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歴史の歪曲を堂々と祝う中国という国【後編】

【前編】からの続き・・!

【抗日戦争勝利記念日】というのは、
実は日中戦争(抗日戦争)に勝利した
のは「国民党(中華民国)」いわゆる
蒋介石の功績だったので、毛沢東は
「抗日戦争勝利」を実は祝う事は
なかった・・。

しかも、すごい有名な話なので今更
だが、毛沢東は日本に「謝意」を表明
しているのだ・・(笑)

1964年日本社会党佐々木更三氏に
日本軍国主義のお陰で、中国人民は
権力を奪取でき、中国に大きな利益
をもたらしてくれた。日本の皇軍なし
には私たちが権力を奪取することは
不可能だった・・旨を述べている。

そう・・毛沢東は皇軍、つまり日本の

「天皇の軍」

に感謝をしていたのである。
まぁ、日本が中国に攻めてこなければ
2万人しかいなかった軍が100万人の軍
に勝てるわけがなかったのだから、

「日本よ、よくぞ攻めてきてくれた!」

と毛沢東は位置づけているのと、
共産党軍が力を合わせた同胞であった
はずの国民党軍の弱った同胞を殺し
日本の敗戦の「4年後」に「中華民国」
を崩壊させ「中華人民共和国」を誕生
させた事を自覚していたため、絶対に
抗日戦争の勝利を祝った事が無かった。

しかし今は、抗日戦争で、日本軍に
共産党軍が勝って「中華人民共和国」
を誕生させた、だから我々はこれだけ
高らかに抗日戦争勝利70周年記念と
いうのを催なければならないんだと
日本軍と戦った末に弱った同胞を
殺した上で今があるはずなのに、
大きな歴史の歪曲と嘘で国威掲揚を
やっている・・。

ではこんな事をいつから中国を始めた
のだろうか?

それは江沢民が国家主席を務めていた
1994年から

「愛国主義教育」

を始める・・この「愛国主義教育」と
いうのは、1989年に民主化を要求
して起きた「天安門事件」が引き金に
なっている・・。
西洋の欧米の掲げる「民主主義」に
国民が傾いていた事に危機感を感じた
中国は、欧米の掲げる「民主主義」
だけが良いのではない・・中国には
中国の文化思想があるのだから、その
中国を愛しなさい!という考え方・・。

その上で、1995年の反ファシズム
50周年記念に参加して以来、抗日戦争
勝利記念日とともに反ファシズム戦争
と結びつけて盛大に祝い始め、ここから

「反日教育」

が始まったのだ・・。
実は中国に、そこまでは反日思想は
なかったのである・・。

しかしこれを掲げ、「反日教育」を
し尽したところ、今度は政府がもう
反日をやめたいと言う事はできなく
なった・・人民がそれを許さなく
なってしまったからだ・・。

よってそれを高めることにより政府の
求心力を高めていったというのが
現在なのである・・。

しかし、今回の弱った同胞を殺し建国
した歴史を、日本に戦争で勝利して
建国したという歴史の歪曲に賛同して
いるか?賛同していない?は参加する
国でほとんどわかる。

まず参加する国は先進国では、やはり
類は友を呼ぶ・・韓国とロシアという
平気で歴史を歪曲する事が日常茶飯事
の国くらいである・・(笑)

そして今日は、中国という国が「軍事力」
と「国家主義」を世界にひけらかし、
軍靴の音がよく聞こえた・・。

さあ、日本はどうする?
11日はやっと安保法制が成立する見通し
だ・・一応、日本もこれで最低限の
普通の国になれそうだ・・(^^*)