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「マスコミにどこまで伝えさせるか?」を小保方晴子博士に学ぶ

小保方晴子博士が発見した万能細胞は

【STAP(スタップ)細胞】

という体の細胞に酸性の溶液で刺激を与える
だけで、人工多能性幹細胞(iPS細胞)と
同様な、あらゆる組織ややがては臓器に
なれる「万能細胞」・・いわゆる

【幹細胞→人間の体の色々な部分の形成】

をする事が当たり前で、

【人間の現在の細胞→幹細胞】

になる逆の理論はありえない!とされていた。
それを、受精卵に近い状態に逆戻りする性質
(初期化)があることを証明し、

「動物の細胞は外からの刺激だけで万能細胞にならない」

という通説を覆す、まだマウス実験でのデータ
だが、本当に凄い画期的な発見である・・。
そして、さらにガン化しないというのだから、
いやいや希望が高まる・・。

我々の業界においても、毛髪の再生に
つながる・・もしかしたら、毛母を若返
らせる事ができるかもしれない可能性が
出て来た訳ですからね・・。

しかも、

「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄している」

と言い続けていた「Nature」に、何度も
何度も実験を繰り返してチャレンジして
いたなんて、本当に素敵な話が出て来て
嬉しく思っていた反面、

「え??」

と、もうすでに誰もが感じてるであろう、
タレントでもない小保方博士のプライ
ベートを「これでもか!」という程に、
しかも下劣に報道するマスコミに対し、
とうとう理化学研究所は、異例の発表をした。

ファイル 2210-2.jpg

やっぱりこういう結末になる日本の
マスコミ・・(-_-;)

そりゃ、上には

「面白いネタになるものもってこい!」

と言われているから、マスコミも小難しい理論
を毎日流す訳にもいかず、文集や感想文、
その他モロモロのプライベートへ手を出さ
なくてはいけなくなるのは、仕方の無い事
なのかもしれない・・。

でも、100%マスコミが悪いのか?というと、
そうとも言えないだろう・・。
やはり、研究所での「かっぽう着」の姿を

「普通の女性とは違う!」

という形での絵を撮らせて、記者会見の場
では、休日の過ごし方や、ファッション関連、
デート、かもマイクを握っていた手の指に
はめていた指輪に関しては、小保方博士も
【ビビアンウエストウッド】であったという
事は、みんなに気付いて欲しかった
気持ちが、バックボーンにあった事は
否めないであろう・・。
そして、マスコミも

【ビビアンウエストウッド】

を好んでいたら、必ず

「この人はファッションにすごく興味のある人だ!」

と普通は感じるので、ファッションの話に
いかない訳がなくなる程、特異な
ファッションブランドですからね・・(^-^;

という事は、理化学研究所側も、ちょっと
ネタになるように誘導し、多くのメディア
に取り扱ってもらいたい!と思っていた部分
は無かったとは言えない訳で・・。

個人的には、マスコミを使うなら「なでしこ
リーグ」のように、もうちょっとこうした
研究にはお金がかかり、研究をさせて
もらえない実態があるので、その資金繰り
の大変さや、出資(をできるのか?できない
のか?は知らないが・・)を募っているなら、
募っている事だとか、もっと国に「こうして
欲しい!」みたいな要望とか、こうした機を
使ってもっとガンガンPRすればいいと
思うんだな・・。

でも、今のマスコミに毒された国民の
好奇心は、なかなかそれを許さず、
プライベートに興味津々な残念な現状が
あるのかもしれませんが、業界内でもっと
自制が働くようにはならないもんなんです
かね?