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66回を迎える【原爆の日】に考える

8月6日は1945年8月6日・午前8時15分に
アメリカの原子(核)爆弾

【リトルボーイ(ウラニウム型)】
(くわしくはこちら!)

が広島に投下され、高度約600m(580mと言われている)
の上空で爆発した日・・9日は1945年8月9日・
午前11時2分にアメリカの原子(核)爆弾

【ファットマン(プルトニウム型)】
(くわしくはこちら!)

が長崎に投下された日・・。

その8月6日に広島市、9日は長崎市で65回目の【原爆の日】
を迎え、先に、広島市にある平和記念公園にて

【平和記念式典(原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)】

が開催された・・。
今年は広島・・というよりも、福島原発による日本全土
放射能汚染後の【平和記念式典】という事で、過去の
65回とは全く違う状況下での開催・・。

正直、この国から【原発】が無くなるのは難しいと
思っている・・同時に毎年話すように人間が愚かで
ある以上【核兵器】が世界から無くなるのも無理だと
思っている・・。
66回【平和記念式典】をやっても未だに【核兵器】は
増える・・外交において【核抑止力】=【核恫喝用】
として、のど元に突き付ける刃としての【核】は、
間違いなく増え続ける・・世界に大きな発言権を持つ
常任委員理事国の全てが【核恫喝用】に【核】を
持っている、また一番わがままな国が【核兵器】を
一番持っているのだから当然だ・・。

オバマ大統領のノーベル平和賞になった【プラハ演説】
では、誤解している人達が多いが、アメリカとロシアが
【戦略兵器削減条約の交渉を行う】・・すなわち、もう
使わなくなり、無駄に経費だけがかかるお荷物的な粗大
ゴミでもある長距離弾ミサイルのような【戦略核】を
一緒に廃棄してゆきましょう!という事を宣言した
だけで、戦争の通常兵器としてに使うための【戦術核】
を廃棄するのではない・・。
逆に、それは同盟国の防衛のために、暗に【戦術核】を
持ち続ける事も【プラハ演説】では宣言しているのだ・・。
さらに【包括的核実験禁止条約(CTBT)】ですら
アメリカと中国は批准すらしていない・・。
そう・・アメリカは本気で【核】を無くそうとして
いるのではないのだ・・。
もちろん、イギリス、フランス、中国も沈黙・・と
いうより基本的に【非核】を世界は現実論として捉えて
いない以上、核軍縮などになる訳がない・・ただ単に
公使レベルでバランスを取っているだけである・・。

また、一番わがままな国が無茶苦茶な理由で戦争を
仕掛けても誰にも罰せない・・なぜならその国には
世界一の【武力】があるからだ・・。
だから、どの国も【武力】を強化する・・。
世界は全てが【敵】なのだからしょうがない・・。
日本においても、アメリカが日本のために何か言って
きてもそれはアメリカの【国益】のため・・どの国に
おいても何か日本に言ってくるのものは全ては各国
【国益】のためなのである・・。

やはりどこをどう見ても【平和記念式典】のたびに
66回目の絶望を感じる・・でもそれが世界・・。