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やはり原発は止められない・・

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【断層ずれても運転可能に】抜け道づくりの批判も 原発で新基準導入
(2012年08月29日・47news)
https://www.47news.jp/47topics/e/233990.php
 原発直下に地盤をずらす「断層」があっても原発の運転を一律に禁止せず、継続の可能性を残す新たな安全評価基準の導入を、経済産業省原子力安全・保安院が検討していることが28日、分かった。
 保安院は従来「活断層の真上に原子炉を建ててはならない」との見解を示していた。新基準では、これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層について、原発の直下にあっても、ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば原発の運転継続も可能になるとみられる。
 だが「ずれの量の正確な評価手法はまだ完全ではない」(保安院)など課題も多い。新組織「原子力規制委員会」が近く発足するのに伴い解体される保安院による「安全規制の抜け道づくりではないか」との厳しい声も出ている。
 新基準は、保安院が作成中の「敷地内破砕帯(断層)の評価に当たっての考え方」。専門家の意見を踏まえ近く決定し、規制委員会に引き継がれる。
 日本原子力発電敦賀原発(福井県)や北陸電力志賀原発(石川県)では、原子炉直下の断層が活断層である疑いが浮上し、事業者が再調査を始めている。
 保安院によると、原子炉直下や原発敷地内の断層について/(1)/「地震を起こす活断層」(主断層)/(2)/主断層とつながるなど、構造的に関係する「副断層」/(3)/ 主断層、副断層以外で、ほかの地震の揺れでずれる恐れのある「弱面」 ―の三つに分類。
 直下の断層が主断層や副断層の場合は原発の運転ができなくなるが、弱面と分類された場合は、近くで起きる地震の揺れなどで生じるずれの量を予測し、原子炉建屋への影響を評価する。
 保安院は既に方針案を専門家会議に提示。委員からは「志賀原発の断層は、弱面に分類される可能性がある」との指摘も出ている。
 原発と活断層の問題に詳しい渡辺満久(わたなべ・みつひさ)東洋大教授(変動地形学)は「副断層と弱面を区別するのは容易ではなく、直下でずれが生じることに違いはない」と指摘。「解体直前の保安院が、駆け込みで“廃炉逃れ”の理由を考えているように思える」と批判している。
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驚いた・・(◎_◎;
もう無くなる保安院がこんな提案をしてくるとは・・。
しかし、良く考えつくな・・こういう知恵だけは・・(笑)
感心するよ・・┐('~`;)┌

でも、この新基準を提案してきたという事は、ほとんどの
原発の下に活断層があるから
なんだよね・・。
それは1980年代の反原発運動の時に指摘されていた事・・。
でも、まさか逆手に取ってこういう基準を作ってくるとは
個人的には想定していなかったな・・。
先日書いたこれと同時に、上記のこんな基準が認められる
としたならば、日本の原発は【危険】という事では、本当に
止められないなぁ・・と、改めて絶望を感じる・・_| ̄|○