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【神楽坂】第1回・食べないと飲まナイト<後編>

【前編】からの続きぃぃぃぃ〜!

5月に湯島で行われた【食べないと飲まナイト】が、
今回は10月2日〜4日に神楽坂で行われました!

■1軒目■魚串【魚串さくらさく 神楽坂】
 <魚串5本盛り合わせ&エビス生中ジョッキ>
■2軒目■鉄板串焼【しこたま。】
 <さくら牛肩ロース霜降りステーキ串
           &本物のシャンディーガフ>
■3軒目■ビストロ【ワインクラブ・ラ・タブレ】
 <オードブルの盛り合わせ&アンリ・マンドワ ブリュッド・
 レゼルヴ エルヴェ・マルロー(シャンパーニュ)>

【前編】にあります。

で、4軒目は、あらかじめ行列ができる程の店という
情報を入手していたので開店早々の18時を狙った
地下のお店

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    炭火焼【kemuri神楽坂】
<名物アボガドの炭火焼・自家薫製スモークチーズ・
 日本に百頭しかいない幻の豚「梅山豚」の
 ソーセージ&シャンドン(スパークリング)>

ん??【アボガドの炭火焼】(◎_◎;って名物に
なる程旨いのかぁ?という目の前のまんじゅうを
食べないで論議するのはさておき、焼き上がった
【アボガドの炭火焼】・・これは斬新である!
確かに旨い!(^^*)
個人的にサラダとかのアボガドはあまり得意じゃない
のだが、これはまろやかな芋のような感じになり、
塩や醤油を軽く載せると、本当に旨い!
また「梅山豚」のソーセージは個人的には旨かったが、
アボガド&ソーセージに関しては我々のグループ内
では賛否両論だった・・(^-^;
残りのスモークチーズもうまい!(笑)
そもそも有名店みたいだが、確かに全て美味しいです!

しかし・・この店は違った意味で【凄い】店だった・・。
食べ物が出てくる前の最初の店員の説明なのだが、
耳を疑うかの言葉に唖然とした。

「食べないと飲まナイトのお客様は、当店の他の
 メニューの注文はできません。」

ときた・・「はあぁぁ??(怒)」である・・。
恐らく外に並んでしまう故、回転数を上げたいからの
措置なんだろうなぁ・・と良心的に受け取りたいところ
だが、この店の前の【ワインクラブ・ラ・タブレ】の、
店側のお客様への気持ちの熱さが素晴らしかっただけに、
理由はどうであれ、その決断をしたという事自体が、
見事にお客様への気持ちが正反対な店だと、こちらは
経営者軍団故、感じてしまう・・。
だからテーブルには他のメニューを注文されては困る
からか、メニューがひとつもない・・この店にどんな
メニューがあるのか?なんて、どうせ【安い客】には
知ってもらわなくても良いという店側の強い意思表示
としか受け取れない状況下である・・。

また、お酒は、このこだわった素材の料理を出して
きたとは思えない、食べ飲まで協賛された酒である
シャンドンを、友人の社長によると12杯取り(60ml)
の細いプラスチックのこんな安物の使い捨ての容器
(これをグラスなどと呼びたくない)に入れて平気で
出す事に何の疑問も感じない姿勢からも、

【食べ飲まの客は当店は徹底的に差別する!】

という店側の強い意思表示をヒシヒシ感じてしまい、
帰る際に「ありがとうございました!」と大声を
出されても、そんな事はこの店、これっぽっちも
思っていないんだろうなぁ・・と感じ、異口同音で
この店は二度と来ない・・という気持ちしか出て
こなかった・・(-_-;)

で、気を取り直して、5軒目の居酒屋

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    【神楽坂MASUMASU】
<有機野菜のアメリケーヌチーズフォンデュ&
 日替わりBioワイングラス8種からの3種飲み比べ>

Bioワイングラス8種(赤4種、白4種)からの
3種飲み比べ・・ってこれまた凄い・・(◎_◎;
その前に【Bio(ビオ)ワイン】とは何か?

【科学肥料、殺虫剤などの農薬や除草剤を使用しない
 有機栽培で育てられたブドウを使用、天然酵母主体
 で発酵、ろ過をなるべく控え、酸化防止剤の使用量
 を抑えて造られたワイン】

の事・・もう迷わず赤4種から

○キャトルフィーユ(グルナッシュ50%、シラー20%、
 カリニヤン20%、サンリー5%、ムールヴェードル5%)
○ナチュール・ヴィヴァン(カベルネソーヴィニヨン60%、
 メルロー40%)
○ラ・パッション(グルナッシュ100%)→これはBio
 ワインではなかったと思うのだが・・(^-^;(笑)

と完全に違うと思われる3種をチョイス!
3種とも大きく違う味わいで、この企画はワイン好きの
自分としては大変うれしいですね!(^^*)
しかも、4人で8種を含めて注文する形で、回し飲みで
全種飲み比べできましたので料理以前に大満足!(笑)

で、料理の有機野菜のアメリケーヌチーズフォンデュは
やはり予想通りの落とし穴がありましたね・・。
チーズがこの量ですから、見るからに足らなくなる
だろうなぁ・・という予測通り、極端に足らなくなる。
普通のチーズフォンデュは足りなくなる事はないように
たっぷり入って出てくるのが定石で、お客様が困らない
ように配慮されて用意されるのですが、それはやはり
食べ飲まの【安い客】・・仕方ないですね・・(-_-;)
とは言え、一応ダメもとで「もう少し下さい」とお願い
してみましたが、他の方はこの量で【みんな】が食べ
終わるそうで、間接的に我々が【異常な】グループと
言われている訳で、ちょっと気分が悪くなります・・。
でも【他の人を比較に出して、あなたが普通じゃない
と否定をする】この形・・これは自分もどこかでやって
しまっている接客かもしれませんので、ちょっとハッと
しました・・>気をつけないと!!(>_<)

今後はこうしたチーズフォンデュだとか、すき焼き
だとか、しゃぶしゃぶだとか、液体が無くなると
どうにもならなくなるというメニューの店には、
食べ飲までは行かない方がいい!という事を学習
させて頂きました・・はい・・。
ワイン企画の発想が素晴らしいだけに残念だなぁ・・。

で、この時点で、再び「券が足りない!」という事で、
当日券を友人が再度買いに行ってくれた・・さすがに
もう当日券はないだろう・・と思っていたら、

【ミラクル!(爆)●〜*】

まだあったそうで(笑)6軒目は魚介ビストロの

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     【貝殻荘】
<マグロの生ハム盛り&生ワイン>

マグロの生ハムというのは初体験!塩加減も味も
まさに【生ハム】(◎_◎;>美味しいです!
ただ、ワインがこのグラスで出てくるという事で、
メニューを確かめる気もしなかったので、見ません
でしたが、生ワインの割には、あまりワインの事は
考えたり、こだわっていたりしない店じゃないかな?
でも、日本では【ビストロ】というのはどちらかと
いうと【高級料理店】の場合が多いけれども、本場
フランスでの【ビストロ】の立ち位置はこんな感じの
気軽な大衆食堂の事ですから、空気感や店の雰囲気
など、居心地は良かったですね!(^^*)

で、7軒目は和食居酒屋

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   【神楽坂 もん】
<漁港直送鮮魚お造り3点盛り&三岳>

お造りは美味しい!プレミア焼酎の三岳のロックも
飲めて、結構満足でしたが、お店は空いていたけど、
食べ飲まの【安い客】には制限の時間があるようで、
帰って欲しいニュアンスの言葉で追い出された・・
というこれまた凄い店・・(◎_◎;

さすがは神楽坂・・後半戦の店の立ち位置は結構
上からです・・(^-^;(笑)

で、8軒目は帰りの事も考えて神楽坂駅近くのフレンチ

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   【アーディッシュ】
<鶏のムネ肉&ピノ・シャルドネ(スパークリング)>

本来は、フォアグラとくるみのテリーヌだったのだが、
鶏のムネ肉も表だけ湯通ししての生肉で、かなりの
美味しさ!かなり飲んでいたし、フォアグラのテリーヌ
よりも個人的にはサッパリしていて良かったかも・・(笑)
ピノシャルドネも最後の酒としては口直しの形でGood!
ギャラリーも併設という事で、閲覧してきましたが、
【家畜人ヤプーの世界】という耽美と幻想、グロテスク
かつエロティシズムの世界を堪能した・・(笑)
個人的にはフィナーレにはふさわしかった店でした!(^^*)

こうして【第1回 上野・湯島】【第1回 神楽坂】と
2つの【食べないと飲まナイト】を比較してみると、
神楽坂は店の種類が幅広く、色々な食事を堪能できる
けれども、接客などを通して店としてを見てみると

【イベントを仕方なくやっている】

もしくは

【やらされている】

感が、残念ながら強く感じた・・。
予想だが、恐らく【参加させられた形の店】が
多かったんじゃないかな?

とはいえ【グルーポン】なんかもそうなのだが、別に
こっちが安くやってくれ!とお願いしてやってもらって
いる訳じゃなく、そちら側の勝手な値付けのイベントに
我々が共感して参加しているはずなのに、店側が【安い客】
として扱う店があるというのはおかしいと思うのは自分だけ?
なら、やらなきゃいいのに・・(-_-;)
前回の上野・湯島の食べ飲までは全くと言っていい程
そんな事を感じなかったのだが、神楽坂の食べ飲までは
かなり感じた・・。でも、接客に関しては

【人の振り見て我が振り直せ】

という事で、良い事も悪い事も、勉強になった部分が
多々あった・・。自分もがんばらなきゃ!(>_<)

最後に、こうした店を束ねなくてはいけない神楽坂の
事務局・・相当、骨が折れた事と思う・・。
うちらの業界も【店主】同士で話し合うから利害関係
ばかりが前面に出て、店舗間に気持ちの差が出てくる・・。
だからそのご苦労はわかるつもりである・・。
でもこうした事を通して改善し、もっと素晴らしい
【第2回】を期待したいと思う・・。

【上野&湯島 第1回・食べないと飲まナイト】はこちら!