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【Mother】というとんでもない秀作

今回のドラマの中で、ダントツのレベルで秀逸なのが
松雪泰子主役の

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【Mother(http://www.ntv.co.jp/mother/)】

である・・。
このドラマの中枢に据えるキーワードの【母性】
というのはわかるのだが、幼児虐待からの開始に・・
ゴミ袋で子供が捨てられる・・赤ちゃんポストに
入りたい・・と、虐待の描写が生々しくて、一気に
【闇の子供たち】をフラッシュバックさせるというか
【闇の子供たち】をインスパイアしているのか?
真似ているのか?わからないが相当観ていて辛くなる・・。
物語の中で、どうしてこの子が虐待されるに至った
のか?については実は語られていない・・。
でも、自分から離れていっては困る彼の虐待の傍観
(同時に若い彼との情事に邪魔)、その彼の幼児性愛
(ペド)への嫉妬という大きな2つの示唆がきちんと
表現されている・・。
子育てをするにあたって、子供が悪い事をしても
両親2人で怒るのは子供の逃げ場が無くなる・・。
ここでは怒っているのではなく母親と情事の彼の
2人で虐待を行う・・だが、昨今のニュースでも
転がり込んで来た男の虐待は嫌なくらいに耳にする。
そんな事と重なり合うから、この日本においても、
こうした環境にいる子供達がたくさんいる・・と
いうところまで考え込んでしまう・・。

そんな【Mother】・・第1話から、映画のレベル
での絵作りと、下手な役者が1人も出てないという
のもあるが、その中でもとんでもない輝きの子役が
道木怜南役の

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【芦田愛菜(あしだまな)】ちゃん

個性的な顔立ちにちょっと舌足らずな口調が、
めちゃめちゃ可愛いのだが、この子役を見るだけ
でも時間の無駄にはならない・・。
しかも、この子役・・ドラマ内では7歳という設定
なのだが、実際は5歳で、あの演技を幼稚園児が
しているという信じられない天才さにぶっ飛んだが、
そのまわりを囲む、田中裕子、高畑淳子、山本耕史、
倉科カナ、酒井若菜も空気感を崩さないしっかりと
した支え方なども秀逸である。
中でも、田中裕子の演技の素晴らしさは上質に
作品をグッと締める・・本当に素晴らしい・・。
個人的に主役の【松雪泰子】の設定に、イマイチ
疑問な感じを持っていた・・。
しかし、現在の第6話まで進んでくると【松雪泰子】
の主役は、この無愛想な役柄が的確にハマっている
事にも気付く・・。

そして、子供を奪い母親になった【松雪泰子】、虐待
をしていた母親【尾野真千子】、子供の【松雪泰子】
を捨てた【田中裕子】、養子縁組で【松雪泰子】を
育てた【高畑淳子】、子供を授かった【酒井若菜】・・
と、これでもかというあらゆるパターンの【母性】の
観点からの【愛情とは何か?】を考えさせる
ストーリーが展開しており、もう50分があっと
いう間に終わってしまう・・と、視聴率稼ぎのため
の【ジャニタレの学芸会】とは違う重厚な出来で、
常に観終わった後も、しばらく席から立ち上がれない
ような、全てにおいて素晴らしいとしか言いようが
ないドラマである・・。

個人的に結末は、どう転んでも誰かがアンハッピー
になる結末しか思い浮かばないが(笑)この先、
この展開をキーワードの【母性】と共に、どう
まとめてくれるのか?もう今から待ち遠しくて
たまらない・・。

一応、本日・5月23日(日)13時20分~15時
【Mother】第1話~第6話までまとめたやつを
放送するそうだ・・。
見逃していた方は、ぜひ見てみて下さい・・。