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野田新内閣で日本経済は絶望かぁ・・

野田新内閣で一番気にしていた【財務大臣】・・。
今日は、新内閣の組閣が発表という事で、発表される
前の午前10時半位までは、様子見でちょっと上昇気味
だった日経平均株価・・。
午前10時半過ぎから、新内閣の組閣情報が本格的に
流れ始めると、失望感からか、途端に日経平均株価は
下げ始め【財務相に安住氏】のテロップ後、下落幅が
一気に広がり、後場にはさらに下落した・・。
普通は、新内閣の組閣日は【お祝い相場】も含めて
基本的に上昇するというのが通常だ・・。
しかし、お祝いどころか大幅下落という事は、

【失望下落分+普通は上昇するお祝い分】

までもが下落したと単純に計算する事にもなる訳で、
【日本経済回復】への道が閉ざされた新内閣への
市場の失望感は相当大きいと言わざるを得ない
・・(-_-;)

財務大臣に起用された安住淳氏と言えば、政治手法
でクローズアップされたというより、いわゆる
【討論会】的な番組でのメディア露出が多く、
クローズアップされていた人物で、自民党から
民主党へ政権交代する2年前の総選挙の時にも、
あらゆるメディアを使って

【財源はいくらでもある】

と連呼していた事で、記憶している方々も
多いだろう・・。

結果、政権交代後、いくら叩いてみても、財源が
全然出てこない現在、すでにこの時の認識ですら、
経済は【全くの素人】だった事を証明
している人物
なのに、今度は日本国のこの深刻な経済状況時の
【財務大臣】に起用である・・これにはビックリした
というより、【日本経済絶望】・・と、多くの人達が
唖然としたのではないだろうか?

同時に、その【日本経済絶望】の脇を固めるように、
国家戦略&経済財政担当大臣を兼務する形で元財務
官僚の古川元久氏を起用
・・。
もちろん、今回、日本経済が円高&デフレである中、
財務省の言いなりとなり増税を主張し民主党代表に
なった野田新首相は、その主張を民主党で支持された
という判断になる事から、政治的な流れとしても
【増税】を取り下げる事はできない
ので、完全明確な

【増税内閣】

がここに決定した・・_| ̄|○

では、なぜ財務省は増税をしたいのか?という事だが、
実は【デフレ】と【円高】というのは財務省的には
【増税】をするのに好都合なのだ・・。
なぜなら国民を騙そうが何をしようがどんな手を
使ってでも【増税】さえ導入できれば、その後、
何らかの方法で【デフレ】を脱却し【インフレ】に
切り替わり【円安】になれば、国民の所得が増え
税収がアップする上に【増税分】の税収までもが
アップする事ができる=自分たちのサイフが膨らむ・・。
よって、増税前の今【円高】が改善されてしまっては
自分たちのサイフが膨らまずに景気回復になって
しまうために旨みが全く無く困る
訳だ・・。
あくまでも【増税】後に【デフレ】【円高】解消
されなくてはいけないという図式が今後の政府思惑
という事なのだ・・(-_-;)

また、別な側面もあり、日銀にしてみれば、仮に
日銀が赤字国債を引き受けする事で、市場に円を
大量に流し、仮に【円安】になり【インフレ】に
切り替わり、日本経済が立ち直ってしまったら、
今までのちょこちょこと小出しにしてきた金融緩和
政策が全くの間違いであった事を証明してしまう
ので
今更一気に経済回復する方向性ではマズイという
日銀の思惑も増税を後押ししてしまう・・_| ̄|○

さらに、今朝のニュースなどでは、

【野田内閣は小渕内閣に似ている】

と随所で語られていた・・。
悪いが、小渕内閣は、小渕氏本人よりも政治的実力
は上で、いわゆる寝技までやっちゃう剛腕の

【野中広氏】

を官房長官に置き、その寝技のひとつとして公明党
を連立に組み込み、与党として仕事をさせる
という、
当時では驚きの手法を実現する・・。
さらに景気を良くするために、経済企画庁長官に、
堺屋太一氏を起用
しただけでなく、小渕氏の持つ
【大派閥】の力を遺憾なく発揮、積極的な財政出動や
減税を断行した
内閣で、野田新内閣はそのどれにも
当てはまらないだけでなく、全くの正反対の内閣
なのである・・。

こうしてみると、どれだけ日本経済に絶望的な内閣で
あるか?おわかりだろう・・_| ̄|○