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政治ごっこの末の【方便】だらけの顛末

子ども手当法案の審議が始まった衆議院本会議で、
子ども手当の【月額2万6千円】について、菅首相が

【議論されていた小沢代表当時、ちょっとビックリした!】

と述べ、国会中継は見ていないので、リアルタイムでは
ないのだが、ニュースを見ていてぶっ飛んだ・・(笑)
菅首相本人が小沢氏に言われて実は最初から疑問視して
いた・・と受け取れてしまうこの告白・・(-_-;)
【子ども手当】すら【方便】と告白したようなものである・・。
なら、もう結論は話し合う必要もなく決まっていて

【子ども手当廃止もしくは撤回】

でしょうが・・(^-^;
そして【子ども手当法案】にこれ以上固執せず撤回し、
直ちに、三重県の松阪市の山中光茂市長のような考え方
(こちらに【天下の愚策から価値がある良策に】詳しく・・)
に、子どもへのお金の使い方を実のある方向性に変更
すべきである・・と言っても今からじゃ間に合わんが・・(笑)

しかし、【子ども手当廃止もしくは撤回】してくれたから
といって喜んでもいられない・・。
【子ども手当廃止もしくは撤回】になったら廃止になって
結果、増税になっている【税控除】が削られている件は
そのままで撤回されない・・。
という事は【子ども手当廃止もしくは撤回】するという
事は、国民に【増税】だけを残す事になる・・。
【子ども手当】の一部を賄う為に【税控除】が減らされた・・。
無くなるのだとしたら、ここは連動して戻して頂かないと
困るよ・・ヽ(`Д´)ノ

そんな中、2011年度予算案が関連法案とは別にする事で、
衆議院を通過したのだが、一体で採決しなかった以上、
造反の16人が欠席した衆議院では参議院で否決された
関連法案が戻ってきても3分の2以上で再可決する事は
事実上不可能だろう・・。
とはいえ、マスコミが報道するような深刻な事態には
まずならないでしょう・・(゚-゚)b

例えば通らないと困る法案のうちのひとつ【特例公債法案】
だが、【赤字国債の発行ができないために大変な事になる!】
というのも大袈裟もいいところで、昔も、【特例公債法案】
は何回も遅れた事はあるし、基本、通常の【赤字国債】が
発行されている時でも、実際にはすぐに【赤字国債】と
いうのは必要ないのである・・。
まずは今年度、税収&その他で50兆円は入ってくる事が
確実で、ひとまずこの50兆円で9月位までは問題ない・・。
仮に9月でも、まだもめているなり、9月でなくとも
何か不測の事態の時などは、残りは実は法律上、予算に
出しても良いとされている【短期国債】を出し、つなげば、
ひとまず今年度は大丈夫なのである・・(笑)

で、ここでいきなり出てきた【短期国債】って何よ?って
事ですが、【短期国債】というのは、【長期国債】で仮に
大量に償還された場合、国の負担が大きくなってしまうのを
防ぐために、1年未満で償還されるという期限が短い国債の
事であるが、法律上、予算に出しても良いとされている。

その他の法案も、今回の法案は間に合わないという事で、
ひとまず棚上げして、今のままを継続するという【つなぎ法案】
は通るだろうから、実際には混乱に陥る事はないはずだ・・。
とう事で、あまり心配はいらない・・。

しかし、あの会派離脱の16人はこの予算案の衆議院採決を
欠席した・・(笑)
民主党は開かれた党で、政策面の主張や政治行動は【自由】
だそうで、その後の民主党の動きも政治姿勢同様にどこにも
キレがない・・結果、民主党は、この欠席をした16人のうち
先頭に立っていると思われる1人を【党員資格停止】、他の
議員を【厳重注意】とし、今後の改心に期待するそうだ・・。
とっとと退党させりゃいいのに・・(-_-;)
民主党は【自由】という言葉に実に寛大であるのだが、
【挙党一致で団結】という言葉も、すでに【方便】の
様相である・・(-_-;)