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歴史の歪曲を堂々と祝う中国という国【前編】

昨日の9月3日は、中国の

「抗日戦勝利70年」

を記念するという軍事パレードで、
中国にとって国の威信をかけた
一大イベントである・・。
しかし、さすがは歴史歪曲の国
である中国・・(笑)
その裏には中国がどうしても発表を
したがらない大きな嘘がある・・。

では、そもそも「抗日戦争」とは
どういう戦争だったのか?
それは、1937年から1945年まで
行われた

「日中戦争」

のことである。
当時、中国は「中華民国」という
国で「国民党」の蒋介石が実権を
握っていて、毛沢東が率いる
「共産党」と内戦が行われていた。
しかし、蒋介石率いる「国民党」
の軍隊が100万人に対し「共産党」
の軍隊は2万人だった。
武器が無いだけでなく、食料も
なく服もなく靴までもないので
なんと裸足で戦争していたという
状態だったので、このままでは、
「共産党」は滅亡するという事で、
このままではマズイという事で、
蒋介石に養ってもらおうと目論んだ
毛沢東は蒋介石と手を結んで、共に
日本軍と戦おうではないかという
「国共合作」という方向に転じる・・。

とはいえ「国民党」は日中戦争に
積極的だったにもかかわらず、
「共産党」は実は消極的だった・・
という形で日本軍との戦争においては
180度姿勢は違っていた・・。
なぜなら、この日中戦争中でも毛沢東
は天下を取りたいと思っていた。
よって「国共合作」の間も、長期戦を
見据え、画策していた。

普通なら、日本軍に勝って天下を
取りたいと思うところだが、そもそも
共産党軍は人数もおらず、勢力的にも
まだ弱い・・。

そこで、1937年8月の発言によると、
毛沢東は、

「70%は共産党発展のため、
 20%は国民党との妥協のため、
 10%だけを抗日戦争のために使え」

と命令していた。
しかし、そうやっている事は、大きな
戦いをすると目立ってしまうので、
抗日戦争のような大きな戦いをしては
ダメだと言う事で、日中戦争に対して
は、消極的だった・・。

やがて日中戦争が終わりに近づき、
日本軍が降伏し、中華民国が日中
戦争に勝利する。

その後、中国国内は再び内戦になる。
「日本軍」など「国民党」がやっつけて
くれればそれでいいと考えていた。
なぜなら「天下を取る」と言うのが
毛沢東の最大の目的であったから
「共産党」がやっつけたかったのは
「日本軍」ではなく「国民党」だった
からだ・・。

その結果、日中戦争で戦っていた
「国民党」が勢力を落としたのに対し、
力を温存しておいた「共産党」が、
勢力を伸ばしていくという形になり、
「共産党」が内戦に勝利し、「国民党」
の蒋介石は台湾へと敗走する事となり、
同時に「中華民国」も台湾へ移る事と
なり、中国には日本の降伏から4年後の
1949年に「中華人民共和国」が建国
され、毛沢東は

「建国の父」

となる・・。

という事は、お気づきだろうか?
1945年9月2日に日本が中華民国を
含む、連合国軍の降伏文書に署名を
する事になり、9月3日に蒋介石が
日本の降伏を受け入れた日が、

【抗日戦争勝利記念日】

となっているのだ・・。

そう・・【抗日戦争勝利記念日】に
日中戦争(抗日戦争)に勝利したのは
「国民党」軍だったのである・・。
その証拠に、実は毛沢東は蒋介石の
功績である「抗日戦争勝利」を祝う事
はなかったのである・・。

【後編】に続く・・!