1万5000人を超えているところに、
その中から毎月平均600ドルを支払う・・。
それだけでも年間になんと1億ドル以上
(約127億円以上)が必要となるという・・。

このほかに領土を占領して経済を回して
いくための費用がかかる・・。
しかし、それが非常に難しいからこそ、
イスラム国や近隣国の物価が上がっている
中、流通などは政府軍が支配しているため
なかなか物流がうまくいっていないそうで、
結果、なかなか経済が増していけない・・
という構図であるからこそ「身代金」が
おいしい訳だ・・。

彼らにとっては最も手軽で、わざわざ北朝鮮
のように自分達が他国にまで行って誰かを
誘拐しても、イスラム国へ送り届けるまでが
大変であるため、そんな非効率な事はしない。
ただ単純に自分たちの領土に入ってきた人間達
を捕まえるだけでいいので、非常に簡単なので
ある・・。

だから、外国人すなわち先進国の人間は

「金づる」

であり本当に良いカモなのである・・。
外務省は2011年4月にシリア全土に
「退避勧告」を発出しているそんな中、
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後藤健二さん:世耕氏「外務省が計3回、渡航中止を要請」
(毎日新聞・2015年02月02日)
◇BSフジで明らかに
 世耕弘成官房副長官は2日、BSフジの番組で、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害されたとみられる後藤健二さんに対し、外務省が昨年9~10月に計3回、シリアへの渡航をやめるよう要請していたことを明らかにした。
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と、後藤さんの渡航計画を把握した外務省
は昨年9月26日に電話で後藤さんへ渡航中止
を要請、10月3日には後藤さんの入国を
知って即時退避を求めるが聞かず・・。
14日には外務省職員が面会して、再び渡航
しないよう注意喚起したというが、翻意
できなかったという・・。
憲法22条が保障する「居住、移転の自由」
が保証されているために、渡航を禁止する
のは困難だそうだ・・。

【後編】に続く・・!