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安全保障の「セロリスク」は放置でいいの?

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北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射 発射期間変更初日に強行 核実験に続く挑発
(2016.2.7・産経新聞)
 【ソウル=藤本欣也】聯合ニュースによると、北朝鮮が7日午前9時(日本時時間同9時半)ごろ、北西部の平安北道・東倉里(トンチャンリ)にある発射場から、長距離弾道ミサイルを発射した。長距離弾道ミサイルの発射は2012年12月以来。金正恩(キム・ジョンウン)政権は1月6日に「水爆実験」と称して核実験を強行したばかり。国際社会の対北制裁強化の動きに反発し、さらなるミサイル発射や核実験に踏み切る可能性もあり、朝鮮半島情勢は緊迫の度を増している。
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特に北朝鮮の味方・・とかいう訳じゃ
ないけど、この【長距離弾道ミサイル】
という決めつけ報道の大合唱に
大いなる違和感・・(^-^;

いわゆる、

「弾道ミサイル技術を使ったいかなる発射も禁じる過去の安保理決議に違反する」

との事だが、そもそもロケットとミサイル
って何が違うのだろう?(・_・?)

なので気になってちょっと調べてみると、
ひとまず技術的には兵器としてのミサイル
と人工衛星打ち上げ用のロケットは、共通
の技術を使用しているそうで、その上で

「誘導装置の有無」

だとか

「軍事利用か?平和目的か?」

だとか、どうも

「それまでの背景」

で、ロケットなのか?ミサイルなのか?を
決めつけるようで「厳密な」定義は無い
ようだ・・。

今回の北朝鮮の場合は、1月6日に4度目の
核(水爆)実験を行い、今までも「核実験」
と「衛星打ち上げ」を、ほぼ同時期に実施
してきているために今回も挑発していると
みなされ、【ミサイル】と判断されている
ようだ・・。
しかし、ミサイルは重力に従って放物運動
するものらしいから、宇宙で軌道に乗って
落ちて来ないのですから、北朝鮮が言って
いた通り「人工衛星」という判断になると
思うんだがな・・(笑)

で、今回をマスコミや安保理が言うように
【長距離弾道ミサイル】として、考えたと
しても、そもそも日本が「国として」騒ぐ
意味はほぼほぼ無いよね・・。
今回の標的は間違いなく日本ではないし、
ミサイルがこんな暢気に打ち上げられると
日本国民に思わせるのも良くない・・。
日本が怯えるべきものは、既に300発程
日本に向けて配置されているとされる

【ノドン】

であり、こっちは1発だけ打ち上って来る
代物ではなく、複数発飛んで来る・・。
マスコミは本気で北朝鮮のミサイルの脅威
を日本国民に伝えたのならば、そっちも
同時に報じるべきだ・・。
今回の【長距離弾道ミサイル】発射は、
むしろ日本、韓国以外の国が危ない訳で・・。

でもさ、いつも思うんだけど、日本の
国会前で騒ぐ人達はさ、原発とかには
「ゼロリスク」をしっかりと求めるのに、
こうした他国からの攻撃の恐れに関する
安全保障の事へは「ゼロリスク」を求め
ないのは、なぜなんだろう?(・_・?)
さっぱりわからないわ・・(爆)●~*