記事一覧

今回のロシア侵攻の一考察

「戦争」の対義語は「話し合い」・・。
とはいえ「話し合い」ができる相手ならば、
もちろん「話し合い」で解決出来るが、
相手が狂っていればそれは成り立たない・・。
ウクライナはロシアのような国があるから
武装化する訳で、ロシアが逆に

「西側からの脅威からウクライナを守ってやるから非武装化しろ!」

なら分かるが、ロシアが攻撃をした上で

「非武装化しろ!」

というこんな頭がおかしい国と話し合い
などできる訳がない。
とはいえ、個人的にロシアはなぜこんなに
非常にわかりやすく全く擁護できない形で
侵略戦争を始めたのか非常に不思議である。

国連も常任理事国が攻撃していないなら
何とかなっても、常任理事国のロシアが
侵略しているのだから全てがロシアの
反対によって事実上国連機能は停止して
いるという体たらくな形になるのは
アメリカのイラク侵攻と同じ状態・・。
しかし、侵攻をした常任理事国は権利を
剥奪させる様にしないと常任理事国は
やりたい放題だよな・・(-_-;)

こうなるとそもそも大きな転機だった
2014年にロシアがクリミア半島を
力(武力)で併合、国際秩序を力で
変更した時に国際社会は

「その際に多大な犠牲を伴う」

事をもっと知らしめる必要があったのに、
今後のエネルギー関連の事なども考えると
G8から外される位で制裁が済んで決定的
でなかったいう事例をロシアに認識させて
しまった事が大きく、またクリミア時の
ウクライナの兵力が弱小だったため今回も
簡単にやれる計算が立ったと想像できる。

ある意味ロシアというDV彼氏をクリミア時
にきちんと処罰しなかった為に、今回再び
DV彼氏は調子に乗った・・。
ウクライナという元彼女は元DV彼氏とは
きちんと別れ、新しい生活を始めたけど、
元DV彼氏は、

「お前の事を一番よく分かっているのは俺だ」

と何回も言い寄られ相手にしなかった所、
元DV彼氏をよく知る友達のEU諸国くんに
元彼女が片想いではあるが想いを馳せ、
元DV彼氏が怖いと相談、

「じゃ、俺の知っているNATOくんが守ってくれるか?話してみるよ」

と話が進んでいる事を元DV彼氏が聞きつけ

「EUとNATOに助けを求めるのは許さん!」

と元DV彼氏が激怒、急に来てボッコボコに
しながら、EU諸国くんやNATOくんにも

「俺の元彼女に手を出すな!助けたりしたら俺にケンカ売っているものとする!」

と激怒、友達みんなが唖然としている状態。
で、友達はとりあえず元DV彼氏とのお金の
やり取りは停止した←今ココ・・とすると
分かりやすいはずだ・・。

しかし今回のロシアの侵略は世界の価値観を
大きく変えた。戦う気がない国に武力で侵略、
核を持たない国に対して核を脅しに使う
国家元首がいるという現実は、もう核および
武力を持たない国は攻めている側の
メチャクチャな要求を飲まない限り攻撃を
続けられる不条理な恐ろしさをマジマジと
見せつけている・・。

北朝鮮も核を持った事で世界は大人しく
なったように、喉元に突きつけ合う刃
としての核を持たない国は、簡単に
ウクライナのように脅される事も
分かってしまった・・。

その上で、ロシアへ全世界の制裁が来ている
ため、どう考えてもロシアは一番の味方で
ある中国に大幅に依存しなくてはならない
体質にならざるをえなくなる・・。
同時に実は中国は自分達の手を汚さずに
ロシアに頼れなくなるために西側諸国が
エネルギーを中心に弱体化する事を見て
いるだけで実現させる事になる。
ロシアを苦しめるという事はこの様に
イコールで中国をのさばらせる結果に
なる可能性となる・・。
いずれにしろ嫌な世界情勢になる事は
避けられないのかぁ・・(-_-;)