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国母選手・・もったいない・・

バンクーバー冬季五輪スノーボード日本代表の
国母和宏選手(21)・・個人的にはスノーボードは
疎くて、その存在も知らなかった人なのですが、
例の服装事件で自分もその存在を知る・・(笑)

その辺の事は後に書くとして、

今回、バンクーバーオリンピックのスノーボード
男子ハーフパイプで、最後の大技【ダブルコーク
(横3回転+縦後ろ2回転)】で着地に失敗・・。
メダルを逃したものの8位入賞を果たした。

ファイル 1451-1.jpg

いやぁ・・国母選手のプレーはカッコよかった
ですね!(^^*)
でも、その上をいく、トリノオリンピックそして
今回また金メダルのショーン・ホワイト選手
(アメリカ)はさらにカッコ良かったですね!
1回目滑走で46.8点をマークし、2回目の滑走
でも、最後のホワイト選手の滑走前に誰も彼の
1回目の得点を上回る事ができなかったため、
滑走前に優勝が確定していて大失敗しても大丈夫
という条件下での2回目の滑走・・というのも
あるが、2回目の滑走の最後の大技

【ダブルマックツイスト(縦2回転+横3回転半)】

は、今の所、人類が回せるのはここまで!と
言われている技だそうで、きちんとファン
サービースするという金メダリストの名に
ふさわしい感じだった・・容姿も言動も
【バッドテイスト】じゃないしね・・(笑)
そこを見てしまうと、

国母選手・・本当にもったいない・・(-_-;)

【服装がだらしない】と批判を浴び、選手村入村式
への参加を自粛させられ、国母選手はイヤイヤ謝罪
会見をしたが、その謝罪会見も周りに言われての
イヤイヤ会見だから舌打ちと心から謝罪していない
と、火に油を注ぐようにさらにバッシングを浴びる
事となった・・(笑)

最初、幼顔に見えたので高校生か何か?かな?と
思ったら東海大学の大学生・・しかも、結婚して
所帯も持っているというレベルでこの顛末という
のにはちょっと驚き・・(^-^;
色々な所で色々な意見があるが、間違えちゃ
いけないのが、普段の格好がバッシングされて
いるのではないし、ヘアスタイルのドレッドヘア
を文句言われているのでもない・・ただ、

【国の代表としての公式服装での着崩し】

についていかがなものか?と文句を言われた訳だ・・。
という所をふまえると、

【国母選手=こういうレベル】

という事が、

【スノーボード=こういうレベル】

と受け取られた事は非常にもったいない・・。
個性というのをこういう部分に持ってこないと個性
が発揮できない・・というのも中学生くらいまで
ならともかく、21歳じゃ大変幼すぎますね・・(笑)
しかも、監督やコーチの指導しなかったのも問題!
って・・21歳で所帯も持っている大人を捕まえて
する指導内容では無いよな・・(-_-;)(笑)

【わかっていて当たり前!自分が下の者に与える
 影響も考えるのが当たり前!マスコミに注目
 されているのだから普段よりも気をつけるのが
 当たり前!】

という部分を、監督もコーチも普通は国母選手が
その位の事を21歳ならわかっていると思うよな・・。
まあ、自分もこの頃までモヒカンでバンドやって
いた頃なので、そうした髪型にきちっとしたスーツ
というのがやはり似合わないので、なんとなく
こっ恥ずかしい気持ちはわかる・・さらにあの
らくだ色のようなグレーのようなみたいなのは、
かなりカッコ悪い・・(笑)
だからといって、例えば何かの公式的な催し物に
おいて、スーツを着崩そう!という発想は、当時
では考えもしなかったし、社会的マナーとそういう
格好でいる事というのは自分の中では別物でした
から、近所の挨拶や席を譲るとかは、きちんと
やっていたんで、実は国母選手とは次元が違って
いてあまり良くわからないけどね・・(^-^;(笑)
ま、そんな事よりも、あの名誉あるジャケットを
着たかった人達はたくさんいる訳で、そうした
着たくても着られなかった人達に対して大変失礼
なのは確か・・。
さらに、ヨーロッパではワイシャツというかスーツ
の中のシャツというのは【下着】という扱いである。
よって、シャツを出すという事は【下着全開!】と
いうことみたいなもので恥ずかしい行為だったり
する・・その部分を考慮してもやはりきちんと入れて
おくという事が正解!(゚-゚)b

肯定的な意見の中に、スノーボードは世界的に
スケートボードから入って来る人が多く、国母選手
もヒップホップの影響を強く受けていたとの事・・
でも国の代表での公式服装というそんなところで
ヒップホップの影響を表現する必要性はない・・。
でも、前回、今回と金メダルを取っているショーン
・ホワイト選手(アメリカ)はそんな風にはして
おらずバッドテイストも前面に出していない・・
それはポリシーの違いかもしれないけど、それが
大人と子供の差だ・・くらいに見えちゃうよな・・(笑)

そんな中、昨日の【とくダネ!】で菊池雄星選手と
小倉さんの対談をやっていた。
彼は今年高校を卒業し、西武ライオンズに入団・・。
年齢は国母選手よりも3つも若い18歳である。
しかも、国母選手は11歳で史上最年少プロ契約を
しており、プロの年月も菊池選手よりも数段長い・・。
なのに、菊池選手の受け答えの内容のレベルと
国母選手のレベルを比べるとあまりにも違う・・。

プロという事について、菊池選手は

【プロは、全てがプロフェッショナルじゃないと
 いけないと思う。投げる事、結果もそうですけど、
 ファンサービスも、受け答え、マウンドでの態度
 全てにおいて一番になる努力を続ける事。】

と語った・・なかなか高校生が言える言葉じゃない。
国母選手を見た後だけに、育ち方や本人の考え方で
こんなにも違う人間が出来上がるのか?と感じる程、
その他の発言内容も素晴らしかった・・。
それを見ちゃうと、国母選手の行動の何から何まで
幼くて嫌悪感というよりは、かわいそうな人だなぁ・・
と、哀れみを感じてしまう・・。
こう考えると、そうした教育がなされないままに
21歳になってしまったこの結果、両親を始め、
周りの大人達の責任は重い・・。