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厚木シロコロホルモン

先日、友人と急に閃いて、厚木の【ZUND-BAR】へ
ラーメンを食べに行ったなら、【B-1グランプリ】で、
見事優勝を果たし、一躍有名になった

【厚木シロコロホルモン】

を食べに行こう!という事で、厚木の有名店

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       【千代乃】

へ・・ものすごい数の取材を受けているようで、店内
は取材をうけた雑誌やテレビの画像が、これでもか!
と壁の至る所に貼りめぐらされており、うんざりする
くらいに異様な光景・・(-_-;)

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ここまで、貼り巡らせてあると、

【この店・・こんなにまでしないと自信無いのかな?】

と得意の逆説を勘ぐってしまう・・。
でも、その後、その勘ぐりが当たってしまう事に
なる・・(-_-;) とまぁそれは後で書くとして、先に
七輪と炭が来てしばらくすると目的の

ファイル 1566-3.jpg

【シロコロホルモン(400円)】

が到着・・。

「んん・・こんなベチャベチャなのが
            コロコロになるの?」

という一抹の不安を抱えながらも、女性店員から
正しい焼き方をレクチャーして頂く・・。
とはいえ、いきなり皿上のシロコロをまるごと
ドバっと網中央に乗っけてひとつひとつを何回も
焦がさないように裏返しを繰り返し、外周へ広げて
ゆくのだという・・。

「豚なので、よく熱を通してツヤが
          出てきたら食べて下さい」

と教えて頂き、かなりこまめに裏返しをしないと
いけなく【シロコロホルモン】とは結構体育会系な
感じがした・・(笑)
でも、これが本当にきれいに焼ける・・。
焼けてくると、シロコロの全貌がわかってくる。
要は筒状態の豚の腸(シロ)を真ん中から開かない
で、さらにひっくり返した状態を筒状態のまま
切り刻んでいるという代物・・なるほど・・よく
考えるなぁ・・。
それを炭火の網の上でコロコロと転がしながら
焦がさないように焼いていくと、コロっと丸まって
くるため【シロコロホルモン】と呼ばれている
そうだが、確かにふっくらと膨れてきて、皮も
程よいツヤが出てくる・・なかなかきれいに
焼き上がるものである・・(笑)

ファイル 1566-4.jpg

でも、【シロコロホルモン】・・というかホルモン
全般に

【どこで食べていいのか?】
【どの状態が一番おいしいのか?】

については未だ良くわからず、なかなか食べ頃が
難しいです・・(^-^;(笑)
ひとまず特製の【辛味噌ダレ】で頂くのだが、
この【辛味噌ダレ】・・にんにくの利いたピリ辛
のタレで、シロコロの脂の甘さと共に何とも絶妙な
味わい!確かにおいしいです・・。
また機会があったら食べたいな・・と思いますね。

しかし、【シロコロホルモン】には満足したが、
先に書いた【勘ぐり】が当たった件だが、平日の
火曜日とはいえ、午後8時くらいの段階で、我々
2人しか客がいないのである・・(^-^;
しかし、それもそのはず・・店内に入っても
店主は店内に貼り巡らせてある写真のような素敵な
笑顔は一度も見せないだけでなく、店内の清潔感も
あまりない・・まあ、そこは百歩譲って

「ホルモンの店だから・・」

という事で目をつぶる事もできる・・が、なぜ
店員がいないのか?ビールや肉を追加したくとも、
無愛想な店主が外に気晴らしに行っちゃたりして・・
注文できなかったりして・・そう・・実は店内に
猫がおり、女性従業員は作業をしていない時には
その猫と一緒にいるためなのである・・。
猫を触って、呼ばれればそのまま接客をする・・。
そう・・品質の高い【シロコロホルモン】を
扱っていてマスコミに盛んに登場して有名!
という事以外は、すでに終わっている店なのだ・・。

マスコミに出る事でおごった店側・・そして
自分を含め、客側もマスコミに作られた有名店
という名の下に踊らされて後悔する・・という
典型的なパターンなのである・・。
これは非常に悲しい・・そして実にもったいない!
だって【厚木シロコロホルモン】は何も悪くない
のだ・・むしろ非常においしいのだから・・。
ただ、こんな店が【厚木シロコロホルモン】で
一番二番を争うという店なのだとするならば、
【厚木といえばシロコロホルモン】という栄光の
図式はすでに終わりを迎えている・・。
この事だけは本当に残念だ・・。