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ばかばかしい結末になりそうな中学柔道必修化

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「大外刈り」禁止 中学柔道指針 試合は座った状態で 静岡

 4月から中学で武道が必修化されることに伴い、県教育委員会は重篤な事故が起きている柔道について、「大外刈り」を禁止し、投げ技を使った試合は行 わない、などとする安全指導指針をまとめ、各市町の教委に通知した。県内では平成22年、中学の柔道部で大外刈りを受けた部員が死亡する事故が起きたこと もあり、技の種類を制限する全国的にも厳格な内容の安全指針となった。
 県教委の指針は頭部外傷などの事故が予想される大外刈りは行わない▽投げ技を使う試合は行わない▽体格や技能の異なる生徒同士を組ませない-などとなって いる。投げ技を使わなければ、試合は座った状態で行うのみとなり、立った状態での試合はできないことになる。1、2年生については「投げ技は互いに約束し た動きの中で行うだけで、乱取りなどは行わない」と、より厳しい条件を課した。
 名古屋大学大学院の内田良准教授のまとめでは、22年度までの28年間に柔道中の事故により、全国で114人(中学39人、高校75人)が死亡。生徒10万人当たりの死者数も柔道は2・376人と、2位のバスケットボールの0・371人に比べ、突出している。
 県教委では「中学校では柔道の試合を全く行わないこともあり得る。礼に始まり礼に終わる柔道の精神は十分に学ぶことができる」と強調した。県教委によると 県内の公立中173校(政令市を除く)のうち、柔道を選択したのは約75%。武道の授業は、中学1、2年で計約20時間、選択制となる3年でさらに約10 時間行われる。
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あくまでもこれは静岡の一例だが・・ここまでして
【柔道】をやる目的ってなんだろう?
ここまで制限が入るなら、【柔道】をやる意味も
無いし【柔道】である必要性も無い・・。
やらない方がいいでしょう・・(笑)

【柔道】をやっていた人間として、【柔道】から学ぶ、
人間の体幹、人間のバランス、自分の力だけで何かを
するのではなく相手の力を利用する、受け身をきちんと
身につけていれば投げ飛ばされても痛くない・・と、
これは生活するにあたって、偶然起るかもしれない
出来事への予備知識としても、間違いなく覚えておいて
損の無い内容ではある・・。
その上で、今や日常では無くなった正座をする事だとか、
黙想する、精神統一だとか、礼に始まり礼に終わる・・
日常に自分の意志でやる機会がない昨今としては、
強制的にでも教えておく機会を与えるという目的だけ
だとしても【柔道】に限らず、【武道】は本当に
素晴らしいと思う・・(^^*)

ただし、【危険】という事で論じ、20時間しか授業が
ないという事を考えると、【受け身】などが時間がない
という事で端折られ、【受け身】がまだできていない
生徒がいるにもかかわらず、【技】の授業に進んで
いってしまったり、技を掛けられて相手が倒れたくない
あまり、我慢し無理な体勢で倒れてしまったり、完璧に
技が掛けられなかった際、そのまま体ごと相手と共に
倒れ込んだり(巻き込み)・・などの場合には、確かに
ケガする可能性が爆発的に高くなる・・。

じゃ、【剣道】か?というと、中学生の髪型を気にする
世代にとっては、防具をかぶる【剣道】は、なかなか
苦しいかもしれない・・(笑)
リスク的な事を考えると男女問わず無駄な力を使わず
効率良く相手を制する

【合気道】

とかの方が、安全で、且つ、日々の中で色々襲われたり
した時に使えると思うなぁ・・。
ただ、教えられる先生の経験者の数が【柔道】よりは
圧倒的に少なくなるとは思いますが・・(笑)

公園であらゆる遊具が【危険だから】と排除されてゆく
昨今・・もう自分で危険だと体験し、考えてゆく能力が
ない時代・・このショボい【柔道の授業】結末は、
仕方の無い話なんですかね・・(-_-;)(笑)