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佐賀北高校・優勝おめでとう!

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なかなか仕事が忙しくて、観る事ができない高校野球。
もちろん、決勝の【佐賀北×広陵】は録画していたのを
後から観る結果だった。
【広陵】は2回表に2点、さらに7回表に2点と、8回表
までは【佐賀北0—4広陵】で、7回まで1安打に
抑えられていた【佐賀北】の状態をみる限りでは、
どう考えても【広陵】のペースで、正直、逆転が
難しそうな雰囲気のゲーム・・。
その証拠に、【佐賀北】の百崎敏克監督(51)は
優勝インタビューで

【7回に2点取られ、0−4となったときは、もうダメ
 かと思った。本当に信じられない。選手のおかげです】

と語っている。実際には7回まで1安打という貧打状況
であるだけでなく、さらに満塁ホームランでも逆転
できない状況というのは、正直8割方【負け】を意識する・・。

反面、自分もピッチャーだったが、実はこうした
【広陵】野村くんのように好調なピッチングをして
いる時に恐ろしいのが、

【四球(フォアボール)】

である。やはり【四球(フォアボール)=安打(ヒット)】
と同じという事。
しかも、安打は相手の力が上回っていたからという要素
もあるので、自分だけの責任にはならないのだが、四球
というのはいわゆる【自爆】・・。これが精神的に
やっかいなのである。

8回裏【佐賀北】は、1死から連打と【四球】で満塁とし、
【佐賀北】井手くんを迎えるが【1ストライク3ボール】後
の【広陵】野村くんの5球目を個人的には【ストライク】
だと思うが、審判は【ボール】判定。

【これはきつい!】

というか、結果論だがこの【ボール】で勝負は決まった。
ここで押し出しの【四球】で1点が入る・・。
連続【四球】を与え、1点を失い、さらに満塁・・。
この状態で、後にホームランを打つ3番の副島くんを
迎えるが押さえるために使う球が【ボール】判定される
事を考えると、満塁なので、きっちり【ストライク】を
取りにいかないといけない。
結果【ストライク】を取りに行った球を満塁ホームラン
にされる・・。
でも、何がすごいって、満塁で3番の役割を完全に
求められている中で、【ストライク】を取りに行った
球をきっちり打った【佐賀北】の副島くんが、本当に
素晴らしいんだけどね・・(゚-゚)b
まあ、結果をみて【たら・れば】で語るのは誰でも
できるんだけれども、決勝戦にふさわしい素晴らしい
結末でしたね。
個人的には【公立高校】の優勝というのが実に気持ちがよい。

この【佐賀北高校】は毎年、国公立大学に100人近く
進学する佐賀県有数の進学校であり、平日の練習は
3時間のみ。定期試験前は練習禁止で、試験勉強を
行い、試験で赤点を2教科以上取った生徒は練習参加
停止処分なのだという・・>素晴らしいよ!
私立がやっている、進学コースとスポーツコースに
分かれているのに、それを【文武両道だ!】などとする
【偽物の文武両道】ではなく、本当の【文武両道】
なのが実にうれしい!
正直、野球の練習は実はダラダラと長い。
さらに、先輩の質が悪いと、その後に本当にくだらない
【反省会】と称する先輩の欲求不満の解消行事が
あったりして、自分なども帰りは【深夜】という
無駄な時間を強要される事が多々あった。自分も
進学校だったから、ちゃんと勉強もしたいのにさ!
でも、【佐賀北】のように、平日の練習は3時間なら
【文武両道】は完全に可能だ。
これで【良い指導者】がいるのならば、本当に
良い学校だよなぁ・・。
【佐賀北】の次に続く【公立高校】が全国でドンドン
と出てきてほしいなぁ・・。