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ロシアの戦略的外交(前編)

2月18日、【樺太(サハリン)】に日本の首相が降り立つ
という実は戦後初めての出来事・・。

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ロシア極東・サハリン州・・画像では向かって左上の下に
向かって飛び出している領土だが、紫色の部分は正当な
【ロシア領】であるが、実は下半分の白色の部分は、

【国際法上どの国にも帰属せず】

という部分・・。今の所、どこの国の領土でもないのだ。
今回、どこの国の領土でもない所をロシアが実行支配し、
ロシアが勝手につけた地名【プリゴロドノエ】で、ロシア
のメドべージェフ大統領と麻生首相の【日露首脳会談】が
行われた。
しかし、そもそも麻生首相が呼ばれたのは【サハリン2】
という日本の技術で作った液化天然ガス(LNG)の
加工施設の稼働式典に出席するというのが表向き・・。
生産されるLNGの約6割は日本向けで、3月末にも日本への
出荷がスタート、日本の総輸入量の約7%になるという・・。

だが、今回の麻生首相が【樺太(サハリン)】へ

【ロシアの大統領に招待されて来た】

という事は、最終的に領土問題で日本は実行支配した
【樺太(サハリン)】のロシアの立場を認めますよ!
という意味合いを持たせる事になってしまったという
ロシアの戦略的外交にまんまと乗せられた形であり、
ロシアの大きな成果になってしまった恐れがある事は
麻生首相はわかっているのか? さらに、

【<新たな、独創的で型にはまらないアプローチ>の
 下で北方領土交渉を行うことで一致した】

などと、暢気な事を会見していた・・。
もう何ヶ月かで終わる国民の支持率が10%もない首相が
こんなロシア側に有利になるような会談をしてどうする
つもりだ?ここでも末期症状の内閣の戦略も何もない
国益を損なう外交が見え隠れする・・。

中編へ続くよん!(笑)

■ロシアの戦略的外交(中編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1256