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昔から見つからなかったら全てが正解だったんだろうね

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喝采一転「未熟」と断罪 野依理事長「徹底的に教育し直す」
(2014.3.14・産経新聞)
 「未熟な研究者」。午後2時過ぎから始まった理化学研究所の会見には、ノーベル化学賞受賞者でもある野依良治理事長らが出席。苦渋の表情で、STAP細胞の論文の責任者である小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)を断罪した。
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世紀の大発表から、2ヶ月も経たないうちに、
こんなにも180度正反対の方向に舵を切る事を
誰が予想したたろうか?(^-^;

論文の真偽的な部分は専門家にお任せする
として、素人な目線として、個人的に一番
驚いたのは、やはり【DNA画像の切り張り】だ。

理研調査の中間報告で、小保方さんは、

「切り張りダメとは…」 

と謝罪したという・・(^-^;
個人的には、

「えええええ??」

と、かなりビックリしたのだが(笑)普通に
考えて、5人で写っている写真から、真ん中
の人の写真を別な日に撮影して、切り張り
して、「一緒にいました!」とはしない事を
考えても、それが論文でなくとも充分
おかしい事はわかる・・(^-^;

それを天下のネイチャーに提出する論文で、
しかも、何回も書き直した上で、それが
おかしいと思わない30歳というのも困る
よな・・(^-^;(笑)

今、話題になっている

「このマウスで同じようにSTAP細胞が作れるか?をやって欲しい」

と指定のマウスを渡されて実験を頼まれた
のに、違うマウスで出来た細胞を渡す・・
というのも、我々で言うならば、レベルは
違うかもしれないけど、

「普通だとかかりにくいこの髪で、きちんとパーマがかかるか?を調べて欲しい」

と言って、手渡した毛束に対して、

「大丈夫です!しっかりパーマかかりました!ほら!」

と渡されたのが、違う髪質の毛束だった・・
みたいな「小学生レベル」のような
愚かさ・・(笑)
ただ、我々の髪質のレベルと違うのが、
若山教授曰く、

「細胞になってしまうと、どのマウスのものだったか?は、見た目では全くわからない」

と言うところ・・。
たくさんの証明すべきものがあるから
分担している訳で、一人一人を信じない
とやっていられないはずなので、そこを
知っていながら、意図的にやったという事
となると、今まで過去に研究者達が
築き上げてきた、

「研究者として、渡したマウスと違う物で出来た細胞を真顔で渡して来る訳が無い・・」

いわゆる、

「頼んだ事をすり替えて差し出す訳が無い」

という研究者として、いや、人としての
【当たり前】すら、根底からひっくり返した
事となる訳で、相当な罪深さだ・・。

ここからは勝手な自分の仮説だが、これが
今回、天下のネイチャーに提出する論文で、
普通に行われていた事、まだ記憶に新しい
高血圧治療薬の不正論文問題で揺れた、
ノバルティスファーマ社の

【ディオバン】

の論文で臨床研究データ操作を行って
いた事・・、
さらには、同社の慢性骨髄性白血病の
治療薬を用いた臨床研究でも不正を
行っていた事・・。
つい最近では、3月20日には、アルツ
ハイマー病研究の国家プロジェクト
である【J-ADNI(アドニ)】の臨床研究
データの論文について、杉下守弘元東大
教授がデータの14%に改ざんを含む
不適切な例があった事を発表している事・・、
そして、もっと調べてみると、世界で撤回
されている論文(生命科学・医学)中、
約7割が捏造や改ざんなどの不正なんだ
そうだ・・(-_-;)
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質問なるほドリ:論文撤回、なぜ増える?

米国のグループが1970年代から2012年までに世界で撤回された生命科学・医学分野の論文2047本を調べたところ、約7割が捏造(ねつぞう)や改ざん、盗用、二重投稿などの不正(疑い例含む)が原因でした。(2014.03.15・毎日新聞)
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となると、この世界では小保方さんが・・と
いう事ではなく、日常、普通に辻褄合わせ
のデータの改ざんが行われているのが
当たり前の環境下であり、

【大なり小なり常用化していた】

と考えるのが普通で、税金の脱税じゃないが、
脱税が当たり前の会社で、毎日、脱税の中で
育った息子が襟を正すのが難しいのと同時に、

「見つからなかったら全てが正解!」

的な風潮があったのではないか?と感じる
んだわな・・。

だから、もしかしたら今回の小保方さんも、

「え?みんな普通にやっているのに、なんで私だけが責められるの?」

的なポカーン状態なのかもしれない・・(-_-;)

そう考えれば、こうした人たちより感覚が
ズレている我々の理美容業界なんて、
パクリの常用なんて当たり前なのも理解
できてしまうのも重ねて残念だわ・・_| ̄|○