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京都旅行<1>【伏見稲荷大社】

先日、家族旅行で、あんなに学生時代に修学旅行
で2回も行っている京都へ行った・・(笑)
しかし、金閣寺や銀閣寺の周りがあんなだった・・
とか、清水寺はあんなに登山モードだった・・
とか、予想通り何も覚えていなかった・・(^-^;(笑)

そして、今や、学校では京都&奈良という定番
処は修学旅行にはなっていないため、娘が
なんたって初めてなのと、親でも忘れた記憶を
取り戻すべく、今回は本当にベタな所を回る事
にした・・(^-^;(笑)

まずは不思議な事に、1泊も2泊も料金がほとんど
かわらないので、日曜日の営業終了後にそのまま
新横浜からのぞみで京都へ・・2時間ちょっとで
到着するので、23時過ぎにはホテルへ到着!

次の日は、朝8時頃の電車で、あの異次元に引き
込まれそうな無数の鳥居が並ぶ【伏見稲荷大社】へ!
最寄り駅のJR稲荷駅はすでにホームなのに、朱色の
【鳥居】があり神社っぽい雰囲気になっています・・。
京都のココが全国に約4万社ある稲荷神社の総本社
だそうで、本殿のある稲荷山全体が神域・・。
すなわち信仰の対象となっている・・。

朱色の【鳥居】がみっしりと連なってトンネルの
ようになっているあの有名な【千本鳥居】は、
ごめんなさい・・ひとつだけの列が千本並んでいる
ものなのかと思ったら、あるわあるわ・・左右に
分かれている所もあるわ、

大きい【鳥居】、

ファイル 2053-2.jpg
小さな【鳥居】、

ファイル 2053-3.jpg
また、さらに【お塚】に祀られた

ファイル 2053-4.jpg
小さな【鳥居】?

まで本当に【鳥居だらけ】・・(笑)
そして

ファイル 2053-5.jpg
【狐】

だらけ・・(笑)
なぜ【狐】なのか?色々な解釈があるそうですが、
狐は稲荷神の眷属神の立場なのだそうです。
ところで、この【狐】を良く見ると、口にくわえて
いるものがひとつひとつ違う事に気付きます・・。
その点については詳しく書いて下さっている方が
いらっしゃいましたので、以下引用を・・(^^*)
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お稲荷さんの狐さんの像が口にくわえているもの

よく氏子・崇敬者から時々、質問される内容で面白いものがあります。今回はその一つです。関西ではお稲荷さんと気安く言われるほど、稲荷信仰が盛んです。二月の初午の日は、伏見稲荷大社では、参道は参拝者で混雑するぐらいです。私どもの鶴見神社でも会社の邸内社の稲荷祭にご奉仕させてもらいます。

ところで皆さん、お稲荷さんの横に狐の像を見かけられると思います。その狐の像が口にくわえている物を見かけたと思います。狐の像が何をくわえているかご存知ですか。それが今回の質問です。

稲荷信仰は稲荷神社の御祭神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)が五穀や食物を司る神です。倉稲魂命は農耕神・穀霊神としての御神格が中心となってい ます。このため神使の狐像が口にくわえているものも、「稲霊」を象徴する玉であったり、さらに稲束を刈る鎌をくわえたものなどを見ることができます。

珍しいところでは、穀物を納める米倉の鍵をくわえている狐の像もあります。この像からは穀霊神であるのと同様に自家の米倉、つまり家財を守る神、家内安全、家業繁栄の神としての信仰も窺うことができます。
 
このほかにも京都の亀岡で見た狐の像は、経文をくわえたものもありました。中には仏教の法具をくわえたものもあるそうです。神仏習合のなごりがあるからです。稲荷信仰が仏教の影響を受けたものです。詳しく言えば、仏教の茶吉尼天(だきにてん)と習合した結果です。

印度における茶吉尼天は、胎蔵蔓茶羅外院南方に位置する鬼神で、六カ月前に人の死を知り、その心臓を取って食らうという恐ろしい女神でしたが、日本ではこの習合により福神化され、狐に乗った稲荷女神の姿が民間に広まったことによります。

 ところで「右と左のどちらの狐の像がこうしたものを銜えているか」ということですが、狛犬と同様に社殿に向かって右(上座)が口を開いた「阿(あ)」で あり、左(下座)が口を閉じた「吽(うん)」で、「阿吽」の対になっている場合は、口を閉じていることからも左の「吽」の方が物をくわえていることが多い と思います。
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神の遣いがたくさんいらっしゃるという事のようです。
で、なぜ、【伏見稲荷大社】は【朱色】なのか?と
いう事ですが、その点についてはこれまた書いて
下さっている方がいらっしゃいましたので、以下
引用を・・(^^*)
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稲荷神社の鳥居が朱塗りなのはなぜでしょうか。また、狐を稲荷神のお使いとするようになった理由についても教えて下さい。
稲荷神社は、農村部では五穀豊穣を祈る農業神として、また都市部では商売繁盛や病気平癒などの神様として庶民の篤い崇敬を受けています。さて、稲荷神社の社頭には、崇敬者から奉納された鳥居が幾重にも建てられていることがあり、殆どが朱塗りの鳥居です。
 朱色は生命の躍動を表すとともに、古来より災厄を防ぐ色としても重視されてきました。このため古くは御殿や神社の社殿などに多く用いられており、稲荷神社の鳥居の朱色もこの影響によるものと考えられます。
 一方、狐を稲荷神のお使いとすることですが、これは稲荷神の農耕神としての性格と関連するものと考えられます。この信仰は、イナリの語源をイネナリの訳 とするなど、田の神に対する信仰と深く結びついたものでした。田の神の信仰は当然のことながら、食物神でもある「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」と繋が り、稲の稔りの季節が近くなると、山から人里近くに現れるようになる狐の姿を、人々が神聖なものとして捉えたことによると考えられます。狐は稲の豊穣をも たらす山の神の使いであり、山の神は里に降っては田の神となるため、狐は田の神である稲荷神の使いということになるわけです。
 後には、食物神の総称とも言える「御食津神(みけつかみ)」が「三狐津神(みけつかみ)という記述をされることともなり、狐神に通ずることが一般的に語られることからも、稲荷神と狐の結び付きが連想されます。
 この他にも、春日の鹿や日吉の猿など多くの動物が神の使いとされており、こうしたことは自然との共存を大切に考えてきた日本人の信仰によるものと言えます。
神社新報 『神道いろは』より転載
平成十一年七月二十六日
第二五一六号
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ふむふむ・・(゚.゚)
という事でした!(笑)