記事一覧

東北大・脂肪肝が「やせる指令」

6月に、

「脂肪肝になると、肝臓が神経と脳を通じて指令を出し、全身の
 脂肪組織を燃焼させ、やせさせる事を、東北大大学院医学系研究科
 の片桐秀樹教授(内分泌代謝学)の研究チームがマウスの実験で
 発見し、米科学誌「サイエンス」に発表した。」

という東北大大学の研究データ。今までの常識が180度変わるという、
ちょっと興味と期待が湧く研究データである。マウス上のデータでは、

「1週間で肝臓の重さは2.5倍の脂肪肝になる一方、腹の脂肪組織は
 半減した。」

との事。さらに、

「通常時のエネルギー消費量を示す基礎代謝も3割向上、空腹時の
 血糖値や血液中のインスリン濃度は半分に下がり、糖尿病の
 症状が改善された。」

とマウス上では夢のような話。肝臓が発信する神経信号が交感神経に
作用し、基礎代謝を上げているという事らしいが、それが脂肪肝に
ならないといけないのが究極の選択・・(笑)だから、片桐教授は

「脂肪肝は、肥満になるのにブレーキをかけ、体重を調節している。
 ヒトにも同様の機構があると考えられ、脂肪肝を避けながら同じ
 神経信号を出す薬を開発すれば、食事制限や運動に頼るしか
 なかった肥満や糖尿病の治療に役立つ」

と話しているが、そんな薬ができると、糖尿病患者よりも、女性に
大人気の薬が出現する事になる。
なんたって基礎代謝促進の薬ですから、1日普通に過ごすだけで
ダイエットができてしまうという夢の薬の登場だ。
いやいや、この研究、成功すればとんでもない富を得る・・。
・・って下衆い考えですね・・(^-^;(笑)