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小金井市ストーカー事件判決

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小金井ストーカー判決
(毎日新聞・2017年2月28日)
 東京都小金井市で昨年5月、芸能活動をしていた大学生の冨田真由さん(21)を刃物で刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂罪などに問われた群馬県伊勢崎市、無職、岩埼(いわざき)友宏被告(28)に対する裁判員裁判で、東京地裁立川支部(阿部浩巳裁判長)は28日、懲役14年6月(求刑・懲役17年)を言い渡した。
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まだ刑の確定はしていませんが、正直、
人が死んでないと、このレベルの判決に
なってしまうのか・・と第三者ながら
無力感を感じる・・(-_-;)

じゃ、検察の求刑通りの17年なら良い
のか?というと、やはりそれでも誰も
満足はしないんだろうなぁ・・。
もちろん司法は感情的になってはいけない
のだけれども、個人的には、こうした

「疑惑の事件」

とかでなく、ほぼ

「冤罪の可能性がない事件」

しかも、こういう殺人に等しい人の一生を
奪うような悪質な事件は例外であっても
「死刑」・・いや、被害者だけが一生を
奪われる結末だけでなく、

「こいつの一生も奪われる判決」

にして欲しいわ・・(-_-;)

つうか、もうこのレベルの事件を起こした
人間に「再生の道」はいらんでしょう・・。
悪いが多くのみんなが「死刑」でいいと
思っているはずだ・・。

ま、感情論はここまでにして、正直、この
事件、最後まで本当に難しいと感じる・・。
先に書いた感情論のように被害者の感情に
寄り添う事だけに意見が偏りがちだが、
裁判というのは被告人側の事情も考慮しない
といけない・・。

報道によると、まず「謝罪の言葉がある」
事、そして「前科が無い」事、そして
「父親が監督を約束した」事、さらに
「200万円の被害弁償を申し出ている」事
などが考慮されての判決らしい・・。
その割には今回の事件の量刑は実は結構
考えられていて、普通、判決としては求刑
の7~8掛け、しかも殺人事件ですら、
5年~死刑と実は幅広いので、それから
考えると、今回の事件は殺人ではない割
には量刑は重めなのである・・。
とはいえ、もし確定しても模範囚であれば
刑期の3分の2つまり約9年位で仮釈放が
認められ出て来られるらしい・・(-_-;)

しかしそうは言っても、この裁判で悪意
を持って言うならば、14年の刑期が怖く
なければ、30何カ所も刺す事が可能だと
いうことも証明されてしまった・・。
自分の人生を棒に振って相手の人生を
狂わせたいたら今後真似してやる人が
出てくるかもしれない訳だ・・。

個人的には真似したら大変な事になる、
例えば強姦での判決なら局部切断&性欲
を起こさない薬を強制的に一生打たれる
とか、今回のような事件は同じ回数刺さ
れるとか、復習を考えているかもしれ
ませんから、ナイフは使えないように
両手切断とか・・。
そんな警告的な判例が何か欲しい気がする
のだが・・。

裁判とは本当に難しいな・・(-_-;)