記事一覧

キャッシュレスの世界の鍵は手数料

******************************
凄い勢いで進む中国のキャッシュレス社会、既に想像の遥か上に到達
中国のコンビニでの決済手段現金は11%しか使われていないそう
******************************
読んでみると飛行機の搭乗みたいな

「QRコードで決済」

を中心に、確かに日本の現金主義を
考えると、本当に凄いレベルで、
日本が圧倒的に遅れている感満載
である・・(^-^;

でも、小さな店で商売をやっている側の
人間としては、ちょっと言いたい事も
あるかな・・(笑)
事業者の立場で結論から話すならば、
記事にあるような中国の環境・・店側
の支払い手数料が1%以下、さらには
0.38%、アリペイはもっと低い・・なんて
レベルになってくれれば、言っちゃ悪いが
日本も急速にキャッシュレスに傾いて
くれるよ・・(笑)

この【10倍】の手数料だから正直な所、
普及しないだけだよ・・。

日本ではキャッシュレスが何で末端の
小さな店には進まないのか?何が本音?
っていえば、まずは中国と違って日本
での偽札の可能性がメチャメチャ低い為、
国民自体の現金の信用度が非常に高い。

更にはいわゆる強盗などで現金を
奪われる事例が商売をやっている
ほとんどの人に皆無である環境下で、
クレジット環境を導入すると3%ちょい
の手数料、しかも消費税8%が加算された

「支払い金額全額」

に手数料がかぶさるという事ですから、
事業者側としては、単純に消費税を
12%取られる環境と同じ感じになる。
この先、消費税が10%になろうものなら、
実質事業者負担は15%レベルになる訳
である・・。
さらに、口座にカード会社がお金を
振り込む時の手数料も取られたりする
システムだったりすると、店側負担の
パーセンテージは20%近くにもなる
可能性すらある訳で、

「なら、現金だけの取り扱いでいいよね」

って結論で、なかなか導入が難しいのだ。

コレが大きく切り替わるとするならば、
個人的には、やはり中国のような破格の
手数料になるのが先決で、そこがクリア
できただけで急速に日本のキャッシュレス
が進むだろう・・。

個人的には。0.38%以下になって、
スクエアみたいに全てのカードがiPad
やiPhoneとかでの決済が出来るように
なるのなら、おつりの為の小銭やお札を
両替の為に定期的に銀行に行かなければ
ならない方が面倒になるので、現金での
扱いを無くすかもしれない・・(笑)

でももしかしたらそんな事とは別な所で、
日本は小さな店というのは、消費税を
払っていない売上1000万円以下の店
などは、複式簿記にすらしていない
事業者が多い・・。
ただでさえ、複式簿記で税務署に丸見え
の会計になるのを嫌がる輩はとても
多い・・(^-^;(笑)
そこを考えるならば、キャッシュレスは
「脱税」がしにくくなる側面があるため、
そこまでの体たらくな事業者は、その側面
からも間違いなくキャッシュレス対応など
やりたくない!という結論になる・・(笑)

小さな店の根本からの意識改善が必要な
日本を考えると、中国に追いつくのは
到底無理だろうなぁ・・。