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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

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いつもは電車の中ではZERO-3で映画やドラマを観ているのですが、
ある時にヘッドフォンを忘れてバスに乗り、今日は電車の中を
どうしよう・・(-_-;)と憂鬱だったのですが、ひとまず何か
電車の中で読む本を買おう!と思い、綱島駅の前にある地下の
本屋へ行くと、ふと目に付いたのが

【2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? /西村 博之 (著) 】

そう・・あの有名な巨大掲示板【2ちゃんねる】&【ニコニコ動画】
の管理人【ひろゆき氏】の本。この本とは違うが、今、雑誌【SPA!】
でも【ひろゆき氏】が担当している【特捜!ネット炎上観察日記】
というコーナーがあるのだが、それは個人的にはなかなかおもしろい!
と感じていたので、この本もかなり興味を持って手に取った感じ・・。
結論から言うと、実は冒頭の項目の部分でこの本の表題の【答え】は
出ているという本で(笑)潰れない運営はひとまず予想通りだった・・。
が、そのままちょっと立ち読みしていると、その項目の最後に

【この本を読み終えたとき、結果的に、インターネットの本質を
 知ることになるかもしれません】

という一文に惹かれて即座に購入を決定!(笑)
しかし、最後の【あとがき】には、

【そんなわけで、この本のほとんどを書いた杉原さんに感謝です。】

と、書いてはいないけど、インタビューで作った本だよと隠さない。(笑)
本書でも所々に出てくる【身も蓋もない】という言葉がピッタリだ。
中盤で、結構辛口な佐々木俊尚氏までもが、本書の対談で

【西村さんの言っていることは、身も蓋もなさすぎてついていけない】

と語る・・(笑)
その通り、実際に読み進めていくと、【ひろゆき氏】のスタンスは冷静
というか、それを通り超えてすごい冷めているというか、ベタというか
【超現実的な目線】なのが、なかなかおもしろいのだ。(笑)
【ひろゆき氏】の反対側の理想論は、あの有名なインターネットの
希望に満ちた将来を唱えた【梅田望夫氏】の【ウェブ進化論】である。
だから、【Web2.0】を始め、なかなかわかりにくかった
【CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)】、
【API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)】なども
バッサバッサと切り捨てられており(笑)その理由も、実際は難しい
言葉や横文字でごまかされる場合が多い中、簡単な言葉で説明されている。
自分のようにインターネット歴は長いけど、新しく色々出てくるもの
について実は細かく知らない!って人間には、色々な事を知る事が
できると共に、個人的にはインターネットは【ただのツール】という
持論が正しいかどうか?は別にして、【ひろゆき氏】の語る究極な
【インターネットの本質】の、

【インターネットは別にたいしたもんじゃない】
【インターネットに明るい未来は無い】

という過度な期待がないという現実の自覚・・
夢物語と共に、そんな視点も大事かと思った訳であります。(笑)