記事一覧

自分の事を棚に上げた上で専業主婦の年金救済特例を考える【後編】

【前編】からの続きぃぃぃ〜

自分も例外なく恥ずかしながら店を出して国民年金を
やっていなかった派であるが、窓口で、今までの
経緯や理由は不問で勝手に棚上げしていただき(笑)

「なんとか今までの未納の分を全部払わせてくれ!」

と申し出ても、遡って2年間しか払わせてくれないのが
現在の年金のルール・・もちろん、それがルールなの
だから仕方がないと当時は諦めた・・。
しかし、我々は遡って2年間しか払う事ができないが、
今回の専業主婦の救済案件だけが特例で遡って全額納入
ができ、満額の年金資格を得る事ができるというのは
絶対に許す事は出来ない・・。

すると、4月20日に新しい答申が出てきた。
------------------------------------
主婦年金 保険料追納は過去10年分 2011.4.20
 厚生労働省は20日、年金の変更届を出し忘れた専業主婦の救済策について、未納保険料を追納する「特例納付」を過去10年間に限って認める方針を固めた。政府は3月に無制限にさかのぼって追納できる案を発表していたが、野党などの批判を受け軌道修正した。
 救済策は過去10年間分の特例納付や、未納期間を年金受給資格に必要な期間(25年間)に算入する「カラ期間」が柱。政府は3年間の時限措置として、国民年金法改正案を今国会に提出する。
 現行法では、未納保険料をさかのぼって支払うことができるのは過去2年分。参院では国民年金未納分の事後納付を2年分から10年分に延長する法案が審議中となっている。変更届を出し忘れた専業主婦のみを優遇する救済策は不公平とする批判が上がっていた。
 夫がサラリーマンの専業主婦は国民年金の保険料が免除されるが、夫が転職した場合などは保険料の支払いが必要となる。この届け出を忘れた人が100万人以上に上る可能性があることが平成21年に発覚。政府は過去2年以上の未納期間は保険料を支払ったと見なす救済策を厚労省課長通知で実施していたが、与野党の批判を受け撤回した。
------------------------------------
う〜ん・・個人的に上記の新たな救済策で、専業主婦
を救済するなら救済するで別に構わない・・。
でもそれならば、専業主婦だけでなく

【全国民に適用すべき】

である・・。
なぜなら、専業主婦に限らず、ちまたの国民年金の未納
問題・・逆の発想をするならば、そこさえ変えてくれれば、
全国に払う人間はたくさん出てくる・・。
まわりでも国民年金を払っていない人間はたくさんいる。
自分が色々と説明して、その人間に「じゃ払おうかな!」
という方向に導いても、自分の年齢付近だと、今まで
一度も払っていない人間達は、年金の受給資格を得るのに
必要な加入期間の25年を満たせないのだ・・。
だから払えないでいる人間が本当に多いのだ。
もちろん・・もちろん払っていない人間達が全面的に悪い!
若い時代は

「年金なんて崩壊するかもしれないのに払っていられるかよ!」
「俺は年金の世話になんかならねえ!」

と威勢がよくても、人間年齢を重ねれば、老後の不安から
それが間違いである事にも気付いてくる・・。
でも、いくら【改心】をしても、この国の年金は、若い頃
の過ちは、大人になって分別がついている時の事だから
なのか?全く許さない
のだ・・。

もちろん、年金の積み上げているお金は運用をしている。
だから、それまでの運用利率以上の手数料はペナルティで
払わせた上で、未納分の全額納入を認めて年金の受給資格
を得る事ができるという改正なら、全く不公平感はないと
思うし、年金の未納問題も若干かもしれませんが解決する。
よって、今回の専業主婦の特例のように認められれば、
例え64歳まで未納だった人間にも年齢を重ね【改心】した
人間も【無年金】を避けられる・・。
後々、【無年金者】を生活保護でとして助けるよりは、
はるかに経済的で大きな国策である
と思うんだな・・。
もちろん、計算など大変な作業にはなると思う・・。
でも、専業主婦の部分だけは、それを「がんばろう!」
それ以外は「やりません!」というのならば、それこそが
不公平というものだろう・・。
主婦の年金救済策だけでなく、その他の【改心】をした
人間達の年金救済の道もぜひ論議して頂きたいのである・・。