先日、友人と急に閃いて、厚木の【ZUND-BAR】へ
ラーメンを食べに行ったなら、【B-1グランプリ】で、
見事優勝を果たし、一躍有名になった
【厚木シロコロホルモン】
を食べに行こう!という事で、厚木の有名店
【千代乃】
へ・・ものすごい数の取材を受けているようで、店内
は取材をうけた雑誌やテレビの画像が、これでもか!
と壁の至る所に貼りめぐらされており、うんざりする
くらいに異様な光景・・(-_-;)
ここまで、貼り巡らせてあると、
【この店・・こんなにまでしないと自信無いのかな?】
と得意の逆説を勘ぐってしまう・・。
でも、その後、その勘ぐりが当たってしまう事に
なる・・(-_-;) とまぁそれは後で書くとして、先に
七輪と炭が来てしばらくすると目的の
【シロコロホルモン(400円)】
が到着・・。
「んん・・こんなベチャベチャなのが
コロコロになるの?」
という一抹の不安を抱えながらも、女性店員から
正しい焼き方をレクチャーして頂く・・。
とはいえ、いきなり皿上のシロコロをまるごと
ドバっと網中央に乗っけてひとつひとつを何回も
焦がさないように裏返しを繰り返し、外周へ広げて
ゆくのだという・・。
「豚なので、よく熱を通してツヤが
出てきたら食べて下さい」
と教えて頂き、かなりこまめに裏返しをしないと
いけなく【シロコロホルモン】とは結構体育会系な
感じがした・・(笑)
でも、これが本当にきれいに焼ける・・。
焼けてくると、シロコロの全貌がわかってくる。
要は筒状態の豚の腸(シロ)を真ん中から開かない
で、さらにひっくり返した状態を筒状態のまま
切り刻んでいるという代物・・なるほど・・よく
考えるなぁ・・。
それを炭火の網の上でコロコロと転がしながら
焦がさないように焼いていくと、コロっと丸まって
くるため【シロコロホルモン】と呼ばれている
そうだが、確かにふっくらと膨れてきて、皮も
程よいツヤが出てくる・・なかなかきれいに
焼き上がるものである・・(笑)
でも、【シロコロホルモン】・・というかホルモン
全般に
【どこで食べていいのか?】
【どの状態が一番おいしいのか?】
については未だ良くわからず、なかなか食べ頃が
難しいです・・(^-^;(笑)
ひとまず特製の【辛味噌ダレ】で頂くのだが、
この【辛味噌ダレ】・・にんにくの利いたピリ辛
のタレで、シロコロの脂の甘さと共に何とも絶妙な
味わい!確かにおいしいです・・。
また機会があったら食べたいな・・と思いますね。
しかし、【シロコロホルモン】には満足したが、
先に書いた【勘ぐり】が当たった件だが、平日の
火曜日とはいえ、午後8時くらいの段階で、我々
2人しか客がいないのである・・(^-^;
しかし、それもそのはず・・店内に入っても
店主は店内に貼り巡らせてある写真のような素敵な
笑顔は一度も見せないだけでなく、店内の清潔感も
あまりない・・まあ、そこは百歩譲って
「ホルモンの店だから・・」
という事で目をつぶる事もできる・・が、なぜ
店員がいないのか?ビールや肉を追加したくとも、
無愛想な店主が外に気晴らしに行っちゃたりして・・
注文できなかったりして・・そう・・実は店内に
猫がおり、女性従業員は作業をしていない時には
その猫と一緒にいるためなのである・・。
猫を触って、呼ばれればそのまま接客をする・・。
そう・・品質の高い【シロコロホルモン】を
扱っていてマスコミに盛んに登場して有名!
という事以外は、すでに終わっている店なのだ・・。
マスコミに出る事でおごった店側・・そして
自分を含め、客側もマスコミに作られた有名店
という名の下に踊らされて後悔する・・という
典型的なパターンなのである・・。
これは非常に悲しい・・そして実にもったいない!
だって【厚木シロコロホルモン】は何も悪くない
のだ・・むしろ非常においしいのだから・・。
ただ、こんな店が【厚木シロコロホルモン】で
一番二番を争うという店なのだとするならば、
【厚木といえばシロコロホルモン】という栄光の
図式はすでに終わりを迎えている・・。
この事だけは本当に残念だ・・。