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どんぶり勘定に群がる旧政治体系の亡霊

まるで初めから知っていて、あらかじめ
女性の地位を落とす目的のシナリオが
あったかのような安倍内閣の目玉看板
女性閣僚がダブル辞任!(笑)

それにしても、ひどいレベルだな・・。

松島法務大臣のうちわ事件なんて
実にばかばかしい話である・・。
そのばかばかしい話を法律の最高
立場である法務大臣の立場で、
真顔でやってしまうのだから、やはり
バカだとしか言いようが無い・・。

しかも、元・朝日新聞だし・・(-_-;)

もう派閥が消えてきたとは言うものの、
自民党にはアドバイザー的な人間は
全然いないのか?

それに合わせて、小渕元大臣の顛末・・。
こんな簡単なレベルの話が大臣の
候補調査の【身体検査】段階で
わからなかったのか?と、今更??
というような馬鹿馬鹿しさ・・。

そもそも【身体検査】はどのように
行われているのか?

【身体検査】とは原則として内閣府に
ある内閣の重要政策に関する情報収集
や分析などを行う

「内閣情報調査室(以後、内調)」

を中心として調査をする・・。

その際に調査を警視庁の警備局、
そして全国の警察などに委託する
わけだが、内調が一番気にする
ところは、当たり前だが過去に何度も
何度も出て来る金の問題の根幹である

「政治資金収支報告書」

の内容・・。

いわゆる政治資金の問題である。

その中において計算的に整合性が
保たれているか?
その次に外国人や外国人がトップに
立つ企業からの献金などがないか?
など、そうした事を念頭に、

「政治資金収支報告書」

においては、最低でも直近の2年間
をチェックするとされている。

さらに、暴力団関係者や問題のある
関係者との交流がないかどうか?
週刊誌等含めスキャンダルや
異性関係の噂の真偽、海外で行った
際に、問題のある人間や変な人間との
接触はしていないか?同時に、中国
などで多いハニートラップなどに
あっていないかどうか?
そういうチェックまでやっていくと
されている・・。

ただし、小渕元大臣の場合は
過去にも大臣経験があるので、
その辺はある程度スルーしたとしか
思えないのと、こんなにも多額の金が、
しかも幼稚園児みたいな理論の
収支報告書が平気で出てくるという
事は、お父さんの地盤や関係者を
継いだという事ですから、まぁ

「お金の事は私たちにお任せください」

といった感じで、優しそうな顔した
「伏魔殿」みたいな権力的な奴が
いるんだろうから、その連中にして
みれば、逆にお父さんの時の経験
から、自民党は大臣経験があると
かなり緩い審査しかない事が
わかっていたので、2007年頃から
動き始めた感すらあるな・・。

その裏付けとして、小渕大臣の
辞任会見でびっくりする内容の事を
語っていた。

「(観劇会の収入と支出について)
 今回様々な調査をし始めたところ、
 ここから先の事については私の
 事務所や後援会による調査では
 多分わからない。しっかり第三者を
 入れて調査をしないと解明できない
 と思っています。」

と言う言葉・・。
なんと!小渕元大臣本人が見て
わからない・・というレベルなどは
遥かに超越して、事務所や後援会
でもわからないレベルの「収支報告書」
であるという事実・・。

同時に、これだけ複雑怪奇である
という事は、小渕元大臣は、本当に
今まで「収支報告書」を1度も確認を
した事が無かったんだろうな・・。

でも、実際には自分たちに例える
ならば、【確定申告】・・小渕元大臣が
1人での確認では大変な時間が
かかるでしょうが、会計士か税理士
立ち会いの元、「収支報告書」の責任者
が説明をしながらなら1~2時間も
あれば確認が出来ると思うんだがな・・。

しかし、その責任ある立場の方々の
姿が、実に衝撃的だった・・。
あるテレビ番組で「収支報告書」の
作成において代表責任者である
小渕優子後援会の蟻川七郎次会長は

「今現在、私自身もわからないんです
 けどね、なんで記載されなかったのか?
 うっかりしたのかどうか?内容を
 これから聞いてみようと思っている。
 今現在は分かっておりません。」

と「収支報告書」の代表責任者自身が、
なんと内容を把握していないという・・( ゚Д゚)ハァ?
また作成担当者となっている田中
邦雄氏は、もっとふざけている・・。

「その時に名前だけ貸してくれよ!
 という形だったと思う。ほとんど覚えて
 いない。 だって知らないんだもん。」

このまるで他人事のレベルが凄い!(◎_◎;

まあ、この旧政治が甦ってきたかの
ような体たらくぶりを見る限り、
なんだか、何となくだけど、

「お父さんの時からこうだったんだから、
 私たちに任せとけば大丈夫ですから・・」

というような強烈な旧政治的バック
ボーンがあって、小渕元大臣が
改善したくとも、

「田舎は昔からのやり方があるんです!」

みたいな感じで、言い出せなかった
部分もあったのではないかと2世議員
の難しいところだなぁ・・なんて
気の毒な気もしたのだが、小泉氏の
息子などは本当にしっかりしている(笑)

となると、やはり小渕元大臣の資質、
そこに旧政治手法を求める伏魔殿
のようなバックボーンの人間達の資質、
議員に旧政治体系の形でたかる
支持者の資質があるんだろうな・・。

という事は、やはり小渕元大臣&
選挙区は、未だにこんな旧体制の
選挙区活動をしているからこそ、

「ちょっとくすねる位ならいいだろう・・」

と数字の整合性しか見ない事を逆手
に取って横領したらバレちゃった・・・感
が強いだけに、小渕元大臣は本当に
悔しいだろうな・・。

でもそれも含めて議員の責任である
事は前から分かっていた事・・。
そして、確定申告もそうだが、税務署
に指摘されない限りは、その申告は
全て正しい・・。
今回も誰かに指摘されないければ
全て正しかった訳だ・・。
さながら、適当にやっていても指摘
されなかったどんぶり勘定に群がる
旧政治体系の亡霊達にやられた
小渕元大臣・・。

とはいえ、小渕元大臣が全てに
おいて甘かった・・という結論は
変わらないんだけれども。。。