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障害者の敵は障害者という複雑さ・・

7月下旬に、さいたま市の全盲の男性(61)が
飼う盲導犬が、鋭利なもので刺されたとみられる
ケガをしていた・・なんて報道にかぶさるように、
埼玉県川越市の盲学校へ通う全盲の女子生徒が、
通学途中にJR川越駅改札前コンコースで何者かに
脚を蹴られる被害に遭った・・という事件・・と、
立て続けに【弱者】を狙った事件が発生した・・。

盲導犬の事件は、まだ捜索中だが、川越の全盲の
女子生徒の事件は、防犯カメラもきちんと人物を
捉えていたのと、目撃者も多かったために、
すぐに特定され逮捕された・・。
しかし逮捕してみると、44歳の受け答えが
困難なくらいの【重度の知的障害】の男性・・(^-^;

お客様を通して【知的障害】の方々を何人か
見て来ているが、どちらかというと、子供と
同じレベルで、決まった行動(同じ道で会社へ
行くみたいな)ならば、そんなにおかしな事は
しないという個人的な認識・・。

黄色の【点字ブロック】も【白杖】も全盲の方々
にしてみれば、社会に出るために必要な物では
あるが、これを【重度の知的障害者】にまで
認知させるのはかなり困難であろう・・。
逆に、今回の事件も【重度の知的障害】の男は、
別に悪気は全く無く、知的障害者側からしたら、
いきなり棒で足をイタズラされ、転倒した・・
となると、かなりビックリしたのと、その衝動
から沸々と止められない怒りみたいなものが
吹き出して来て、今回の事件になった事も
安易に想像できる・・。

【障害者の敵は障害者】

という新しいステージ・・。
仮に、全盲の側が【白杖】が当たって怒られて、
謝罪をしても、今回のように通用しないケースが
ある事がわかった訳で・・。

となると、もしかしたら新しいステージなのでは
なく、犯人が逮捕されるまでに、色々な形で
マスコミを通して語られていた、障害者への
嫌がらせのような些細な事件も、健常者との
トラブルはそんなに無く、どちらかというと、
知的障害者、精神的疾患者あたりなのかも
しれないな・・。

まあ、通常は【白杖】が当たって怒る健常者は
いないと思うんだな・・いるとしたら、やはり、
健常者の部類の中でも、健常者の枠に入れたくない、
肩がぶつかったくらいで激高する精神的におかしな
人間達位だと思うんだな・・(笑)

でも、言葉は悪いけど、犯人が健常者でなかった
というのは正直ちょっと救われた・・(^-^;