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女王の教室

7月より新しいドラマが始まりました。
見る前から、おもしろそうなのをピックアップして
いたが、いつも通りどれもピンとこない。(笑)
その中、日テレ・21時(土)「女王の教室」は
第一話は見ようと思っていた。

と思って先週の土曜日いよいよ第一話開始!!
いやいや

「悪魔のような鬼教師に小学6年の子供たちが
 戦いを挑んだ一年間の記録」

なんてクレジット&ナレーションから始まり、
期待通り強烈な第一話!こういうラストが全く
見えてこないドラマはうれしいですね。
毎週月曜日にテストを行い、クラスで一番テスト
の成績の悪い2人が

「クラスの人が、余計なことを考えずに、勉強に
 集中出来るよう、週番、給食当番、掃除当番、
 うさぎの世話などの、雑用を全部やってもらいます。
 逆に、成績上位の人には特権を与えます。成績の
 いい順にそのロッカーを使っていいし、一時間目
 の授業に間に合えさえすれば、朝礼や、朝の会に
 出なくても構いません。」

という成績主義で

「おろか者や怠け者は差別と不公平に苦しみ、賢い者
 や努力した者は色々な特権を得て、豊かな人生を
 送る事ができる。それが、社会というものです。」

「イメージできる?彼らはこうしている間にも、
 あなたたちが経験した事のないような裕福な生活
 をし、決して手に出来ないような、特権やサービスを
 受けているんです。病気になれば、順番を待たずに、
 一流の大学病院の診察を受けることが出来るし、
 朝から並ばなければ手に出来ないようなゲームだって、
 簡単に手に入る。ディズニーランドだって、特別の
 出入り口から入って、人気のアトラクションだって
 並ばずに、乗る事が出来るんです。日本という国は、
 そういう特権階級の人たちが、楽しく、幸せに暮ら
 せるように、あなた達凡人が、安い給料で働き、
 高い税金を払う事で、成り立っているんです。
 そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を
 望んでいるか知ってる?
 今のままずーっとおろかでいてくれればいいの。
 世の中のしくみや、不公平
 なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て
 何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを
 大人しく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に
 危険な所に行って戦ってくればいいの。」

と強烈な持論の展開をする。給食のカレーをこぼすも、
給食室に行って残ったカレーを貰って来る事は許さず

「残ったカレーを配って。最初は私に。あとは成績順に。」

と・・・(笑)さらに

「日本の食料自給率は、世界で124位です。もし、
 アメリカや中国といった農業大国が不作になって、
 輸入がストップしたら、飢え死にするしかないのよ、
 私達は。それを考えたら、食べ物を粗末になんか
 出来ないはずなのに、日本人は、大量に輸入した
 食糧の2割以上を無駄に捨ててるんです。好き嫌い
 ばかり言って、平気で給食を残すあなた達のように。
 恨むんなら、ドジなこの2人と、テストでいい成績
 を取らなかった愚かな自分を恨むのね。」

とガンガン強烈な持論を展開する・・・(笑)
また、マトリックスのような衣装を身にまとう「阿久津真矢」
という先生・・この先生役の天海祐希がたまらない!o( _)o
で、たまらないだけでなく
その「阿久津真矢」には謎が多く、2年間のブランクの
謎・・この先生について言葉を濁す校長先生始め多くの
先生達から感じる2年間のブランク以外の過去の謎・・
その他に、最初の登校の時から何度か出てくる

「白い蝶」

の謎などなど、最後はどんな締めになるのか?かなり
興味が湧いてきました。
また、先生モノとしては「金八先生」が有名だが、
「金八先生」に出てくる生徒達とは比べモノにならない
位に、この「女王の教室」の子役達がうまい!
これはこのドラマのリアルさに大きく貢献している。
脚本は「ママハハブギ」「ADブギ」「予備校ブギ」
「十年愛」の遊川和彦さんですが、これらは個人的には
全くおもしろくなかったドラマ。
それだけに不安は残りますが、第一話は合格!
全てにおいてこの先楽しみです。