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SNSはフェイクで悪い空間だという前に

現在、選挙戦という事もあり、テレビを中心に

「SNSにはフェイク情報が多いから騙されないように」

と盛んに訴えている。その上で

「SNSは接しやすい。だから大手メディアも
SNSを活発に活用し、正しい情報を伝えるべきだ」

といった報道もされている。
しかし、SNSやニュースサイトが重宝される
のは、個人的には別のところに問題があると
思っている。

最大の問題点は、例えばSNSで新聞社の
記事や、きちんとしたサイトの内容を
「確認したい・読みたい」と思った場合だ。

そのリンク先に飛んだらどうだろうか?
格式あるサイトに飛んでも、まるで昔の
エロサイトのように広告が次々と出現し、
その嵐をかいくぐってようやく情報に
辿り着いても、1ページあたりの情報量は
大した事がない。
挙げ句の果てに、内容が何ページにも
小出しに分割されている。
その1ページの中でもスクロール中に
次々と広告が差し込まれ、どこに何が
書かれていて、どこで終わるのか?
続きの情報はどこなのか?もどんどんと
わからなくなる・・。
広告を消したり、別のサイトに飛ばされて
また戻ったり・・を繰り返している内に
結局、

「何を訴えたいのか」
「何が書いてあったのか」

さえ分からなくなってしまう・・。
しかも、次のページへ促されてサイトを
移動する度に、どんどん広告が飛んでくる。
こんな面倒なもの、誰が読むんだよ?
この深刻さに大手サイトも気付いていない。

SNSが優れているのは、途中に多少広告
が差し込まれても、ポップアップ広告が
出たり、小さな「×」を探して消す様な
煩わしさがない点だ。
ニュースサイトも同様だ。
記事内に「オリジナルサイトはこちら」と
リンクが貼ってあるが、自分は絶対に
飛ばない・・。
なぜなら、どうせ広告の嵐で後悔し、
時間の無駄になると分かっているからだ。
それでいて、リンク先にはニュースサイト
に載っていた以上の情報が載っている事は
極めて稀だ。

これでは、

「真偽を確かめるために公式サイトへ行く」

と考える人はどんどん減るに決まっている。
もちろん自分も大人ですから、大人の理屈は
分かっている。
でも、今のこの状況は

「広告で成り立っているんだから仕方ないだろ!」

というのは運営側の理屈であって、
閲覧者はうんざりしている。
大手サイトに限らず、広告収入を言い訳
にしたサイト作りをしている人達は、
この点を猛省すべきだ。

SNSを「悪い空間」と断言するコメンテーター
もいるが、フェイク情報だとか悪い空間
だとかいう以前の問題だ。
そう言うなら、仮に情報が正しくても、
広告だらけのクソみたいなサイトばかり
じゃ誰も見に行きたくないんだから、
まずは大手メディアが

「広告の煩わしさから解放された、
快適で美しく、こちらから進んで
閲覧しに行きたくなるサービス空間」

を実現し、まず襟を正してみろよ・・。