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どうすればいいか誰も分からない・・って何だよ・・_| ̄|○

時間が無くて、録画はされていたが、なかなか観られ
なかった4/30深夜の【朝まで生テレビ(テレビ朝日)】。
テーマは前回と同じような原発と東北復興だった訳だが、
前回は、原子力関係でもない人間達の論議で無駄な
3時間だったのだが、今回はなかなか凄かった・・。
何が凄いって、23年前にもこの番組に登場し、強烈な
インパクトを与えた原子力の世界でも超推進派であり、
日本原子力技術協会の最高顧問である

【石川迪夫氏】

が、冒頭で、

【政府の発表は間違い。燃料棒は全部溶け落ちて
 しまっていると思う】
【どうすればいいか誰も分からない】

と発言、ぶっ飛んだ・・Σ( ̄ロ ̄lll)
震災で福島原発が放射能をまき散らしてから50日も
経っているのに、なんと、原子炉の中で何が起きて
いるのか?は【誰にも】わからず、全て【推測の域】
なんだ!という事を、超推進派の立場である日本
原子力技術協会最高顧問が明言した
のである・・_| ̄|○

いやいや・・まあ、ある程度やっている事をみれば、
個人的にもそれなりの想像はしていたが【明言】には
ビックリした・・。
石川氏は、どうせ「安全!安全!」的な発言を繰り返す
のであろう・・と思ってたら、意外にも上記のような
【悲観】した発言、正直驚いた・・(^-^;

やはり反原発の人間の言っていた通り、当初から
【炉心溶融】は起こしており、恐らく燃料棒も直角に
存在などしておらず、炉心の下にすでに融けてしまって
いるのだろう・・。
さらに、広瀬氏が指摘していた通り、この事故は電源が
戻れば大丈夫だった事故であった事も、石川氏の

【蒸気タービンが8時間動いていたので、その間に
 電気を引けばよかったのだ】

という発言で裏付けられた・・電源を復旧させずに
海水をかけた【人災】である事もハッキリした。

とはいえ、やはり「安全!安全!」的な発言は随所に
見え隠れはしおており、

【(福島で)20ミリシーベルトぐらいで避難させて
 いるのはおかしい。100ミリシーベルトまで安全
 なんだから帰らせたらいい】
【原発の作業員だって250ミリシーベルトまで大丈夫
 なんだから】

そんなに安全なのなら、貴方がそこに孫をも連れて
一族で引っ越してきて、ぜひ住んで下さいよ・・(-_-;)

そして、今住んでいるきっと素敵であろう家を被災者
に差し上げて下さいな・・。

さらに、浜岡原発はどうするべきか?については、

【浜岡原発はやめる必要はない。(地震に対して)
 強度はしっかりしている。マグニチュード9でも
 福島はもった。浜岡でも心配する事はない。
 津波は、電源さえきちんとしておけば大丈夫】

の主旨で発言・・挙げ句の果てには、

【例えばあの付近の海を(汚染など無視し)自由に
 使えるようにし、思い切った事故の処理を行わ
 なければ解決できない】

・・ってどんだけあんたらはエライんだよ?
まわりの海が日本だけのモノだなんて驕りの精神以外
の何ものでもない・・(-_-;)

上記の発言を、まるでカイジに出てくる【利根川】
を彷彿させる雰囲気であざ笑うかのような笑顔で
話すこのオーラというか威圧感は本当に凄い迫力
である・・(^-^;
確かに、この威圧感で発言されたら、原子力村で
反対意見を唱える事などできない=イエスマンしか
いなくなるという構図
が安易にわかる・・。

でも、ハッキリ言える事は、安全であると連呼して
きた原子力推進の人間達にも、現在の福島原発の
現状において【どうすればいいか誰も分からない】
のである・・。
そう、日本はなんと福島原発において、どうすれば
良いのかわからない【大博打】をしているのだ・・。
もうメチャクチャである・・_l ̄l●lll ガクリ

原子力推進の人間達が何もわかっていないのは、
反原発の人間達が怖がっているのはココで、
いざとなったら、こうして人間が手の出せない
制御不能な状況下に陥ってしまう発電方法なのだ
という事なのである・・少なくとも火力発電では
こんな状況には絶対に陥らないのだ・・。
そして、このように安全を連呼する原子力推進の
人間達が信用できないのである・・。

そんな中、5月6日に菅首相が

【浜岡原発のすべての原子炉の停止】

を表明した・・。
首相になって初めてまともな事をしたな・・(笑)
これは本当に実現出来たならば評価したいが、菅首相の
事だから、また、後から

【個人的な思いだった】

とか言いかねない恐れがあるので、まだ諸手挙げては
喜ばないでおく・・(笑)