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イーホームズ・藤田東吾社長のメール

最近、ヒューザーの小嶋進社長と犬山専務があらゆる
番組で釈明をしている。
その発言を素直に受け取っている人は少ないだろう。

反面、民間の指定確認検査機関「イーホームズ」は
姿を見せないままだ。
とその前に今回の耐震強度偽装問題は「イーホームズ」
の独自の監査で発覚した。
その「イーホームズ」は10/26に早速、国交省に
偽造問題について報告を終え、その次の日の10/27に
「イーホームズ」「ヒューザー」「エスエスエー」
「スペースワン」「下河辺建築設計事務所」「森田
建築設計事務所」の建設会社4社と「姉歯建築士」に
よる約2時間の密室の会合が開かれている。
この時「イーホームズ」は前日に国交省へ報告した
事は、あえて隠してこの会合に出席したという。
で、今朝の<みのもんたの「朝ズバ」>。
「朝ズバ」に2005年11月27日・19:21付で
「イーホームズ」の藤田東吾社長からEメールが届いた
という。その内容が番組で全て明かにされていた。
その中に10/27の密室の会合の状況が克明に記されていた。
その内容に「やっぱりな」と、予想通りのやりとりが
行われていた。

「2時間にも渡る打ち合わせの席では繰り返し繰り返し、
 いかにして隠蔽する必要があるのか、その方法とか
 お金の話とか、ばかりが小嶋社長の口から出た次第
 でした。」

という藤田東吾社長がうんざりした様子が手に取るよう
にわかる・・そこに出てくるヒューザー小嶋社長の
セリフの数々は本当にすごい!

「イーホームズが見抜いたからといって正義感を
 通して何の意味がある。」
「もし公表するなら、イーホームズだけが見抜けなかった
 として徹底的にたたく」
「ヒューザーは年間売上が120億で、利益は20億ある。
 私は金はある。何人も弁護士を使ってたたく」
「客から問われればイーホームズが不適法な審査を
 行ったからと申す。3年間見過ごしてきたんだから
 公表を遅らせる事もできるはず。」
「倒壊してから調査をした結果、構造上の耐力が
 少なかったかもしれないと言えば良い。その方が
 役所も都合が良いのでは?お願いします。」
「もし公表するにしてもアローアンス(猶予期間)を
 くれないか。」
「2月に竣工し3月に引き渡す予定の船橋の2物件に
 ついては、せめて引き渡し入金回収後に公表してくれ。」
「正義を遠そうとすると売るに売れない。」

と、これを読まなくても誰もが気付いていると思うが、
ヒューザーの小嶋社長は相当の「狸」である。
しかも、今回のイーホームズの藤田社長のメール内容が
正しければ、「客が死のうが倒壊してから考える」
というとんでもないセリフを発言した事になる。
さらに、今現在、メディアでヒューザーが名指しして
たたいているのは明らかに「イーホームズ」である。
そこをみても、このメールは真実味を帯びる。
以前にも小嶋社長は住民説明会で

「皆さん、私が倒れたらあなたがたに何の保証も
 できなくなるんですよ」

という脅しともとれる発言をしていた事は有名だ。
さらにテレビでも

「阪神淡路大震災の時にもたくさんのビルが倒れた
 じゃないですか!あの中にはいいかげんなビルも
 あったはずだ。なのになぜ私だけを君らは悪者に
 してたたくんですか!」

と、携帯電話を電車の中で使っているのを注意したら
「使っているのはオレだけじゃないじゃないか!なのに
どうしてオレだけ注意するんだよ!」という中高校生
レベルのの逆ギレと一緒であるところからも、頭の
程度は大したこと無い。
さらに小嶋社長とパーティ券(2万円)を50枚購入
して献金癒着している伊藤公介元国土庁長官が、
小嶋社長を11/15に国交省幹部に紹介している。
なぜ、議員を介して国交省の幹部と会わないと
いけないのか?
すでにイーホームズが国交省に報告しているのだから、
報告をしにいったのではない事は確かで、そうなると
「配慮してくれ!」とお願いしたとしか理由は
みつからない。
さらに、姉歯さんとは「今回が初めて」というが
10/27の密談で

「姉歯は木村建設が池上の時に連れてきたんだよな」

と言っていたという。そうなると、今までメディア
で話してきた

「姉歯とは今回が初めて」

というのは全くのウソ。
さらにイーホームズのメール内容が本当なら、メディア
で流れている小嶋社長の釈明も全てウソとなる。
とんでもない話だ。
いずれにしても、10/27の密談ではヒューザーの恫喝
が続いていたという所からも、圧力をかけていたのは
ヒューザーであろう。
まあ、そのうち明らかになる事だろうけどね。